【あとがき】

 「昨日と違う明日」から続いた、「過去と違う未来」、読んでいただいてありがとうございました!
 原作沿い、ではありますが、それは読んでいただいたとおり、種時代までです。
 この話に原作運命時代は存在しません!
 存在してしまったら、この話にハッピーエンドがこないように思えて、書けません。
 なので、この連載はこれで本当に完結です。
 ありがとうございました。
 本当に、ありがとうございました!
 何度感謝の言葉を書いても、書き足りません。
 それほどまでに、皆さんのおかげで書き上げることができた作品です。
 皆さんに「好きだ」「応援している」とのお言葉をたくさん頂いて、本当に励みになりました。
 それがこの作品にENDマークをつけられた理由です。
 本当にありがとうございました!!


 では、ここからは、いい訳と言うか、内容について少し・・・。

 原作沿い、なクセに、ザフト寄り、イザーク寄り、なによりヒロイン至上主義なため、
 原作エピソードが無視されている部分が多数です。
 特に連合サイドのエピソードなんて、無視もいいところです。
 ラウの最期にすら触れてません。
 ごめんなさい。
 それはまた、別のお話で書けたらいいなと思っています。

 初めての連載だったので、このヒロイン・ちゃんの成長をライナも見届けてきた親気分です。
 愛着もあります。
 イザークとの結婚式のエピソードとか、出産エピソードとか、実は思い浮かんでいます。
 サイドストーリーとして、そのうちに書けたら書きたいと思っています。
 そのときはまた、かわいがって読んでいただけたら嬉しいです。

 反省点はたくさんあります。
 最後まで悩んでいたのが、パトリックは誰が撃つのか?でした。
 最初はちゃんに撃たせる予定でした。
 でもそれでは、その後の幸せな未来がなくなってしまうと思い直しました。
 多分、パトリックを撃っていたら、ヤキンからの脱出はなかったと思います。
 
 「私の役目は、おじさまを殺すことで終わったの・・・・。ごめんなさい、イザーク。」
 と。
 
 それでまた助けに来たイザークに叱咤されてもいいかな、と思っても、
 未来は幸せではないと思いました。
 だから、ラレールに撃たせました。
 
 「大人の戦争は、大人の責任。
  止められなかったのは、子供たちじゃない。
  止めなければいけなかったのは、パトリックの身代わりであったはずの自分。」

 それが、ラレールがパトリックを撃った理由です。
 そうして解放されたちゃんが、新たな未来の担い手を育てている。
 世界は、そうして続いていく。
 
 そう思えて、パトリックをちゃんに撃たせなくて良かったと思いました。

 ヤキンの自爆、ジェネシスの発射を止めようか、どうしようか、も迷いました。
 ここまでなにもできなくていいものかと・・・・。
 でも、やっぱり何もできないままにしました。
 
 ちゃんに残されたのは、イザークだけ。
 イザークという幸せだけが残れば、そこからまた前へ進める。
 そう思いました。


 さて、本当に最後になりました。
 ここまで読んでいただいて、応援していただいて、本当にありがとうございました。
 これからも、「夢の軌跡」とお付き合いいただければ、これ以上ない幸せです。

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