西南海観光鉄道
江原駅〜円山川付近

 山陰線江原駅の東側が出石鉄道の江原駅跡のようです。左の写真は出石方を望んでいます。道路のカーブが構内への広がりを感じさせます。右の橋台は駅の構内を出たと思われるところにあり、出石方しか残っていません。この後、線路は右へカーブしていったそうですが、しばらく痕跡はたどれません。
 次の遺構は円山川にかかっていた鶴岡橋梁の橋脚の基部跡(左)と橋台跡(中、右)です。この橋台も出石方しか残っていませんが、かなりの高さがあります。橋台側の岸辺は橋台のすぐ上まで行けますが、がけなので草や木が邪魔でかえってわかりづらいです。国土地理院の国土変遷アーカイブのサイトにある1947年の航空写真では、橋脚が4基残っているのを確認できます。水中に見える橋脚の基部は、もう少し水が枯れた時に撮り直したいと思います。

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