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(背景と動機)
(手作りプラン)
(本場のゴルフ)
(6コース6ラウンド108ホールのプレーをふり返って)
(失敗談)
(総合評価)
(背景と動機)
1997年に初めてセントアンドリュースでプレーして
以来、もう一度行きたいという願望は常に持っていた。
しかし願望だけでは事は進まない。
ここ数年いろんな場面(特にゴルフ)で気力体力の衰え
を自覚している。同輩諸兄も既に古希を迎えたか、
遠からず迎える年齢に達している筈。昨年秋ごろ、
猪子さんに「そろそろ実行しないと、体力的に実現
不可能になってしまう。先延ばしすると観光旅行には
行けてもゴルフツアーは出来なくなるよ。」と
脅しをかけた。
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1997年OldCourse 18番をプレー中の写真
(手作りプラン)
前回セントアンドリュースでお世話になった吉田さん(廣済堂勤務)が今年3月にロンドン勤務となり、我々のツアー
計画に全面協力してくれる事になった。現地の事情に詳しくない私達に適切なアドバイスとともに、現地の旅行業者を
紹介、ホテルの手配もしてくれた。彼の支援がなかったら今回のツアーは出来なかったかも知れない。
ツアーの最大の目的は言うまでもなくオールドコース。ほかに全英オープン開催コースなどの名門リンクスをいくつか
プレーしたい・・・。そのような希望条件を吉田さんに伝え、その条件に合うコースを予定に組み入れてもらった。
ジ・オープン開催コースであるオールドコース、カーヌスティのほか、私達もあまり知らなかったがスコットランドでも
有数の歴史を誇るノースベリックGC、最果ての名門ロイヤルドーノッホGCがメニューに加えられ(計画としては)
大満足である。
ゴルフの日程は無理をしない(2日連続を避ける)、宿泊地への移動には時間的余裕を取る、遅くとも日没前
(明るいうち)に目的地に着く、などを基本にスケジュールを調整した。第二の目的であるスコットランド観光は
移動の途中やゴルフの空いた日を利用してエジンバラ城、ネス湖などを訪ねることにした。
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(本場のゴルフ)
国内でのプレーに慣れた我々にとっては極めて厳しい自己責任の世界である。
@原則キャディなし。コースに距離表示もない。スタート前にガイドブックを買いコースのレイアウトを読み取る。
グリーンを読むのももちろん自分の判断で。
Aキャディバッグは自分で背負うか、トロリーと呼ばれる手引きカート(有料で借りる)を引く。
使用クラブの置き忘れ防止や本数確認も自己責任。
B18ホール連続でプレーする。途中休憩なし。売店やトイレもない。エネルギー補給は事前に準備しておく。
雨対策(傘、レインウエアなど)や寒さ対策も同じ。
Cスタートホールの近くにプロショップはあるがレストランがあるとは限らない。入浴、シャワーなどの設備はない。
D最も大切なことは後続の組に対する配慮を怠らないこと。後の組が速いなら意地を張らずにパスさせること。
(2人組や3人組のことも多い)
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(6コース6ラウンド108ホールのプレーをふり返って)
@予定のコースを全て予定通りプレー出来た。よくやったと思う。傘も役に立たない強風と土砂降りの中でプレー
したことも、風と寒さで震えながらプレーしたこともあった。
A一つだけ残念なのはスロープレーを叱られたこと(第1ラウンドのノースベリック)。
このコースでは何故かレンジャーが巡回していなかった。途中で注意や忠告はなかった。
その分後続組のメンバーさんが監視していたのだ。紹介した旅行業者経由吉田さんまで連絡が行った。
B第2ラウンドからはクイックプレーを心がけたが、レンジャーに尻を叩かれたり後続をパスさせたりで落ち着いて
プレー出来ない。ガイドブックを読むひまもなかった。
Cセルフプレーは大変疲れる。バッグを運んでくれるキャディの必要性を痛感。
リンクスでセルフプレーをするには体力を鍛えて行かねばならない。
Dスロープレーを脱するには体力とともにコースを熟知することが肝心。
その為には事前にコースガイドを入手してしっかり準備しておくしかない。
「先頭に戻る」
(失敗談)
@成田空港出発時に荷物の重量オーバーで超過料金をとられた。スーツケースだけで基準オーバーの上、
ゴルフ道具一式をつめたキャディバッグ。帰国時は一部の荷物を切り捨てた。
A6〜7月の気温予測を誤った。半袖シャツは沢山携行したが長袖は少なかった。
行ってみたら毛糸のセーターが必要だった。
B財布を紛失、24時間後に発見。仲間の皆さんに大変迷惑をかけてしまった。
クレジットカードの紛失連絡を2件実行、財布は出て来たがカードは使えず。
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(総合評価)
事故やトラブルもなく、仲間がみんな元気で帰国できたのが何よりうれしい。旅行中小さな不具合やつまずきは
度々あったがメンバー同士の協力と臨機応変の対応で乗り切ることが出来た。
聖地のリンクスは難コースだが味がある。チャレンジすればする程奥深く、新参者にも時には寛容だ。
その魅力の一端でも味わうことが出来て幸せだった。学ぶことも多かった。
この度のスコットランドゴルフツアーは成功だった。同志のみんなのお陰でとても楽しい有意義な旅を終えることが
出来た。廣済堂の吉田さん、仲間の皆さん本当に有難うございました。
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