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バルドルを火葬(荼毘)にする19世紀以来の伝統的な想像図。

英国人画家 サー・フランク・ディクシー(1853-1928)画。

ヘレモーズルは、ヘルまでバルドルを迎えにいくが・・・。

hermodroghell

船に遺体を乗せて、火葬にするという風習は、異教的な色彩を持っていますね。

この絵は「ヴァイキングの火葬」(1893年)という題名なのですが、ノルウェーの北欧神話学者ムンクは、ディクシーはスノッリの『エッダ』のバルドルの火葬から着想を得たのではないか、と私見を述べています。

スノッリの『エッダ』によれば、船は神々の力では動かすことができなかったと言われています。

マンチェスター市立美術館所蔵

オージンは使者の国ヘルまでヘレモーズルを遣わし、バルドルを呼び戻すように送ります。けれど、そんなことは許されることではありません。ヘルは、すべての者がバルドルのために涙を流すならば、という条件を出します。果たして、バルドルは神々のところに戻ることができるのでしょうか? >ソック

オーラーヴル・ブリニョールヴスソン尊師の写本より

アルニ・マグヌースソン写本研究所所蔵、NKS 1867 4to コペンハーゲン

 

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けれど、 ソックだけは泣かないので・・・。バルドルはヘルの国に留まることになります。

thock17世紀のアイスランドの写本から

(レイキャヴィーク、アルニ・マグヌースソン写本研究所所蔵 AM738 4to)

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