電源うんちく話 その2
便利なもんだ
美しく安定した直流出力の電源を作るには、やや汚い直流をきれいな直流にしてくれ、なおかつ負荷が変ってもその美しさを持続するよう出力を調整する安定化回路というものが必要になる。便利なことに、この安定化回路はIC化されている。その代表格が三端子レギュレーターというやつ。だもんだから、容量の少ないちょっとした電源なら、三端子レギュレーターという非常に便利なICのおかげで、何も気にしなくても作れるようになったといって過言でないかもしれない。このICを使えば、配線に問題が無い限り「まとも」な電源が作れる。まさに三端子様々である。
三端子レギュレーターについては、こちらのページ(遊んで学ぶ電子回路)の、「11. 5出力実験用安定化電源の製作」を参考にしてみてください。
DCDCコンバータや三端子レギュレータの動作の基本であるリニアレギュレータについては、こちらのページ(電源回路)を参考にしみてみてください。
(ハムフェア94 クラブ出展物 '94 DCDCコンバータ設計入門より抜粋)