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建築設計事務所について

業務内容は?      家造りでの役割は?      現場監理者とは?


 

業務内容は?

設計事務所とは、建築技術の専門知識を生かし建築計画から工事完成まで、お客様に代わり監理者として施工業者と工事のやり取りなどを行なうところです。

 

いわば お客様の代理者 の役を果たすのです。 

あと、建築確認申請等の各関係官庁への折衝や書類の作成、提出などもおこないます。

建築の設計は、創造的な仕事であり、また総合的な技術(ある面では芸術)でもあります。

ほとんどの建築設計事務所は、『芸術的で奇抜な建物を創りだそう』 としている訳では

ありません。  安心して下さい(^_^)

それぞれの建築はそれぞれの内容と条件を備えていなくてはなりません。

より良い建築を設計するため、適正な計画(デザイン)を練り、創造的な計画を積み重ね、

綿密な計画がなされて完成されて行くのです。

 

 

 


家造りでの役割は?

設計事務所の役割は、建築主の希望・要望に十分耳を傾けて聴き、専門知識と経験に

よって具体的な提案をしたり、建築図面を作成して適正な価格と技術のある施工業者を

選定したり、工事発注を行なったりすることです。

工事着工後は、工事が図面通り行なわれているかどうかを現場でチェックする監理業務

も行ない、工事完成までお客様に代わって建物を見させていただきます。

建物の仕上についても、イメージにあった色彩や表情のサンプルを用意して、最終的には

お客様に決定していただきます。

そして建物引渡し後は、メンテナンスの提案などもします。

 

 

 


現場監理者とは? (現場監督とは違います。)

手抜き工事はなぜ起きると思いますか?

驚かれるかもしれませんが・・・

監理者がいない現場では、建物が設計図どおりに造られることはマズありません!

施工業者の考えでどんどん変更して造られていき、完成したときには似て非なるものに

なっていることでしょう。

お客様とともに考えてようやくできあがった設計図ですが、現場でそのとりに造られていな

ければなんの意味もありません。 (設計図をほとんど見ていない業者もいます。)

監理者は現場の行程が進むにつれ、設計図どおりに出来ているか検査するチェックマン

です。

当然、間違い箇所や問題事項がいろいろ出てくるので、手直し工事の作業があります。

しかし、監理者がいなければ手直し工事することなく建物は完成してしまいます。

例えば、鉄筋コンクリートの中には、きちんとした構造計算によって決定された本数の鉄筋

が入っています。 ところが手を抜いて、決められた数より少なく配筋したままコンクリートを

打ってしまう。

その結果、建物の強度に問題が生じたりして、欠陥住宅という事になりかねません。

そのとおりにできあがっていくかどうかチェックする為に、現場で中立的な立場で監理する

監理者というものがとても重要です。

住宅メーカーではこういう中立的な立場で監理を行う人がいないということです。

 簡単に説明しますと、

私ども監理者(設計者)は、お客様と契約しています。

ですから、お客様の利益を第一に考えて判断することが出来ます。

住宅メーカーの営業マンや現場監督は会社に雇われているわけですから、

当然会社の利益を第一に考えます。 (ボーナスにも影響しますし・・・)

あたりまえの図式ではあります。

メーカー製の建物にクレームがあるのは、この監理の部分が徹底できないから

ではないでしょうか。

 

設計図で指定してある材料がそのとおり使われているか、デザインが正しく造られているか、変更箇所の金額の調整、など直接現場で監理する、これが監理者です。

 


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