加速度センサで遊んでみよう その1       1/3

 

1.はじめに

    秋月電子で販売していた加速度センサADXL202Eが、なんか面白そうでしたので購入してみました。お値段\2kとちょっと高いのですが、いろいろな応用に使うことができそうで、なかなか楽しそうなセンサです。

    なんかいろいろな応用がききそうなこのセンサ、いきなり応用回路を組むのはちょいと無謀かなと、まずは簡単な回路でこのセンサの使用感というか、感触というか、そんなものを感じ取ることにしました。

     

2.加速度センサとは

      加速度センサは、その名のとおり加速度を検出するセンサです。このセンサ出力をそのまま読み取って得た値(DC加速度)は、重力や慣性力を表しており、またセンサ出力の交流分のみを読み取れば(AC加速度)、それはまさしく加速度を表しております。

      ADXL202Eは検出した加速度を、Duty比、もしくはアナログ量で出力することができます。Duty比を用いる場合、別にカウンタを用意し、Duty比を計測することでどの程度加速度がかかっているのを知ることができます。またアナログ量を用いる場合、加速度に応じて出力される直流電圧値が変化しますから、その電圧を計測することで加速度を知ることができます。このようにADXL202Eは、後段回路に応じて、出力方式を選ぶことができますので便利です。

      なおこのセンサは、XY軸の加速度を検出することができますので、360°どの方向にどの程度の加速度が発生しているのかを検出することができます。

     

加速度センサ外観

 

センサ自体は小さいです。

図1 センサ外観

センサ出力

図2 センサ出力

 

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