仕事後にマゴニア。
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マゴニア、いやあ、いい映画でしたね。時々はこういう映画を見て、気分をリフレッシュさせねばなりません。ハリウッドの商業主義の映画を沢山見て毒された頭に、純粋な感情を持てるようにするのです。
内容は、お父さんが子供に語って聞かせる大人のおとぎ話。「希望」をテーマとした3つのエピソードが、子供が覗き見るという不思議なオムニバスの形態で綴られていき、最後には種明かしを経て、幻想的なラストに続いていくという作り。淡々と進んでいく筋運び、台詞も抑え気味にして、大事件が起きる訳でもないけれど、しかし背景にシッカリした創作意図があるものだから、仕事で疲れているはずの体調も忘れて、ずっと惹き付けられて見入ってしまいました。紙飛行機が舞うシーンなど、正しいCGの使い方。オランダ映画だそうですが、無国籍と言って良いでしょう。私など、『ビッグフィッシュ』はこういう映画のハリウッド版リメイクのような気がしてしまいます、そのくらいオリジナリティーに溢れた作品でした。音楽の使い方も良かったですね。
レイトでこういう映画を見ると至上の幸福に浸れます、エンディングテーマを頭の中に流しながら帰って来ました。
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