百色はどこにある


ちょっとうんちく

 中国の行政区画は、大きい方から「省級」「地級」「県級」となっていて、「省級」というのはいわゆる「省」と「民族自治区」、それから北京・上海・天津・重慶の4つの直轄市です。「地級」はその下で、広州市・武漢市・大連市・青島市などの割と大きい市、延辺朝鮮族自治州・大理白族自治州などの自治州、そして「地区」がこれに当たります。さらにその下が「県級」で、県、小さい市、大きな市の中にある区などです。
 で、百色はというと、「省級」としては「広西壮族自治区」に属し、「地級」の行政単位である「百色地区」の中心に、「県級」の「百色市」がある……ということになっています。
 広西自治区は中華人民共和国の南部、東を広東省、西を雲南省、北を貴州省と湖南省、南をベトナムと太平洋に囲まれたところで、百色地区はその北西部にあり、九州ほどの面積を占めています。
 まあ、百聞は一見に如かずということで、地図を描いてみました。

苦心して描いた地図

タブレットはおろかマウスすら無くて、トラックポイントで描いたんですよ

まずは中国全体の地図

中国の地図

 この地図の赤枠の部分を拡大したのが下の地図です。

百色地区の地図

百色地区の地図

 この地図の色が付いている部分全体が「百色地区」、薄い赤で塗った部分が「百色市」。「百色地区」の面積は3万6千平方キロメートル(九州と同じくらい)、「百色市」の面積は3千7百平方キロメートル(奈良県と同じくらい)。人口はというと、百色市が約32万人(富山市、高知市と同じくらい)、百色地区全体で約340万人(静岡県よりやや少ない)だそうです。
 ついでに広西壮族自治区全体では面積24万平方キロメートル(本州より少し広い)、人口4500万人(韓国と同じくらい)。



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