ハワイ2日目、ワイキキの外れにあるアロハタワー・マーケットプレイスに行く。
さっそく「The Hawaiian Ukulele Company」というウクレレ専門店へ。
落ち着いた良い雰囲気の店ではあるが、ここにもカマカの姿はなかった。
「何かお探しですか?」若い日本人女性の店員が近づいて来た。
「あの....カマカはないんですか?」おずおずと尋ねる。
「ええ、今は品切れですね。ちょっと前には一杯あったんですけど」
「やっぱり、観光シーズンだからですか?」
「って言うか、先月フラダンスの大会があったんですよ。その見物だかなんかで、
日本から大挙してオバ様の団体がいらっしゃっいまして」
「はぁ」
「その方々が『カマロある?』って訪ねてらして。み〜んな買っていかれました。
カマカって、日本じゃずいぶん有名なんですねぇ」
カマカがワイキキに無かった理由、それはオバサン軍団による買占めだった。
それを聞いて、いっぺんにカマカへの思いが冷めてしまった。
「ハワイの人にはサニー・D(Sonny D)が人気ですよ。コアロハ(KoALOHA)も、
ウチではお勧めです」
サニー・Dはスタンダードタイプながらもネックが長く、ちょい初心者向けでは
なさそうだったのでパス。私の目は、数あるコアロハの中の一本に釘付けになっ
てしまった。深みのあるダークブラウンで、「これぞコア!」というルックス。
カラっと乾いたトーンで、低音から高音までよく伸びる。
結局、そのコアロハ・スタンダード(365ドル也)をお買い上げとなった。
The Hawaiian Ukulele Co.前にて/KoALOHA Ukulele Standardの勇姿
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