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本日、久々の池袋にてソウとスウィングガールズ。スウィングガールズが、テアトルダイヤでCLUB Cカードを使って見れば1000円だったので、月末から勤務地になることもあり、行って来た。

ソウ、エス(刑務所の実験の話)やメメントなどを連想させる、極限状態の中での心理劇で、どんな映画か全く心の準備をせず見に行ったこともあり、そこそこ楽しめました。

スウィングガールズ、続ウォーターボーイズでしたね。最後のオチは分かっているので、それに続けるストーリーを、ハチャメチャに戯画化したギャグを入れながら組み立てて行くという……。ただ、ウォーターボーイズでは、シンクロそのものが創作で、それを見る楽しみがあったけれども、今回は最後はジャズの演奏なので、前回より盛り上がりが苦しかった。名演奏を聞きたければ、本物のジャズメンのCDを聞けばいい訳ですからね。ユニフォームを忘れてしまうところなど、セーラー服で演奏させたかったという御都合主義も見えるし……。しかしメインとなる4人の女の子は、黒澤のまあだだよの4人を連想させるキャラクターで、要するにあの大人しい女の子が寺尾聡ですね、ストーリー展開なども含め、丁寧には作ってあると思う、悪い印象はなく楽しみました。ただ、私はぴあFFの功罪として、金の掛かるシーンを安上がりに済ませるような描写を監督が容認、というより自身の手法として身に付けてしまうのが少し気になっているのですが……、もっとお金と時間を掛けて、芸術作品としての映画も作って欲しいですね。