シュリウィジャヤ王国(Sriwijaya)


 スリウィジャヤともいう。7世紀後半から14世紀後半までマラッカ海峡とその国際交易の支配により、繁栄した交易国家。都は、682年にマレー半島東岸からスマトラ島のパレンバンに移り、11世紀後半にジャンビに移ったとされる。

 インド留学の途上この国に滞在した義浄の『南海奇帰内法伝』はじめ唐代の漢文史料は室利仏逝と記し、宋代以後は三仏斉と記されるようになる。東南アジアにおける大乗仏教学の一大中心地(義浄)をなし、この国の碑文で使われたのがムラユ語(マレー語)で、現在のインドネシア語・マレーシア語のもととなった言語である。


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