AOpen AX5T - 3.5


(98/11/25追補)
 本マシン構成は新自作マシン三号機(ABIT BH6)導入に伴いバーツ解体を行い、この構成では存在しなくなりました(^^;)。
 マザーボードとCPU、CD-ROM装置以外は全て二号機からのパーツ流用であり、現在二号機はマザー(AOpen AX5T)とCPU(AMD K6-2 300MHz)のみ箱の中にしまわれている状態となっています(^^;)。
 近々サーバーとして復活させる予定がありますので、その際またこちらを更新しようと考えています(^^ゞ。
 現在の最新構成はABIT BH6をお読みください。


 自宅でメインマシンとして使用しているPCです。500TAからのリプレース機で、ようやくPentium対応マシンとなりました(^^;)。
 マザーボードは発売されてから1年以上となるAOpenのAX5T(Rev3.5)を使用し、ベンチよりも安定動作を狙った構成となっています。
 以下にマシンのハード構成を列記します。

 K6-2はベースクロック100MHzに対応していますが、マザーボード(AX5T)がそれに対応していませんので、現在は66MHz×4.5の設定で動作させています。コア電圧に2.2Vを要求しますが、マザーのRev3.4以上であれば設定を持っていますので、何ら改造する事なく使用出来ます(このマザーを購入した段階ではK6-2を使用する予定は無く、慌てて調べて使える事が分かった時は正直ホッとしました(^^;))。
 動作環境はまさに「安定している」の一言に付きます(^^)。実はK6-2を使う気になったのも、後輩からK6-200MHzを安価で譲って貰いこのハードで使用した時に「互換CPUだから心配だったけど思った以上に安定して動いているな。それに早いし」と感じていたからです。それまではクラッシックPentium133MHzを使用していました(マザー決定の時はIntelのCPUしか使う予定がありませんでした(^^;))。
 そうなるとやはり「より早い環境が欲しい」となるもので、2万以下に値下がりしたK6-2(300MHz)を購入する決心をし、現在に至っています(^^ゞ。

 元々はこのCPUを購入しなくとも、インターネットやOA、そしてアドベンチャーのゲームなどはK6-200MHzで十分過ぎる性能だと言えます。それにも関らずこれを購入したのは、単に私がMSの販売する「フライトシミュレータ98」を快適な環境でやりたいが故でした(^^;)。実際、K6-200MHzでも遊べない事は無いのですが、着陸時に表示オブジェクトが多くなる事でのコマ落ちによるカクカク感がどうしても耐えられず、結局K6-2導入を決定しました。
 このCPUはパイプスカラによるMMX処理の強化と、DirectX6から提供される3DNow!命令対応への処理速度向上を狙っており、特に3Dに対する機能強化はフライトシミュレータ98を実行する上で大きなアドバンテージになると期待しての事でしたが、NIFTYなどの情報によると新たに発表されたDirectX6でのレスポンス向上は現時点では殆ど期待出来ず、今後のドライバやアプリ側の対応が待たれる状態であるという事で少々期待外れとなりました(^^;)。ですが、やはり300MHzの効果は大きく、懸案だったカクカク感はかなり改善され、満足出来るレベルとなっています(^^)。
 所でこのCPU、購入して思ったのですが、写真でも分かる通りマーキングが印刷では無くレーザによる彫りへと変っています。初め印刷の不良かと思い、購入時に店員へ「これ変なので交換してください」と言ってしまい、その後店員が笑いながら店頭在庫を見せてくれました(^^;)。
 それにしても、知らない人から見たら「これは一寸変なのでは?」と思うのも道理で、NIFTYでもその事を質問している人が多いのも頷ける所です(^^ゞ。

 今回のマシンはケースとマザー回り以外は殆どが500TAで使用していたパーツを使用しており、全体的なレスポンス向上以外のメリットは然程でもありません。それでもそれに加えて一つ大きなメリットとなった事に「筐体がフルタワーとなって使い勝手が良くなった」事が挙げられます。
 上の写真では解かり難いかもしれませんが、フルタワーになったお陰で椅子に座った状態からのFPDやCDの出し入れがかなり楽になりました。これまではミニタワーだったので出し入れにも腰を屈める(^^;)必要があったのですが、それが無くなったのはやはり便利です。
 「それならミニタワーの時にもっと高い位置に置けば良かったんじゃないの?」と言われそうですね。今考えるとそれもそうかもしれませんが(^^;)。

 それとあと二つ程メリットを。筐体が縦に大きくなっただけなので設置スペースも従来のままである事。筐体内が広くなった事で放熱効果が高くなった事が挙げられます。それとケースが大きくなった事で、増設などの作業がやり易くなった事もメリットの一つと言えます(^^ゞ。
 フルタワーというと「そんな大きなもの」と敬遠されがちですが、部屋が余程狭く無い限りメリットの方が際だっていると思いますので、これから一台組んでみようと思う方は検討されるといいかもしれません(^^)。
 特にAOpenのはバリで手を切る事もありませんし、丁寧な仕上げとなっていますのでお薦めです(^^)。



 ケースの話しとなったのでついでにもう一つ。このAOpenのHX-08ですが、実売価格が16,000円程度ながら以下のメリットを持っています。

・300Wの電源を搭載しながらも静穏性が高い。夜使っても騒音が気にならない。
・左写真の通り、マザー取りつけ部分がスライド式になっている。作業が楽。
・天板、側板が全て独立スライド式である。
・AOpenマザーとの相性が良い(当然だが(^^;))。電源ON/OFF問題で悩む事無し。
・バリ部が全て折り返されており、作業中に手を切る事が無い。

 これ以外にもベイスロットの豊富さやパーツ取りつけの容易さなど挙げたらきりがない位このケースはよく出来ていると思います。何といってもこれだけ出来が良くて価格が安いのですから、現時点では最高のフルタワーケースと言っていいかもしれません(^^)。
 このケースはAOpen製ですが、取り扱い店は然程多くは無いので、実際に手にとって見たいという事であれば、秋葉原なら「俺コン」に足を運ぶ事をお薦めします(^^ゞ。1Fのケースコーナーに置いてあります。


 ここまで駆け足でまとめてみましたが、如何でしたでしょうか(^^ゞ。
 このシステムにしてから、Win95の安定性が500TAに比べてかなり増しました。それもこれも枯れたマザーの使用やSDRAMによる所が大きいと思います(^^ゞ。
 本心を言えばPentium2をそろそろ使いたいと思いますが、たかだか0.35ミクロンパターンの300MHzまでの一連製品が何であんなに高いの?と考えると、現状では金額的に馬鹿馬鹿しくて手を出す気が起こりません。セルロンでさえ0.25ミクロンだと言うのに、Intelは何を考えているんでしょう。やっぱりこのクラスの対抗製品が出ないと価格が引き下がらないのでしょうか。その意味ではAMDのK-7には期待していますが(^^ゞ。
 いずれにせよ、このシステムもこのまま使い続ける事は無く、いずれ1年後にはマザーをそっくり入れ換える事になるかと思います(^^;)。その頃にはどんな製品がメジャーになっているか興味深々ですが、それだけお金も掛け続けなければならないかなあというジレンマもあるのは事実です。
 まあ、パソコンはこうやって高性能な製品が続々と安く出る所を狙って考えながらチョイスするのが一番の楽しみではあるのですが(笑)。