西南海観光鉄道
Joe Works in USA

・Getting started in HOn2 1/2
 この項目は、HOn30 Home Depot中にあるDave Frary氏監修のGetting started in HOn2 1/2から、主として乗工社に関連する部分をFrary氏の好意により引用、要約しています。
The following is quoted from "Getting started in HOn2 1/2" at HOn30 Home Depot by coutesy of Mr.Dave Frary.

 この記事はナローゲージモデリング(HO2 1/2)の入門編といえる内容で、個別の機関車のほか、台車や車輪などのパーツについて解説されています。その中の Steam engines: という項目で、乗工社も紹介されています。この記事は1996年ごろに書かれたと思われますが、筆者は、10年から12年ほど前に乗工社の製品群が発売されたと述べています。ミニランドシリーズの米市場進出が1981年ですので、多少時期のずれがあります。ここでも、プラフレームのパワーユニットが "slot trains" と揶揄されています。60年代のスロットレーシングカーと同様、飛び出すように動き出したり、惰行しないでいきなり止まることを指すのでしょうが、筆者はすべての乗工社製品を買い、キットを組み立てたというほどの乗工社ファンです。

 さて、ご多分に漏れず、パワーユニットのプラフレームはいつかは壊れるだろうと言っていますが、「それを知るほどには走らせたことはない」とのことですので、耐久性を現実の問題と認識していないと推測されます。ただ、「問題はなくはない」として、日本のモデラーが指摘してきたのと同様の欠点を挙げています。まず、集電とキャラメルモーターの低性能です。とくにスケールスピードを追求する場合です。次に、ウエイト不足により1両か2両しか引けない牽引力の不足。そして、* gear train の訳語がうまく思い浮かばないですが、スムースに走らないということ。さらに、小さな駆動部の扱いにくさも挙げています。もちろん、肯定的な評価もあります。乗工社キットの上回りは、驚くべき出来栄えだと述べています。筆者は、この上回りと、高性能のモーターとギアを使い、集電性能をアップした自作の下回りを組み合わせたいと結んでいます。

* gear train (04/04/11補訂)
 当サイトをご覧いただいた方からご教示を受けました。gear train は、ギア伝動という意味とのことです。原文の前後の文脈からすると、ギアがうまく回転しないのでスムースに走らないということでしょう。ご指摘いただいたMさんに感謝申し上げます。   


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