これまでのこと〜初代バナナの話  -1-
◆出会い

初めて鉢植えバナナにであったのは約2年前、近所のホームセンターでした。

大きなみずみずしい葉っぱとまだ小さく青いあかちゃんバナナ。
一瞬にして私の目はハートのかたちになってしまったのです。
気になるお値段のほうは・・・・3万8千円!
当然のことながら、その場で購入を諦めました。

でもどうしてもそのバナナのことが忘れられず、それからの3ヶ月間
週に1度はホームセンターに行っていました。
なんとなく時間があったりすると足が勝手にむいてしまうのです。
心の中でバナちゃんなんて名前までつけてしまっていました。


ある日いつものように、バナナの鉢がそこにあることを確認。
そして果実のサイズがまた少し大きくなっているのも確かめました。
でも・・・何か変。いつもと違う。何が?
ああ、なんと半額の赤札がぶら下がっているではありませんか!
収穫を目前に控えているというのにいいのでしょうか!

私がすぐにレジに走ったのは言うまでもありません。
半額とはいえ高いなぁなんて迷っていたのはほんの数秒の事で、
ほとんど即決状態でした。

こうして1999年9月某日、鉢植えのバナナは軽トラックにゆられて家に到着。
ホームセンターのおじさんに付き添われてしずしずと我が家にお嫁入りしたのでした。

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