国際免許証からの切り替えについて

かつては免許証さえもっていれば自動的に当地の免許証を発行してくれていたらしいのだが、数年前からは他国の運転免許証をもっている人でも最低限の筆記試験の合格を求められるようになってしまった。

試験はBasic Theory Testと言って、シンガポール道路法規に関する筆記試験ですな。

時間は記入方法などの説明時間も含めて1時間だから実質は45分程度だったりする。で、50問中、45問について正解じゃないと合格できなかったりするのでなめてかかる人は痛い目にあうことになっている。試験内容は三択式で、路上標識に関するもの、手信号は必ず数問出てくる。質問は当地の国語である四種類の言葉(英語、中国語(北京語)、マレー語、タミール語(インド語))が併記されている。
いやぁ、「この中で運転してはいけない人はどれ?」なんて質問を英語で書かれてもわからないぞ。
こう言うときは中国語を見るとちゃんと「糖尿病」「高血圧」「色盲」「癲癇」なんて書かれているから助かるのだけどね。
ま、だいたいは質問に対して「この場合は大丈夫と思えばおっけー」なんて回答は基本的にダメ、としたものなので「危険だからしてはいけない」を選択しておけば大丈夫かと。

試験は現地人、外国人一緒に行うのだけど、予約制なのでだいたい一ヶ月おきの受験となる。(以前は毎月でも大丈夫だったらしいけど、最近は一ヶ月おきだね)

で、試験語一週間程度で試験結果が郵送されてくる。
合格であれば "Passed" 不合格であれば "Failed" なんて冷たく書かれているので不合格の場合は再度予約しにいかないといけない。(受験料はS$6)

いよいよ合格するとTrafic Policeへ出向いて当地の免許証を作成してもらうことになる。手数料はS$20。
パスポート、Employment Pass(就労ビザ)、日本の運転免許証、合格通知を持参すればおっけー。
バイクの免許が欲しい場合は大使館で日本の免許証の翻訳が必要みたい。僕もついでにバイクの免許、と思って国際免許証も提出したら、「当国のバイクの免許は排気量ごとに分類されているので国際免許証みたいに排気量が記載されていないものについては出身国の免許証を翻訳したものが必要」とか言われて面倒だから申請しなかった。
要するに日本の国際免許証って存在意味がないってことなんだな、てセリフが出かかったけど、余計な一言で国外退去とか免許証交付取り止め、なんてことになったらアホらしいからね。

これでバイクに乗るのはあきらめました。ローカル君からも「免許取ったらバイク買うの?」なんて聞かれていたのだけどね。残念。

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