紀行文 ”スペイン ソロ ツーリング” 

アンダルシア地方 8日間の旅

2004年 7月22日〜7月28日 By ホンダCB500(レンタバイク)、ルノー LAGUNA1.9 マニュアル(レンタカー)

1日目 ZARAGOZA

MADRID
サラゴサからマドリッドへ。バイク借り。ホテルへ。                       マドリッド ホテル泊(114ユーロ朝食付)    約300km  
2日目 MADRID

SEVILLA
高速道路を走り出来るだけ南へ。
       セビージャの手前ホスタル*泊(23ユーロ)
約570km
3日目 SEVILLA

RONDA
セビージャでカテドラルを観光。
幹線道路を走る。ロンダ観光
             ロンダ ホスタル*泊(20ユーロ)
約150km 
4日目 RONDA
CASARES
FUENGIROLA
スペイン南端TARIFへ、アフリカ大陸へもっとも接近。そして白い村へ。コスタ デル ソルを流す。
       地中海沿いの町ホスタル**泊(43ユーロ)
約350km 
5日目 FUENGIROLA
MIJAS
MALAGA
GRANADA
スペインらしい白い村村へ。
マラガは走り抜ける。
               グラナダ ホスタル*泊(20ユーロ)
約260km 
6日目 GRANADA
UBEDA
CIUDAD REAL
アルハンブラ宮殿入り口まで。
幹線道路145kmを走る  街中 ホテル*泊(31ユーロ)
約460km 
7日目 CIUDAD REAL
TOLEDO
MADRI
D
バイクでの最終日。
トレドの町を歩く。 バイク返却。
         マドリッド ホテル泊(167ユーロ朝食付))
約270km 
8日目 MADRID
ZARAGOZA
マドリッドからサラゴサへ 約300km  

Travel writing

 見知らぬ土地スペイン、バイクツーリングの為に、やってきた!!!!!

マドリッドの朝9時、空港近くのホテルに、バイクと共に俺がいる。自分でも信じられないくらいの成り行きで、ついに実現してしまった。ヨーロッパを走るのだ、それもソロで、全ては自分にかかってくる。前日バイクレンタル会社”ハッピーライダー”のホセさんと待ち合わせをし、完全整備済みのバイクを借りホテルに駐車していた。
 さあいよいよ出発、しかし最初の難関マドリッドから抜け出す道が分らない、だがしかしここはホセさんがホテルから高速道路、環状線と先導してくれ、かなり走った所でホセさんと分れた。

 身震いしゾクゾクし、なとも言えない嬉さがこみ上げてくる、いよいよ一人。旅は一人がいい、勝手気ままに、スローに旅することが出来る。

 さあ今日は高速道路(Autopista & Autovia)をひたすら走り南のアンダルシア地方を目指す。
高速道路を走りだすと、バイクの感じがいい、今まで500CCクラスにもロードタイプにも乗ったことが無い俺であるが、このCB500は予想に反してグイグイと私の身体を前へ前へと運んでくれる(今まではオフ車に乗っていた)。ほんの数十分走っただけでCB500になじんでいた。

 俺は熱い熱い真夏の陽射しを浴びながら、気温40度の中嬉々として走っている、俺って、俺って夏の熱さが好きなのか?、走っていて嬉しがこみあげてくる。
 異国の高速道路をバイクで走るのは初めて、道の光景が素晴らしい。今まで見たことがない雄大な自然が感動を覚えさせる。それは乾いた大地。たくましく実をつけるオリーブの木。いくら走っても飽きる事がない荒野の地平線。120キロの巡航速度でアクセルを開け、快調なエンジンの音と共に地平線に向かって走る、ライダーの至福の時間が過ぎて行く。高速道路上の車のマナーもいい、スピードを出せるやつはさっさと抜いてゆく、制限速度は120キロ、だが140キロ巡航車もかなりいる、日本では考えられないスピードだ。

 一日目の宿を確保すべく、適当な街を地図上で見つけ高速道路を降り、街のインフォーメイションにて、ホテルの場所を教わる。しかしだこれがなかなか捜せない、小さな街であってもなにしろ初めてのスペインの街、ツーリングでの初日でもあり、又噂には聞いていたが一方通行と曲がりくねった道で、いったん道を間違えると元に戻るのは並大抵ではない。同じような石の家の街並みで戻ったと思ってもまったく違う所だったりして、1時間ほど捜し回ったが、見つけられない。すでに6時過ぎ、腹もへってきて早く見つけなければと少し焦る。
 
”そうだ高速道路脇にホテルがあった” と閃いた。

 高速道路にのり、後少しでセビージャの街に入ろうかという時に、道路脇にひっそりと建つホスタルを発見。セビージャに入ってしまうと、ホテルを捜すのに苦労するので助かった。さっそく駐車場にバイクを停め、我ながら必死な形相と汗みどろの姿でホスタルに入り、中の女性に聞いてみた。”空室は有りますか”。
駐車場には車が1、2台、空いているとは思ったが少々心配で、相手の答えが返ってくるまではドキドキ、、、
よかった!空いている。即 鍵を渡され部屋に入ってみた。
 このホスタル、ひっそりとした外見とは違い宿泊内部はとても明るく、清潔にみえた。それに一晩泊まるシングルの部屋がいいテレビもクーラーも付いている。それで23ユーロ。初日としてはいい所に泊まれてホットした。掃除が行き届き、部屋が静かで、シーツが洗いたて、一夜の宿りは、それで十分。
 荷物の整理をした後、汗みどろの身体にシャワーを浴び、乾いたのどを潤すのに、レストランでビールをたのんだ、いやーおいしかったのなんの素晴らしい味だ。
 
                                       
                  

泊まった星一つのホスタル

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