▼第五課 「ごめんね」 | ||||||||||||||||||||||||||||||
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中国版のドラえもん(「[口多][口拉]A夢」または「机器猫」)の名セリフ、その5です。なお「[ ]」の中は、合わせて1つの文字です。簡体字と繁体字が入り乱れますが、ご容赦ください。 5回目はセリフがポンポンとテンポ良く出てきて私が好きな「ヤカンレコーダー」(てんとう虫4巻)から、最後のコマの謝るセリフ各種をとりあげます。自分が間違っていたら、素直に謝りましょう。 ところでこのヤカンレコーダーという道具、ヤカン型をした録音機で、吹き込んだ言葉が入ったシャボン玉が出てきて、それを割ると再生されるという物なのですが……どういう目的で発明されたんでしょうねぇ。取っ手があるので持ちやすいとはいえ大きくて携帯性は悪いし、録音したシャボン玉も保存するには場所をとるし、何より一度割って再生したらそれっきり。
アルファベットは中国語発音のローマ字表記法です。数字は音の高低を表す「声調」というやつです。1は高く、2は初め低く後高く伸び上がるように、3は低く、4は初め高く後低く上から打ち下ろすように、数字が無い場合は適当に軽く発音します。
「対不起」は「ごめんなさい」や「すみません」という意味で最も普通に使われる言葉です。これだけ知っていれば十分という気もします。
普通の生活では「対不起」だけしか使わないと言ってもいいです。「請原諒」だとかなり大げさで、よほど怒らせたり迷惑をかけたりした場合でないと使わないでしょう。あるいは、ちょっとした交通違反を警察にとがめられて、見逃して欲しい時なんかには使うかもしれません。 最後に、今回取り上げた場面の原版でのやりとりも紹介します。一口に謝ると言っても、いろんな言葉があるものですね。こういう類義語を使い分けるってのは、特に外国語の場合は難しいものだと感じています。ついつい、一番基本的な言葉(謝る時は「対不起」)一本槍になってしまいがち。
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文法の間違いや誤訳もあると思います。ご指摘、ご感想など、お待ちしております。 |
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