冬の湿原を走る-1


2000年1月29日(晴れ)

26日の便で釧路入り。
空港レンタで4WDを借り根室から納沙布岬へ。
27日は朝日を拝んでから流氷を求めサロマ湖へ。
28日は阿寒を超え昼前に標茶に到着、さっそくカーナビ見ながらロケハンを楽しむ。シロンドー温泉泊。
29日は前日のロケハンで決めていたサルボ展望台の隣の山、通称三角点からスタートする。
ここの展望はすばらしく、塘路の進入から見渡せるし、振り返れば雌阿寒岳をバックに湿原を行く雄大な絵が撮れる。

定刻どうり「SL冬の湿原号」が白煙をなびかせやってきた。








サルボ三角点よりの後追いカット。



午後の下りは、予定どうり茅沼駅で丹頂鶴とSLを狙うが、鶴さんには直前に逃げられた。
茅沼駅の発車は爆煙だったのでいい絵になってくれた。
慎重に車を飛ばし、前日ロケハンして決めていた。細岡の展望台へ向かう。



ここからは、湿原駅の発車は見えないが山間を行くSLに西日があたり思ったとうりの絵が撮れた。
この日のSL撮影は終わりにして、標茶のSL公園に向かう。



「おかえりなさいSLC11」と汽車をかたどったイルミネーションが薄暮に輝いていた。
そうC11171号は、この街で24年間も大事に保管されていた。
この運転は彼にとっては里帰りなのだ。

彼を迎える標茶の人々の、暖かい気持ちが伝わってくるようでうれしかった。


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