






1.歯の大切さ 



















健康な人の口には、親知らずを含めて歯が32歯、親知らずを入れないと28歯あります。高齢
になるとだんだんと歯の数が減る傾向にありますが、65歳で平均8.9歯、70歳で平均6.7歯
しか残っていないという統計があります。
それでは何歯ぐらい歯が残っていれば、入れ歯なしで物を食べることができるのでしょうか。
グラグラしている歯や根だけになってしまった歯を除いた、健康な歯を数えた場合、
20歯以上・・・・・・・・・何でも食べられる
12ー19歯・・・・・・・・たいていの物は食べられる
11−15歯・・・・・・・・噛めないものがある
6−10歯・・・・・・・・・・あまり噛めない
1−5歯・・・・・・・・・・・ほとんど噛めない
という報告があります。












20歯以上ある場合と1−5歯しか残っていない場合を比較すると、食事に対する満足感もか
なり変わってきます。
しかし、努力しだいでもっと歯を残すことが可能になっていきます。自分の歯が残っていると
いうことで、気分的にも若さを保て、またおいしい物がが食べられ、楽しいおしゃべりができ、
楽しい日々を送ることができるのではないでしょうか。




















2.歯がなくなったら 




















歯がなくなることは、人間にとって大事なことです。歯が一歯なくなれば、奥の歯が手前に倒
れてきます。また噛み合わせがなくなると、反対側の歯が伸びてきてしまいます。
そして歯が多数なくなっった場合には、口の周りに張りがなくなり、口をすぼめた時のように口
の周りがしわしわになってしまい、年をとったようにみえてしまいます。
それだけでなく噛み合わせが狂い、さまざまな病気を引き起こす原因にもなてきます。顎の関
節が痛くなったり、ひどくなると頭痛や肩こり、耳鳴り、腰痛までも引き起こします。
また歯がなくなると、歯をくいしばることができなくなるので、重い物をを持ったり、力のいる仕
事ができなくなってしまいます。そして何よりも大切なことは、物を噛めなくなるということです。












歯というものは、消化器の一番最初にあたるものです。食べ物を砕き、すり潰し、唾液と混ぜ
合わせるのが仕事です。物が噛めないからといって、いつもやわらかい物ばかり食べていると、
顎や歯肉がますます弱ってしまいます。また栄養面でも偏りや不足が生じてきます。その結果、
寝たきり・痴呆の原因となる脳卒中や骨粗鬆症を引き起こしたりしますし、十分に噛まずに飲み
込んでしまうと、唾液がよく混ざらないので、胃に負担がかかり、胃を痛める原因にもなります。
物を噛むということは、食べるということだけでなく、脳に刺激を送るという働きもしています。
眠気ざましにガムを噛むということがありますが、これは顎を動かしガムを噛みしめるので、脳
が刺激され目がさめていくのです。脳に刺激を与えることで、老化の予防になります。












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