ベルセルクルのイメージ

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1. あしべゆうほ著『クリスタル☆ドラゴン』(秋田書店、1985)7:152.

実際にこのように熊の毛皮を来ていたのかどうか、それはわかりませんが、非常に鮮明に脳裏に焼き付く素晴らしいイマジネーションだと思います。

鎧もつけず、(敵方もそのようですが・・・;;)、ほとんど裸身に近い格好ですね。寒いのに、こんなに素肌をさらけ出すなんて、とてもとても、真似の出来るもんではござんせん(^^)。

2. ヴェンデル時代=ヴァンキング時代前(6-8世紀)オェーランドで発見されたヘルメット装飾の一部。

oelandfoil

右の人物は獣の皮を被っています。左の人物は角状の突起がついたヘルメットを被っています。けれどもこれは角と言うよりも、突端に鳥の装飾の付いた突起で、オージンの祝祭の時に用いられたもののようです。これをつけて舞を踊ったのです。

3. 上に突起の付いたヘルメットを被った戦士。スウェーデンのウップランドから。

明らかにオェーランドのヘルメット装飾に描かれた人物と関わりがある図案です。

この図案からもいわゆるヴァイキングが被ったと誤解される角の付いたヘルメットとは様子が違うことが分かります。

4. ウップランドから出土したヘルメット。ヴェンデル時代のもの。

つまり、実際に戦闘に使われたのは、このような形のヘルメットであって、角状の突起の付いたものは、あくまでも宗教的儀式に用いられた、とみるべきですね。

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