2016.01.07

久しぶりに図書館に行った。
http://www.iwanami.co.jp/kagaku/
      「科学」1月号。防衛産業と科学の特集。「発想の転換が求められる国防の現実」……半田 滋。日本の防衛機器選定ではアメリカのご機嫌をとるために無駄なお金を費やしている、という話。原発が狙われたら最後である。守りようがない。
      「「大陸移動説」100周年と「大地変動の時代」に入った日本列島」……鎌田浩毅。南海トラフ大地震は2030年代に起きるそうである。東日本大地震の10倍。大規模な公共建造物はそこまでが使用期限と考えても良いかもしれない。

http://www.heibonsha.co.jp/book/b212327.html
      「こころ」第28巻。半藤一利の「B面昭和史」が最終回で、太平洋戦争の終結まで。勝つ見込みの無くなった政府が国民に「精神力」を強要する。敗戦までの1年半位の間に加速度的に統制が進む。そして、負けてみればあっけらかんとしていて、何の為の闘いだったのか?となる。ぐいぐいと惹き付けて読ませてしまう。個人的体験が歴史研究によって位置付けられていて、実に面白いし、有意義だと思う。この連載記事は本になるそうである。
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