東京春便り・桜便り 東京東部編
東京東部編
JR常磐線の金町駅からバスで約10分のところに、この水元公園はあります。
水元のその名の通り、小合溜という名の遊水池の景観を生かしてこの公園は作られました。
都内で唯一の水郷の景観を持った公園だそうです。確かにここのスケールは雄大で、
とても東京都は思えません。200本をこえる、まるで北海道のようなポプラ並木、
約600本の桜堤、20万本の花菖蒲、一面の蓮の花、また3000本近い森の木々など
一周するだけでもかなり堪えるスケールで、季節ごとに木々や花が楽しませてくれます。
ことに、公園外側のサクラ土手には、600本のソメイヨシノが4キロにわたって桜街道
といった趣で圧巻です。また、バ−ドサンクチュアリ、釣りなど楽しみもいろいろです。
24時間開園・無料でなかなかおすすめのところです。
ただ、ちょっと不便なので、東京の東部や千葉、埼玉の方におすすめですね。
向島は江戸の昔から、多くの文人に愛され、花街としても栄えたところです。
今も一部でその名残は残っていますが、その中で、江戸の、文化・文政年間に、
骨董屋だった佐原鞠鵜が開いた植物庭園がここ向島百花園です。
百花園というくらいですから、季節ごとに約40種類の(100種類ではありませんでした。)
植物が咲き誇ります。
今の季節は梅、それほど大きな庭園ではありませんが、なかなかきれいで、
周りは下町で家が建て込んでいる中で別世界のような空間が広がっています。
東武鉄道で、浅草から数駅の、東向島駅下車徒歩5分ぐらいです。
この東向島駅には、東武博物館という東武鉄道の博物館もあります。
また、墨田公園、言問橋も近くです。ここの言問だんごは大変有名です。
東京の東、JR総武線亀戸駅下車徒歩10分のところに、
ここ亀戸天神はあります。
下町の天神様ですから、受験生を中心として人気が高く、
ここはとくに参道はありませんが、それでも駅から特に
蔵前通り周辺に下町らしい老舗やうまいモノどころ、等々があります。
ここは、やはり菅原道真の子孫・菅原信祐がはじめ、
太宰府天満宮にならい池や橋等々が配置され楼門をくぐると
意外な広さにびっくりします。
ここも梅の名所で約300本の梅が境内に咲きます。
見頃は3月中旬くらいまででしょうか。
さて、ここの御利益は、もちろん合格祈願・学業向上をメインに
開運・家内安全・商売繁盛といった押さえも万全です。
余談ですが、この亀戸駅から出ている東武亀戸線、2両連結の
電車が走る短い路線ですが、なかなかぶらりと乗ってみるとおもしろいですよ。
何でも、東武浅草ができるまでは、本線だったそうです。
ちょっとマイナーですが、墨田区文化にある、ここ香取神社には
85種類の梅が咲き誇ります。本数は多くないのですが、
こじんまりとした境内に咲くいろいろな種類の梅は珍しいものも多く
なかなか堪能できます。穴場ですよ。
上記亀戸天神からも近く、この東武亀戸線小村井駅下車5分です。
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