ひまわり通信2

な、なんと、もう8月17日

 

皆さん、お元気ですか。
今年の夏は暑かったですね。ここ2日ばかり、過ごしやすくなってきましたが、それでもやっぱり、大変です。私自身、暑くてなかなか眠れず苦労していますもので、いらした患者さんに「よく眠れてますか?」なんて聞くのもなんだか気が引けてしまって。夏生まれで、夏大好き!汗だらだら流して掃除するのは最高!という主婦
Hさんも、今年ばかりはそうもいかなかったようです。熱中症と脱水には気をつけましょう!!

 さて、上手な精神科の活用法について、書きたいと思います。(ごめんなさ〜い)第一回とずいぶん時間が空いてしまいました。ひろ子先生は生きているのか?と心配して下さった方もいらっしゃるでしょうか。

ともあれ、はじめさせていただきます。

精神科にいくというのには、大きく2通りあります。自分でおかしいと思い自分で受診する場合と、それと家族や友人の勧めによって受診する場合です。

 今回は、自分で受診をするときのことをお話しします。

 何の思い当たることも引き金もなく、眠れない、食欲がない、いらいらする、自分でもどこか以前の自分と違う、と思う方は、『精神科』受診を考えるでしょう。それは精神科のもんをたたくことにあまり抵抗がなければ、早期発見早期治療ができ、とてもよいと思います。精神的病気があるかどうかは、診察によってはっきりします。しかしそこで、鉄欠乏貧血のだるさや動悸かもしれないし、甲状腺の問題とか、身体的病気が基盤になっている場合も少なくありません。そのような疾患が疑われるときには精神科でも検査はできます。(中には採血できるんですか?なんて聞かれますが、,、はい!できます。安心してください)おかしいなと思ったら、是非ご相談ください。

 自分で来られる方の中には、生活の中の悩みの相談という形もあります。

悩みが心身に影響を及ぼしているときもありますし、現代では自分のプライベートな悩みを友達に相談することが少なくなっているからだと思います。精神科医やカウンセラーは守秘義務がありますので、秘密を漏らされる心配なく、話しはできます。そして精神障害がないときには、カウンセラーを紹介しています。

 次にどこかからだが悪いのかと、耳鼻咽喉科、脳神経外科、内科、などいろいろ回って、何ともないといわれ、精神の問題では?といわれ、紹介状を持ち来院されるケースも多いです。そういう方は、どちらかというと(しぶしぶ)いらっしゃいます。本当に、誰でも精神病と思われたくないとか精神病になりたくないという思いなのだと思いますが、ためらっているうちにどんどん病状が悪化することもありますので、心配なら家族や信頼できる方と一緒に来られることをお勧めします。

 精神科は、特に医者との相性がある科だと思います。、今は患者さんが医者を選ぶ時代なのです。前は病院を換えることを「ショッピング」とかいい、あまり好まれませんでしたが、私は十分に吟味して、納得いく医療を受けていただきたいと思っています。

 次回は家族、友達に受診を勧めるとき、という話題に触れたいと思います。

 


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