バリ・アガ(Bali Aga)


 「バリの先住民」の意。一般には、バリのジャワ化(ヒンドゥー化)を嫌い山村に孤立して住んだ人々を、ヒンドゥー化した人々が呼んだ語である。バリ・アガ側の資料では、ジャワ東端のラウン山(標高3332メートル)麓にあったアガ村からの移住者の子孫ともいう。

 バリ・アガの村としては、トゥンガナン・プグリンシンガン(チャンディ・ダサ北方)やブドゥグル(ブラタン湖南方)、トゥルニャン(バトゥール湖東岸)、スンビラン(ブレレン県東部)などが知られている。各村の周辺では、古代巨石文化の遺跡や遺物が発見されている。


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NISHIMURA Yoshinori@Pustaka Bali Pusaka,1996-2000.