■CLAYMAN/IN FLAMES
  北欧メロデスの王者、IN FLAMESの5thフルレンス。
  前作COLONYのリリースが約1年前ということを考えるとかなり早いリリース・ペースだ。
  こんな時は、「そんな早く出してホントに良いアルバムなんか?」とか思ってしまう。
  けど、なかなかアルバムを出さないバンドには、「早う、アルバム出せよ!」
  とか思ったりもするもんです(^^;)。
  ホント、聴く方は身勝手ですねぇ(笑)。

  けど、そんな考えは全くの杞憂でした。
  COLONYで切り開いた新境地から更に進化してます。
  確か前作のレビューはリリース直後に書いたモノで、後でじっくり聴き込んでみるにつれ
  評価はどんどん変わり、最後には1999年の私的ベストアルバムにまで登り詰めたんだけど。
  今回は最初っからキテます。

  囁くようなvo.がOrdinary Story風の@、(良い意味で)典型的なIN FLAMESの曲であるC、
  コーラスが印象的なE等、アルバム前半部も充実してるけど、圧巻なのは後半!!
  ドラムの心地良いG、リードがメチャ格好良いHIと、このスピード・チューンの3連発は
  間違い無くこのアルバムのハイライトだろう。
  また、アルバムの最初にレコードの針を落とす音、終わりには針が上がる音を入れるという小技も○。 

  BURRN!の記事に「IN FLAMESのメイン・ソングライターであるイェスパー・ストロムブラードの
  作曲センスは神懸り的」という記事があったけど、「まさに仰る通り!」と頷かされ名盤です。
  去年の来日公演(with CHILDREN OF BODOM & SINERGY)は見逃したけど今年こそは!!

  しかし、一体何処まで進化するんだろう?早くも次のアルバムが楽しみだ。