SL冬の湿原号-3

長男の大学、次男の高校、この2年間は子供達の受験で、冬は静かにしておりました。クリスマストレイン、冬の湿原号もすべて指をくわえていた。何とか無事受験が終わり今年の冬は堂々と撮影に出かけられます。
今回は撮影に専念するため、個人タクシーを貸切る事にした。これで雪道の運転も、駐車場所も気にせずにSLを追いかけられる。
撮影機材はカメラはNikonD3を2台、サブにD200、レンズは20ミリ、28〜105ミリ、70〜200ミリ、300ミリ、400ミリ、TC-14Eを用意した。

2009年1月24日(くもり→晴れ)


JAL1145便はMD-81機にはめずらしく、揺れも少なく快適なフライトだった。
空港で頼んでおいた写真好きのA個人タクシーに乗り、釧路川橋からスタートする。
Aさんの話では、今年は雪も少なく釧路川も凍らないそうだ。地球温暖化の影響なのか?
風向を考えて対岸の川上側から300ミリ(D3)で狙うと、鉄橋の中ほどでカモメがSLの直前を通過してワンポイントになった。


五十石陸橋のセンターを確保したかったので、塘路をパスして急ぐ。

陸橋から600ミリ(D200)で狙う。

首からさげたD3には24〜105ミリを付け、30分の1秒でシャッターを押しながらカメラを縦に振った。
上からの流し撮りがうまく決まった。


標茶でSLを追い越し、馬の併走会場に向かう。

女の子が雪原で遊んでいた。

「坊や耳を押さえなくても大丈夫だよ」

馬ソリのカウボーイにはビックリ!


摩周のコンビニでおにぎりを買い、車中でほおばる。運転しなくていいのは楽チンだ!


石山の踏み切りアウト側から、600ミリ(D200)を三脚に、首に提げたD3には70〜200ミリを付ける。
石山にとどくくらい盛大な爆煙、冬のSLは絵になる、それも重連だけに大満足だった。


晴れて来たので、返しはシラルトロ湖の夕日ポイントに直行する事にした。

すばらしい夕日だったが・・・
「SL冬の湿原号」は夕日の手前で「ポー・ポッ・ポッ」短汽笛3回、絶気の合図で煙が消えた。
残念!


塘路の駅でコーヒーを飲みながら、鉄友たちと情報交換。
K機関士の送別会に出るため夜道を釧路へ向かった。

今年限りで引退するK機関士(前列中央)の送別会には、同隣写クラブ12名を含む有志30名が集まって栄町の焼肉屋を貸しきって開かれた。現役時代の機関士がまた一人引退するのは寂しいが、次の世代にバトンを渡さなければSLを運転する人が育たないのだからしょうがないのだろう。

(参加者の皆さんメール下さい、上の画像を壁紙サイズで貼付して返信します!)

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