略式説明(9/mars/01)
ノルウェーに多く残るスターヴ教会の一つにウルネスに残る教会があります。
その独特のデザインに見られる細い線と獣(獅子?)の用いられたデザイン様式のことです。
スターヴ教会(stavkirke; stave church)とは?
ノルウェーやスウェーデンに残る、独特の建築様式を持つ木製教会の総称です。
1150年以来建てられたその教会は、太い柱を持ち、屋根を支える特徴的な建築様式です。組木細工のようにして、釘などを用いていないこと、また、ヴァイキング時代の造船技術を応用した屋根組などが特徴です。ノルウェーに残る教会は、異教時代の神殿と同じ作りになっていると考えられています。
ノルウェーに残る代表的なスターヴ教会は、龍のモチーフを取り入れていることで有名です。上の写真はボルグンドにある最も有名な教会の屋根です。
ロム(Lom)にある教会は、一部に中世以来のオリジナルな龍が残されています。
ウルネスの全体像
ウルネス教会には上のような龍の屋根飾りはついていません
が!
このような
デザインの入った柱があるのでした。この獣や、細い線のからまった意匠をウルネス様式といいます。
ノルウェーのベルゲンには、放火によって消失したスターブ教会が復元されています。
その中に備えられた椅子には、ヒュレスタッドにあったスターブ教会の柱に見られる、
シグルズル伝説のモチーフが刻まれています。
ヒュレスタッドの柱はここをクリック!
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