2019.05.14
NHK ETV 特集『連合赤軍 終わりなき旅』〜生き残ったメンバーの現在。録画で見た。なかなか良い番組であった。YouTube でも見られるようである。
https://www.youtube.com/watch?v=LFg3OEufDVU

刑期終了後の生き方は4人それぞれであった。正しい情熱を抱いて運動に参画しても、その運動の方針に対しては自分の頭で考えなくてはならないのだろうが、それが出来なかった。若いから仕方ないとも言えるが、少なくともそういう意志さえ貫ければ、ここまで酷いことにはならなかっただろう。経験も豊富で知識も多いリーダーを論破するのは難しいのだが、自らの直観で拒否することもできなかったのだろうか?もはや他に選択肢が無いと思い込んでしまった、という事もあり、また自分を「革命」の踏み石にする、という思いもあり、となると、やはり難しかったか?(一人だけ途中で逃げ出した人が居たのは救いである。)程度の差はあれ(勿論その差は決定的に大きいのだが)、こういう悲劇は一般的な企業においても結構起こっていると思うし、それがたまたま成功することもある。だから、結局の処自らの直観との食い違いをどこまで許容するか?ということかもしれない。
 
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