秋の磐越路-3

私は美しい花々に出会うと花にピントを合わせ撮影する事が多い、ほとんどの方は汽車を撮りに来ているのだから汽車にピントを合わせて撮影するのがあたり前な考えなのだろうが、ピンボケのSLもボケ味の良いレンズを効果的に使えばそれなりに絵になる要素が十分にあると思っている。
NIKONユーザーの私が推奨するボケ味のすばらしい、逆光に強いレンズは、Ai-NIKKOR-35mmF2 Ai-NIKKOR-50mmF1.8 Ai-NIKKOR-85mmF2 Ai-NIKKOR-80〜200mmF4 Ai-NIKKOR-300mmF4.5の5本。これらのレンズをF5.6〜F16まで絞り込んで使うことが多い。
中でも25年前に製造が終わった Ai-NIKKOR-300ミリF4.5(左端)は、被写界深度(ピントが合う前後の範囲)が非常に深く、明るい夕日でもくっきりとした太陽が撮れるので私は愛用している。
また用途は違うが Ai-NIKKOR-180mmF2.8(中)のように開放でボケ味が良くシャープなレンズは、曇天でも高速シャッターが切れるので重宝している。




喜多方駅を発車した下りのばんえつ物語号は濁川橋を渡り、三洋電子の前で左に大きくカーブして慶徳越えに向かって力走する。
「秋の磐越路-3」は濁川橋周辺の秋を絵にして見た。



Ai-NIKKOR 85mm。絞りF11 (RVP-F使用)

Ai-NIKKOR 50mm 絞りF5.6
濁川の川原には赤、白、桃色のコスモスが群生している、9月の1週目が見頃だ。
花畑に三脚を立て50ミリ(汽車ピント)と85ミリ(花ピント)を電子レリーズで連動させて撮影した。
2003年9月




Ai-NIKKOR 85mm 絞りF11(汽車ピント)
前景に背高泡立ち草を入れて、逆光で撮影した。
 2003年11月




Ai-NIKKOR 300mm 絞りF8
濁川を渡ったシゴナナを対岸から300ミリで撮影する。
2003年11月




Ai-NIKKOR 80〜200mmを200mmで絞りF11 (RVP-F使用)

Ai-NIKKOR 50mm 絞りF16 (HALFのND4フィルター使用)

Ai-NIKKOR 300ミリ 絞りF5.6 (RVP-F使用)
濁川の川原にはすすきが群生している、逆光に輝くすすきを狙い堤防の上に三脚を3本セットした。
200ミリをセットしたカメラは、逆光に輝くすすきにピントを置き鉄橋をサイドから狙い1枚目。
すぐ隣の50ミリをセットしたカメラに移動、そのすすきを前景に置きシゴナナを後追い逆光で2発目。
またまた隣の三脚に移り300ミリで3発目、義経の八艘跳びならぬ三脚の三段跳びで撮影した。
 2003年11月




濁川が夕日を写して輝いていた、オレンジフィルターを付けて撮影する。
2004年11月



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