三菱ふそう エアロエース "Super Cabin"(M96/M06)

2013年11月1日よりシートを10列配置にし、シートピッチを10cm広げた、新型車両Super Cabin(スーパーキャビン)が東京空港交通(リムジンバス)からデビューした。
「おもてなしの空間」と「くつろぎのひととき」を提供する車両。
シートピッチだけでなく、シート幅も広くなり、座席間の肘掛けも設置された。

東京空港交通では、96年導入車両までは、このバスと同じ38人定員の車両も多かった。
その後ユーロツアー導入の中でも38人正座席車両に補助席をつけた46人定員車両を99年までは導入していた。
成田空港路線中心だったリムジンバスだが、羽田空港路線の急成長により共同運行便が増え、共同運行の会社との関係から、標準的な11列配置正座席42人定員の車両が増え、運用の汎用性をあげるためにも、10列の38人や補助席付46人定員車両も、2006年より順次11列42人定員に改造されていった。
また新規に導入される車両も11列の車両ばかりとなり、この頃から成田線車両が羽田線で運行される運用も大きく増えた。

そのような中、成田空港へのLCC就航に伴い、2012年7月からは、格安の「東京シャトル」と「Theアクセス成田」が運行開始し、これらのバスと差別化が必要になったのもSuper Cabin登場の一因と言える。
12列の東京シャトルと比較すると、座席は2列も少なく遥かにゆったりとしたシートになる。

車両には、通常の社番とは違い、900番台の特別な番号が割り当てられた。
路線車両への900番台は実証実験をしていた燃料電池バス以来。
11月1日から運行開始したのは、大栄2台(920番台)、箱崎3台(940番台)の車両。
11月下旬からは昭和島3台も加わり8台体制で始まり、その順次増車されている。

38座席のため、42座席で設定されている共同運行路線には充当できないため、NRT〜HND・TCAT・都心ホテル系統など運行路線は限られている。

Super Cabin投入後は一般車両のエアロエースにも座席間隔以外は同等の装備がされている。
一般車両に関してはこちら



(QRG-MS96VP)

一次車の特徴は下記の通り。
・逆T字窓(開閉する窓が上側)になり、目線レベルでの視界拡大
・座席列を減らし、シートピッチを3cm拡大 (38名座席)
・シート間の肘掛装備
・乗降ステップに緑赤のLEDステップライトを装備
・客席には関係ないが、運転席電動バイザー装備・停車ボタン装備。1番トランク容量拡大

一次車は

2013.11.1〜2014.3.31の間は下記の限定ダイヤで投入された。
大栄
920-31038M96 成田200か643
921-31038M96 成田200か644

 NRT8:35-TCAT・池袋/池袋13:00-NRT/NRT16:40-赤坂方面/-回送
NRT13:45-TCAT・銀座/TCAT17:25-NRT/NRT20:20-TCAT・銀座/東京駅F6:07-NRT
箱崎
940-31038M96 品川200か2663
941-31038M96 品川200か2664
942-31038M96 品川200か2665
東京駅7:10-TCAT-NRT/NRT10:10-赤坂方面
新宿駅西口8:00(S1)-NRT/NRT10:50-TCAT東京駅/東京駅13:35-TCAT-NRT/NRT17:05-銀座・芝
恵比寿8:30-品川-NRT/NRT12:20-TCAT/TCAT14:30-NRT/NRT17:00-TCAT・目白
昭和島(11月下旬から)
953-31038M96 品川200か2673
954-31038M96 品川200か2674
955-31038M96 品川200か2675
東京駅F7:37-TCAT-NRT/NRT11:00-TCAT芝/HND(Int'l)14:40-NRT/NRT17:40-赤坂方面
新宿駅西口10:20(S2)-NRT/NRT14:15-新宿(S4)/HND(Int'l)18:20-新宿方面(S1)
パレス16:15-日比谷・銀座-NRT/NRT20:10-新宿方面(S3)/新宿駅西口7:20(S2)-NRT/NRT10:25-HND(Dom)

2012.4から販売されているQRGエアロエース。2013.1からミリ波レーダー装置が標準装備となり、バンパー形状が変わり、ナンバーの位置もずれた。
ナンバー横の黒いのがレーダーカバー。内部にミリ波レーダーユニットが装備されている。
両サイドにSuper Cabinのロゴが入っている。920番台は大栄事業所所属で920,921の2台を導入。

921-31038M96

成田200か644
2013.11 池袋メトロポリタン

リムジンバスのSuper Cabinの非公式側。箱崎事業所所属は940番台で、940,941,942の3台を導入。


940-31038M96
品川200か2663
2013.11 箱崎町

飯倉手前を走行する、リムジンバスのSuper Cabin。
サイドの窓は、逆T字窓となった。逆T字窓は2000年導入のユーロツアー以来13年ぶりに採用。ユーロツアーも2013年現在最後の活躍を見せており、逆T字窓がぎりぎり引き継がれる形となった。
使用していないが、電動のサンバイザーも装備している。

942-31038M96
品川200か2665
2013.11 六本木一丁目

東京空港交通Super Cabinのリア。
リアにもSuper Cabinのロゴが貼られている。
平成27年度 燃費基準+10%達成車のステッカーも貼られている。

921-31038M96

成田200か644
2013.11 池袋


2013年11月20日前後には、昭和島事業所に953,954,955の3台が納車された。燃料電池バスが使っていたL951,952の続番となった。

電動バイザーを下げている状態。
リムジンバスは上部にLEDを設置しているため、運転席側だけに装備された。

品川200か2673
953-31138M96

Super Cabinの車内。
シートの幅が広くなったため、通路が多少狭い。座席幅は3cm増とか。
窓の形状は上部が開閉する形となり(逆T字)、着席時の視界が広がった。
椅子の柄が従来の車両と同じなので、あまり変わったイメージがない。
エアロエースの初期車以来、リアの窓が黒くなってしまった。

954-31138M96
品川200か2674
シートが1列減り、運転席側が10列、扉側が9列(トイレ付のため)になった。座席間は8p増加とか。
写真からも東京空港交通 Super Cabinの足元の広さがわかる。

座席間にも肘掛がついた。
最前部は3点式シートベルトとなった。
窓下縁材はモケット張り(シート表皮同材)が選択されている。


954-31138M96
品川200か2674
車内後方から。
椅子の裏側の形状はかなりかわった。
ドリンクホルダーの位置が微妙なところにあり、社内誌が折り曲がってしまう。


953-31138M96
品川200か2673
エアロエースに標準装備となった、停車ボタン。
リムジンバスでは使わなそうだが、標準装備ということでついてしまった。


954-31138M96
品川200か2674
運転席右側には停車ランプが装備された。
これも使うことはないだろう。

954-31138M96
品川200か2674
乗降ステップには緑赤のステップライトのLEDを装備。


920-31038M96
成田200か643

スーパーキャビンのトイレ。パウダールーム装備とのことで見てみたが、普通のトイレだった。
除菌スプレーは後付された。
便器自体は黒色で高級な感じになっている。

920-31038M96
成田200か643
左が2009年車のL592。右が2013年車のL955。
2008年のエアロエースまではステップが2段。2009年から3段になったが、2013年車は3段目の高さが高くなった。この仕様変更で手前側の「1番トランク」の容量が増えた。
2009年車も含め、3段目にはLEDがついている。 
Super Cabin 2次車「新空間 Super Cabin」
2014年3月7日に新空間「Super Cabin」ということで4台の車両が増備された。
1次車はシート色が一般車と同じで折角の高級感が目立たなかった。
その他、色々と指摘されていた事項を一気に改善した感じで2次車は登場。車内は見違えるようになり。まさにSuper Cabinにふさわしい車両になった。
残すところ、車内ではコンセント。外観がさらに目立つようになれば良いのではないかと思う。

2次車での変更は下記の通り。
・木目調フローリング床の採用
・シートカラーを通常のリムジンバスのカラーに対し変更
・各座席へのテーブルの装備
・リムジンカラーのオレンジ色のカーテンにオレンジのシートカバー
・トイレ内も木目調。飾りと除菌スプレー設置。
・シートのアシストグリップが片側だけに


車両は大栄2台、昭和島2台に配置。
2014.3.7-3.31までは下記の限定ダイヤで運行されていたが、昭和島車両は1次車、2次車の運用が入り乱れていた。
大栄
922-40338M96 成田200か679
923-40338M96 成田200か680
NRT15:00-TCAT・目白/TCAT19:20-NRT/NRT21:45-TCAT・銀座/東京駅6:40-TCAT-NRT
NRT7:55-品川・恵比寿/HND12:50-NRT/NRT16:00-TCAT・目白/-回送

昭和島
956-40338M96 品川200か2729
957-40338M96 品川200か2730
目白・池袋8:00-NRT/NRT12:40-TCAT・東京駅/東京駅15:35-TCAT-NRT/NRT19:00-新宿方面(S4)
TCAT16:55-NRT/NRT20:25-羽田横浜/セレスティン6:35-芝・臨海-NRT/NRT9:20-HND(Dom)

2014.4.1〜2014.7.15は下記のダイヤに変更された
大栄
NRT7:20-HND/HND10:50-NRT
NRT7:55-品川・恵比寿/HND12:50-NRT/NRT16:10-赤坂
NRT13:45-TCAT銀座/TCAT17:25-NRT/NRT20:20-TCAT銀座/東京駅6:10・TCAT-NRT
NRT15:00-TCAT目白/TCAT19:20-NRT/NRT21:55-池袋/恵比寿7:30・品川-NRT
箱崎
東京駅7:10・TCAT-NRT/NRT10:10-赤坂
新宿駅西口8:00(S1)-NRT/NRT10:50-TCAT・東京/東京駅13:35・TCAT-NRT/NRT17:05-銀座・芝
恵比寿8:30・品川-NRT/NRT12:20-TCAT/TCAT14:30-NRT/NRT17:00-TCAT・目白
昭和島
六本木8:00-NRT/NRT11:45-HND(Dom)/HND14:20-NRT/NRT17:40-赤坂
新宿駅西口8:20(S2)-NRT/NRT13:00-TCAT・丸ノ内/東京駅16:45・TCAT-NRT/NRT19:40-HND(Int'l)
六本木9:30-NRT/NRT14:15-新宿方面(S4)/HND(Int'l)18:20-新宿方面(S1)
パレス16:15・日比谷・銀座-NRT/NRT20:10-新宿方面(S3)/セレスティン6:35・芝・臨海-NRT/NRT9:40-HND(Int'l)
恵比寿16:30・品川-NRT/NRT21:05-品川・恵比寿/リッツ6:55・赤坂-NRT/NRT10:25-HND(Int'l)
東京空港交通 Super Cabin フェーズIIの車内。
シートカラーが変更され、オレンジ色の革製のシートカバーに床が木目調になり雰囲気が一気に変わった!
木目調フローリング床の高級感にオレンジ色のコーポレートカラーを配し大正解!

シートが広くなった分、通路が狭くなったといわれていたが、シート上部のサイドに取り付けられているアシストグリップが片側だけになった。(写真では左側のシートにだけついている)

923-40338M96
成田200か680
カーテンがオレンジ色のブリーツカーテンに変更された。
車内誌Viaが折れ曲がってしまっていたドリンクホルダー(カップホルダー)はシートテーブルにしたことで解決した。
東京空港交通 Super Cabin フェーズIIの車内の特徴の一つが、このオレンジカーテン。
オレンジカーテンを閉め、読書灯をつけると独特の雰囲気になる、新Super Cabin。
車内後方からのSuper Cabin 2次車の雰囲気。
シートの色が2席対称になったのでイメージがかわった。
  Super Cabin 1次車デビュー時、パウダールームと表現されていたが普通のトイレだった。
2次車ではトイレも木目調になり印象が変わった。
加えて大きな葉っぱの飾りと額がついた。
狭いのに変わりがないが、トイレも印象が変わった。

便器は大理石風。
SuperCabin「フェーズ3」 (スーパーキャビン・フェーズ3)

2014年7月末にさらに仕様を変更し、3代目 SuperCabin BrothersならぬSuperCabin フェーズ3が登場した。ホームページでは8月デビューとのことだったが、7月下旬から運用を開始した模様。

「フェーズ3」となり、車内はかなり完成度が上がってきた。今回の変更点は
・座席にコンセントの設置
・シートカラーの再変更
・トイレが折り戸となり、扉が15cm拡大

今回の増備で大栄7台、箱崎5台、昭和島5台の計17台の陣容となった。

大栄
924-40738M96 成田200か731
925-40738M96 成田200か732
926-40738M96 成田200か733

箱崎
943-40338M96 品川200か2777
944-40738M96 品川200か2778
 
当初予定より、数日早く2014年7月末から投入された、SuperCabin フェーズ3。
さらに車内は進化したが、外見には手が加えられなかった。
写真は成田発TCAT・目白。TCAT・目白は15時、16時、17時発と3本連続でSuperCabinが充当されるダイヤとなった。(2014.7.16〜ダイヤ)

926-40738M96
成田200か733
2次車で変更された、シートカラーが3次車で再度変更された。
黒っぽい色が使われることになり、よりはっきりした感じになった。
木目調床のフローリングの柄が少し太くなった(列)。
東京空港交通 Super Cabin フェーズIIIの車内もオレンジカーテンをしめて撮影。

943-40738M96
品川200か2777
シート後方にも黒色のシートが採用され、後ろから見た車内の印象も変わった。
各座席にはコンセントが設置された。
窓側の椅子は、窓の下に白色のコンセントが
通路側の座席は座席横に回転型の黒色のコンセントが設置された。(リクライニング装置の後ろ)
非常口となる最後部の座席はコンセント位置が異なる。
窓側座席の白色のコンセントはコンセントを挿入するとAC100Vの部分が白くなった。

エアロエースのコンセントの注意書きはガーラに比べてシンプルになっている。(携帯電話の充電に限ります。という記載のみ)
車内後方にあるトイレはそもそも狭い空間なのだが、今回、「化粧室ドアの15cm拡大」ということで、どういうからくりかと思ったら、折り戸型の扉に変更されていた。
トイレにはLIXILのトイレ用擬音装置が新たに設置された。
ボタンを押すと20秒流水音が流れる。
電池交換式となっている。
2014.10.14にプレスリリースされ、2014.10.18の東京空港交通 リムジンバスの創立60周年記念の「リムジンバスグッズ&廃品等掘出し物即売会」で公開された、1960年代のレトロラッピングバスになったSuper cabin フェーズ3のL943。L420とともに選ばれた
TCAT3Fの2番で公開された。1番には休憩用にL306も展示されていた。
10.16に昭和島車庫でラッピングされた模様。

品川200か2777
943-40738M96
2012年導入のエアロエース以降取り付けられている白線認識カメラ(手前)。
奥側は2013年以降、ナンバープレート横のミリ波レーダー装置とともに取り付けられているドライブレコーダー。
2020年度に入り、内外装でSuperCabinも新塗装への変更が始まった。
SuperCabinロゴがない状態で順次塗装変更されている。

926-40738M96
成田200か733
リムジンバス探検隊にて
SuperCabin「フェーズ4」 (スーパーキャビン・フェーズ4)

2014年12月にはさらに仕様変更し、プラズマクラスターイオン発生機とLED照明を追加装備したSuper Cabinが登場した。
一足はやく2014年11月に平和島事業所に納車された一般車両と座席間隔以外は同一装備となった。
2014.12.16ダイヤ改正にはこの増備車両が盛り込まれなかったため、2015.3.31までは一般ダイヤにSuper Cabinが
日替わりで充当された。
エアロエースのなかでは、2015年9月のマイナーチェンジ版。
燃費向上のために、アシンメトリックターボチャージャー採用による燃費向上と尿素水の節約
電子制御可変流量ウォーターポンプ採用によるエンジン冷却効率の向上
後方窓をポリカーボネート化し軽量化を実現
ECOドライブモードなど、全体的に省燃費の装備が追加されている。

当初仕様が大きく変わっていないので名前が付けられていなかったが、2015年8月にスーパーキャビンのトミーテックのザ・バスコレクション(バスコレ)が発表された際に、フェーズ4という名前がつけられた。
バスコレはレトロ塗装のL943とフェーズ4のL946がモデルとなった。
バスコレはディテールにもこだわり再現されているが、残念ながらフェーズ4より変化のあった後部ルーバーの拡大は追随されておらず、L943、L946とも同じ形状となっている。

今回の増備で大栄7台、箱崎8台、昭和島7台の22台の陣容となり、成田にいるとかなりの確率で目にするようになった。

箱崎
945-41238M96 品川200か2838
946-41238M96 品川200か2839
947-40738M96 品川200か2840
箱崎は本線用車両26両のうち3割がSuper Cabinに。
一般車:L312R5,L322-324R5,L325-326M86,L313-315M86,L316-317FD,L301-302M86(PJ),L318-319M96,L327-329RU

昭和島
958-41238M96 品川200か2843
959-41238M96 品川200か2844
スーパーキャビン フェーズ4は、入口の乗務員後方アクリル板にプラズマクラスターイオン発生機のステッカーが貼られている。

このステッカーを見る限りDENSO製のプラズマクラスターの模様。(中身はSHARP)


L958
車内前方に設置された、プラズマクラスターイオン発生機(右奥)とLED照明。
前方と中央部と後方の3ヶ所に設置されている。

L958
SuperCabinフェーズ4の外観ではリア(後方)のルーバー部分が拡大された。

品川200か2838
945-41238M96
2015年10月の箱崎(TCAT)でのリムジンバスイベントに合わせる形で導入されたSuperCabin。
当初設定されていた大栄:920番台、箱崎940番台の社番があふれ、大栄は910番台、箱崎では930番台が使われることになった。

今回の増備で大栄11台、箱崎12台、昭和島7台の30台の陣容となった。
箱崎事業所ではこの新車により富士重工1M(デコ)が全廃となった。

箱崎
948-50938M96 品川200か2929
949-50938M96 品川200か2928
938-50938M96 品川200か2926
939-50938M96 品川200か2927

大栄
919-51038M96 成田200か1017
927-51038M96 成田200か1018

928-51038M96 成田200か1019
929-51038M96 成田200か1020


2016年にも同仕様のSuper Cabinが増備された。
今回の増備で大栄16台、箱崎15台、昭和島7台の38台の陣容となった。
箱崎
935-61138M96 品川200か3061
936-61138M96 品川200か3062
937-61138M96 品川200か3063
大栄
914-61038M96 成田200か1252
915-61038M96 成田200か1253
916-61038M96 成田200か1254
917-61138M96 成田200か1261
918-61138M96 成田200か1262

2015.10.3の箱崎(TCAT)でのリムジンバスイベントでデビューとなったL938。
イベント前に出庫準備を終え箱崎事業所待機をするL938。
新車ならびにイベントに使用ということでタイヤからホイールにまでピカピカな状態。


品川200か2926
938-50938M96
リムジンバスでは2015年9月以降導入のQTG代のエアロエース以降運転席に設置されている、白線認識カメラ(手前)の形状が正方形型から長方形型に変更となった。
この装置は白線を認識し、蛇行運転に対する警告を行うためのカメラ。
この装置はふそうの運転注意力モニタ(MDAS-III)の一翼を担う。
2015.11.29の東京メトロのイベントで公開されたL948。
フェーズ4以降荷物棚が茶色に変更になっている。

品川200か2929
948-50938M96
2015年導入車から車内カメラがかわり、円形ドームがなくなり、赤外線照射機能付きのカメラとなった。
車内後方のモップ入れも茶色になり、木目調車内の中で目立たないデザインとなった。
尚、モップも新型になった。 

また、非常脱出用梯子も最後部に設置されるようになった。
メトロのイベントではエンジンストップし展示をしていたので、換気のための非常口が解放となり、普段はみれない姿を見ることができた。
L948の非常口から見た車内。
コンセントの案内と非常ペダルを発見。

コンセントの案内はなかなかこの位置にあっても見づらい。
公式には、名前はつかられていないが、「フェーズ5」となるSuper Cabinが2018年に導入された。
東京空港交通の一般車両では2017年7月から導入がはじまっている、2TG-MS06GP(M06)エアロエースとなり、従来のマニュアルミッションに変わりAMTミッション(8速AMT)が採用されている。

車両はリムジンバスのSuper Cabinにふさわしく、エアロエースの最上級のプレミアムラインにほぼ等しい装備となった
(天井のブラックシーリング・荷物棚下面レザー張り以外)
外見では固定窓に加え、リアの青色のシグネチャーライトが一般車との差別化ポイントとなった。

【外見】
アルミホイール・シグネチャーライト(リヤ窓廻り)
【内装】
運転席ハイグレードシート(エアサス・シートヒーター)・客席3点式シートベルト・客席ウォームライト
が装備されている。

これ以外では
・側面窓が全固定化(固定窓)
・従来車との変更点では電源コンセントにかわりUSB給電装置
が採用された。

リアには後面シグネチャーライトが採用され、半円形のリア窓の周りが青く光るようなり、夜間は目立っている。


箱崎
933-80338M96 品川230あ9518
934-80338M96 品川230あ9519
昭和島
951-90238M06 品川230あ9542
952-90238M06 品川230あ9543


2TG-MS06GP
2018年に導入されたSuper Cabinは、M96からMS06エアロエースに変更になった。
一般車両とは異なり、後面シグネチャーライトが東京空港交通では初めて採用された。
青い光が暗いところでは良く目立つ。

品川230あ9518
933-80338M06
驚くべきことに、側面窓が固定窓となった。
アイドリングストップしなくてはいけない休憩時には厳しい仕様。
東京空港交通では1988年に導入されたMS725SAのエアロクイーンK(Super Limousine36)以来の固定窓となった。
(その前はファンタジア号用ネオプランN122<81/82年式>)

品川230あ9518
933-80338M06
車内は側面窓が固定窓になったことで視界が広がった。
2017年度の一般車と同様、コンセントからUSB給電装置が各座席に取り付けられた。
シートはワイドシートと中間肘掛付の3点式シートベルト仕様。

L933
成田浅草線で駒形橋を渡るSuper Cabin。
窓の向こうには赤い吾妻橋が見える。

固定窓化による眺望の良さとSuper Cabinのシートピッチの広さがわかる。

L933
MS06エアロエースの一般車は従来通りの跳ね上げ式の乗務員用小物入れだったが、Super Cabinは観音開きの少し大型の乗務員用小物入れになった。
天井はグレーだが、小物入れはプレミアムラインのブラックシーリングに近い色になっている。

L933
網棚下(冷房ダクト下)の読書灯と読書灯の間にはウォームライトが取り付けられた。
暖かい感じのオレンジ色のライトが点灯する。通路上の照明がない外車にはよくある装備。リムジンバスではユーロツアーを思い出す装備。

L933
リムジンバス新塗装

公式には、名前はつかられていないが、「フェーズ6」となるSuperCabin。
2019年7月納入の車両からFriendlyロゴがなくなり予兆はあったが、2020年2月より新塗装となる車両が順次デビューし始めた。
東京空港交通ではセレガのL-305/306が新塗装第一号となり、その後2月26日頃からSuperCabinのL-950がエアロエースの新塗装第一号となりDダイヤでデビューした。

塗装デザインだけでなく、フォントも行灯の文字が新ゴシックに、ロゴと社番はAvenirのフォントと新しいフォントが採用された。

新顔(令和顔)のスーパーキャビンもL-950で初登場となった。

内装には大きな変更はないが、安全面ではミリ波レーダー装置がフロントバンパー部だけでなく、左横にも新たに設置(アクティブ・サイドガード・アシスト)されたことで、左折時などの巻き込みに対しても検知が可能になった。
左折または左ウィンカー作動時に検知した場合はインパネ左側にある△ランプとメーター内警告表示が赤点灯し、シートバイブレーターも作動する仕組みになっている。
乗客がドライバーの異常時に緊急停車させることができるEDSSも取り付けられている。



昭和島
950-00238M06 品川230あ9575
早朝の成田空港行に充当されたL-950。
白い部分が多くなった新塗装だがJBUSよりはすっきりした印象になった。
エレキングの角のような特徴的なスモールランプを点灯中。

950-00238M06
品川230あ9575
リアも白い部分が増え、オレンジの部分が減ったがフロント側ほどのインパクトはない感じ。
サイドはグラデーションがなくなりすっきりした感じになった。

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車内は天井が黒になり引き締まった感じになり、格好良さも増した。
プラズマクラスターイオン発生機も黒となった。

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2020.7.25 リムジン貸切ツアー
「リムジンバス探検隊」