LA Talk with Eric Gorfain

「ところでエリック、先日メールで教えてくれた話を詳しく聞きたいんだけど」 「えーと、Page/Plantのニュー・アルバムの話?」 「そう。Drumsのマイケル・リーの家で聴いたんだって? それはどういういきさつなの?」 「えーとね、New Yearをロンドンで過ごしたんですけど、マイケルの家に遊びに行ったんですよ。  その時、彼から聴かせてもらいました」 「ほー、それはカセットテープ?」 「いえ、CD−Rでしたね。金色のやつ」 「トラックダウンしたもの?それともラフミックス?」 「マイケルは最終版だと言ってたけど、僕が聴いた限りではかなり生っぽい音だったね。  だから、後から少し手を入れたかも知れません」 「うわー、だったらそのCD−Rは貴重だね。で、肝心な曲なんですけど、どんな感じでした?」 「そう、最初に聴いた時、ドアーズみたいだと思いました。ダークでパワフルなロック」 「売れそうな感じ?」 「多分、彼らのファンは買うでしょう。キッズ達もね。でも、評論家はけなすんじゃないかな」 「それは、昔からだから(笑) 印象に残った曲ってあった?」 「エレクトリック12弦を使った曲があるんです。多分Gibsonのダブルネックだと思いますが、これ  かっこいいんですよ」 「それってアップテンポ?」 「いえ、スローですね。Jimmyのファンなら、きっと気に入ると思います」 「そう言えば、2月末に東欧でTourが始まるよね。あれにはエドは参加しないの?」 「ええ、彼は映画の仕事が入っていて、東欧には参加しません。でも、World Tourには参加する  と思います」 「じゃ、東欧はキーボードなしで演奏するのかな?」 「多分、臨時のミュージシャンを雇うんじゃないでしょうか」 「Tourの日程とか、もう決まっているのかな?」 「まだ、はっきりとは決まってないみたい。でも、マイケルは来年の3月までPage/Plantの仕事  をブッキングされてるそうですから、World Tourは絶対やりますよ。日本にも必ず行くと思い  ます」 「東欧はオーケストラは参加しないようだけど、それ以降のTourもオケ無しなの?」 「いえ、それは分かりません。東欧Tourでオーケストラを使わないのは、現地のミュージシャン  を集めるのが難しいからだと思います。それ以降のTourでは、オーケストラを使うんじゃない  でしょうか?」 「じゃ、日本でまたエリックのステージを見れるかも知れないね」 「ええ、僕も楽しみです」
「本多さんはLA見物はしないんですか?今週はNAMMショー(国際楽器展)もありますよ」 「いいねぇ〜。でも、昼間は仕事があってね。LA Forumは是非見たいと思ってるんだけど....。  ところで正式名のGreat Western Forumっていうのは、Great Western銀行がスポンサーだから  って聞いたんだけど、本当?」 「あ、そうですよ。最近は野球場とかにもスポンサーの会社名を付けるのが流行ってますから。  でも僕達は絶対スポンサー名なんて言わない(笑)LA Forumって呼びます」 「エリックはLA ForumでLIVEを見たことある?」 「昔、White Snakeのコンサートで行ったきりですね。あの辺はガラが悪いんですよ」 「White Snake!意外な感じだね。ファンなの?」 「う〜ん、昔は結構好きだったんだけど」 「去年、解散Tourで日本に来たよね。テープをもらって聴いたけど、なかなか良かったよ。  BassはThe Firmにもいたトニー・フランクリンだった」 「あ、僕、トニー・フランクリンと友達なんです」 「え、そうなの?」 「そうそう。でも、The Firmって1st Albumしか聴いたことがないんですよ」 「2nd Albumも結構良いのよ。1曲めのFurtune Hunterって曲は、昨年流出したXYZ音源の  マテリアルから作られたって話、知ってる?」 「えー、それ知りません。面白そうですね」 「じゃ、今度XYZとThe Firmのテープをエリックに送りましょう。トニーの分も送るので、  お会いする機会があれば渡してね」

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