続・冬の湿原を走るー2

2003年1月26日(晴れ)

まぶしい光に照らされて目が覚めた。
外はくっきりと晴れていた。
湿原も晴れている、雌阿寒岳は少しガスっているようだが・・・

シラルトロ湖の丘から撮影からスタートする。
ここからの風景はすばらしい、冷たい空気がすがすがしく感じる。


湖は凍っていた。新雪が積もって真っ白な雪原になっている。
湿原号がグレーな煙をなびかせてやって来た。

標茶町で、今年もどさんこと湿原号が併走すると聞いていたので急いで移動する。


湿原号が減速すると、どさんこに乗ったカウボーイ達?がいっせいにスタートした。



今年のコスチュームは決まっていた。
テンガロンハットがかっこいい!

石山に移動する。


石山の切り通しを抜けたC11207号機は、減速しながらS字コーナーに入る。
阿寒の外輪山を入れ逆光で狙う。


モクモクと煙を吹き上げ、C11207号機がやって来た。


今日のハイライトは湿原に沈む夕日を絵にする事。
返しを夕日1本に絞り、前日ロケハンしたシラルトロ湖の茅沼寄りの丘に直行する。


太陽が低くなる前に600ミリと300ミリを三脚に据えて待つ。
湿原が赤くなった頃、湿原号が白煙を引きながらやって来た。
興奮しながら300ミリのシャッターを切った。


600ミリに持ち替える。
シラルトロ湖の対岸を、冬の湿原号が白煙を赤くたなびかせながら走り去っていった。

今年もすばらしいドラマを見せてくれた「SL冬の湿原号」

「感動をありがとう」


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