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本日銀座にて、戦争のはじめかた、ニュースの天才、渋谷に戻って蕎麦を手繰り、ヴィタール。有楽町BIGピーカンの上のシネカノンは初見参、JRの駅から近いし、中々綺麗な映画館で良かった。モーニングの透光の樹から見るつもりが、案の定間に合わなかった、これは見逃し映画になるかな……。ニュースの天才は、ウカウカしている内に六本木で終わってしまい、見逃したかと思っていたのが、パトスで拾えて良かった。最後、シネセゾン辺りでもう1本見ようかとも思ったが、無理をせず帰ることにしました。
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戦争のはじめかた、最初に一人死んだ所で「あ、ブラックかな」と思ったので、そのモードに入って見ました。が、エドハリスの件などは特にブラックでもなく、単なるおふざけと思えるようなのもかなり混じっていて、少し中途半端だったかな? 例えばベリーバッドウェディングのように、ハチャメチャにブラックをやってくれればまだ良かったと思いますが……。9/11の件などで公開が遅れてたそうですね、TVで流れていた壁の崩壊のニュースが、既に懐かしゅうございました。
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ニュースの天才、しかし、エアフォースワンに置いてある雑誌で捏造記事とは……。以前フリーライターをやっていた私でなくても、かなり重い話ですよね?、これは。新編集長、最後はシッカリした振舞いでしたが、それだけにもっと早く気付かなかったかと残念に思いましたが……。ヘイデン君演ずる記者が、編集会議などでそれだけ上手く立ち回っていた、ということなのでしょうね。彼は、甘いマスクで、役柄にピッタリでありました。何かちょっとしたことで味をしめて、段々のめり込んでいったんだと思うけど、モノを伝える人は、常にこういう危険があることを認識している必要がありますね、大変なことです。
私も、日経系の雑誌でしたが、外部スタッフとして編集部に入って書いていた時、何某先生の原稿が取れずに自分で書いちゃった記者が(同じ会社の他の雑誌で)いたらしく、編集会議で編集長が、その記者のことを思いやりながらもその話をしていたことを懐かしく思い出しました。もう10年程前の話ですが……。
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ヴィタール、私は何故か塚本の監督作品をずーっと見逃し続けているので(何故かな?、丁度シフトが合わなかったのかな)、本作は見に行こうと決めていたのでした。塚本エロティシズム健在で、嬉しゅうございました。「あ、……あ」という浅野君、気の強そうな女性、互いに首を締めあったりする描写は特に、面白かった。しかし、解剖実習4ヶ月と言っていたけど、ずっと同じ御遺体と4ヶ月間、朝から晩までお付き合いするのかな、ホントにあんなにスケッチするの?