夏の磐越路-2 (夏の早出川)

磐越西線(郡山〜新津間175.6キロ)には二つの顔があります。
一つはローカル色の強い新津〜喜多方間(94.4キロ)の未電化区間、もう一つは快速電車が走る幹線、喜多方〜郡山間(81.2キロ)の電化区間です。ローカル色の強い新津〜喜多方間だが、大きく分けて新津〜馬下の平野区間と、馬下〜喜多方間の阿賀野川沿いの山間区間では沿線風景が違います。
私が子供の頃は、新津〜会津若松間を「川線」、会津若松〜郡山間を「山線」と呼んでいました。
私は平野区間では五泉〜猿和田間にある早出川の風景が好きです。
夏、私は毎週のように早出川に出かけては子供達をスナップしました。
阿賀野川の雄大な風景とは違い、早出川にはなつかしい川辺の風景があっからです。

夏の早出川の風景を紹介します。


「夏休みの思い出」 
小学生が川辺に石を集めて遊んでいた。
「ヴォー」と五泉駅を発車するばんえつ物語号の汽笛が遠くで聞こえた。
この子が汽車をどういうふうに迎えるか?
私は首にカメラをぶら下げてワクワクしながら川原でその時を待った。
1999年8月



「魚捕りに夢中」 
中学生が水メガネで水中を覗きながらヤスで魚を突いていた。
私も子供の頃に故郷の川でよくやった遊びだ。
1999年8月 (PLフィルター使用)



「夏空」 
シゴナナが真っ黒な煙をたなびかせてやってきた。
若いお母さんが手を振って迎えた。
2003年8月



「夏の川辺」
若い夫婦が車を川原に入れ、子供達を遊ばせていた。
お母さんの白い水着もまぶしかった。
1999年8月



「夏の早出川」
流れがとても澄んでいる早出川。
夏の川原は家族連れでにぎわっていた。
 1999年8月 (PLフィルター使用)



「濁流の早出川」
連日の雨が濁流となっていた。
梅雨時の早出川は荒々しい。
 8233レ 2000年7月 (W4フィルター使用)



「夕暮れ」
越後平野に夕日が沈んだ、夕暮れせまる早出川橋にシゴナナがさしかかる。
8233レ 2005年9月 D2X (レッドエンハサーフィルター使用)


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