本日、冷たい雨の銀座にて、アウトオブタイム、ザキーパー/監禁、陽のあたる場所から。疲れが溜っているのか、朝、身体が動かず、どうなることかと思ったけど、何とか3本見れました。しかし、眠い一日でした……。
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少しクセのある映画館で、まあ一流とは言えないけれどクセのある映画を、ノンビリと見るというのも、中々いいものです。特に私のような「全ての映画が見たい」という映画ファンに取っては、映画を見続ける中での、いい「息抜き」になるのですよ(^ ^) 決して否定的な気持ちで見る訳ではありませんが、気の張る映画が続いている場合などに、わざと軽い映画を、「途中で寝てもいいや」ぐらいの気持ちで見に行くこともあります。映画を見る気晴らしもまた、映画でやってしまうという……(^ ^)
ということで、アウトオブタイム。薬を打たれてからずーっと眠い顔のスナイプスを、こちらも眠い顔で見てました(^ ^) 相手しか解毒剤を持っていなくて、それを出させるために交渉を上手く進めなければならないとか、かなりこじつけた、窮屈な設定で話が進んで行き、色々無理もあるのだけれど、まあ上手く立ち回って、アクションも満載で、最後もハッピーエンドという展開を、楽しんで見てました。しかしシネパトスの、特に小さい方の2館は、音響が悪くて英語が良く聞き取れない時があって、ちょっと残念だとかねがね思っています……。
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ザキーパー/監禁、久々のホッパーだと思って見ました。ホッパーが仕事をしている間はずっと不在にしている訳だから、あの檻なら何とか脱出口を作れるはずでしょうとか、監禁されている訳だから、脱出の機会があればもっと積極的に、犯人を傷つけてでも脱出するでしょうとか、TVの人気者になれば取材が物凄いはずなのにとか、色々突っ込むところのある、物凄く破綻だらけの映画でしたけど、意図したところは分かるので、そこそこ楽しんで見てました。まあホッパーがハマリ役で、それで満足ですわ(^ ^) ところで、他のダンサーが行方不明になっていた件は、どうなったのかな?
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シャンテシネの前に25分程度空いたのですが、タバコを吸ったりしてブラブラしてたら中途半端な時間になってしまい、飯を食えず仕舞いになってしまった……。
陽のあたる場所から、『ルイーズテイク2』で顔を覚えたのでルイーズちゃんと私的に呼んでいる主演女優さん、久し振りでしたね。寒い中、鼻の頭を赤くして頑張ってくれました(^ ^) おばさんの方は、アイスランドの詩人なんだそうですね、小さいながら個性的な役をやる人が見れるのは嬉しいものです。
おばさんの行為を「病気」としてとらえ、治療出来るものと考えている医師と、その病気も含めておばさんの人間ととらえ、包み込んでしまおうとする地元の家族、本作では結局後者の方に残ることになった訳ですが、どちらかに軍配を上げると言う訳ではなく、人間の幸せを基準に考えなければならないということでしょうね。二人の心が微妙に通いあう、その描写が秀逸で、最後の別れが心に染みました。
しかし途中で英語を喋っていきなり「分かる」ようになるのは、映画を見ている中で何度も体験していることですが、面白いものですね。閉鎖された街の独特の雰囲気も満喫しました、『歌えフィッシャーマン』は、同じアイスランドでしたっけ?
もう1本見ようと思えば見れる時間ではあったのですが、明日ちょいと早出しなければならないこともあり、余裕を持ってそのまま帰ってきました。時間があったので、ようやっとシャンテシネクラブに入会! 正会員、33x番でした(^ ^)
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