タイミング・チャート(タイムチャート)を何度か作る必要があり、作業量に応じて色々なツールで書いていましたが、ふと思いついてMS-VISIOに自動的に書かせるツールを作ってみました。
この手のツールですと、タイミング・チャート清書ツール(Tchart[東北学院大学熊谷研究室])が有名ですが、EPS形式なので環境が整わないと固定的になってしまいます。
これだと簡単に伸び縮みができ、後から補助線を引いたりコメントを付けたりが楽だろう(Wordなどにも貼れるし)と自画自賛しています。元々が制御仕様の設計のために作ったので、あまり回路設計者の方のことは考えていません(というか、要求仕様がいま一つよく分からん)。
このような事情も含め、将来的な対応については、こちら(TCMLへの対応について)も参照ください。一応、「制御設計でタイミング・チャートなんて使うの?」という方のために、宮田技術士事務所のPLCの基礎を紹介しておきます。
バグ、不具合、こんな仕様が欲しい、とかありましたら、気軽にご連絡ください。
尚、このツールを利用するためにはMS-VISIOの他に、VisualBasic Ver.6.0のランタイムライブラリが必要になります。
「コンポーネント'RICHTX32.OCX'、またはその依存関係のひとつが適切に登録されていません。ファイルが存在しないか、あるいは不正です。」と言う、エラーが表示されて実行できない場合があります。”VB6のランタイム”がセットアップされていても起こる場合があります。原因は”VB6のランタイム”のパッケージの違いです。
パッケージによっては'RICHTX32.OCX'の含まれていないものも有ります。
下記URLより'RICHTX32.OCX'入りのランタイムが公開されてるので、ダウンロード後、解凍してセットアップを行ってください。VB6のランタイムSP6
このツールのインストール、使用方法等の詳細については、リリースノートで確認してください。
Visio Professional 2002で実行したところ、一応問題なくタイムチャートが書けているようです。
さてVisio 2003では、問題なく動作しているんでしょうか?
情報をお待ちしています。[追加:2004/01/23]
Visio 2003でも問題なく動作するようです。
とっしーさん、情報ありがとうございます。[追加:2004/03/11]
▲TOPへ
最近の変更点
Rev.0.4.2では、次の点を変更しています。
- Fontサイズの自動調整機能のバグを修正。
- メニューにオプションの項目を追加しました。
- ラベル幅の倍率を設定できるようにしました。
Rev.0.4.1では、次の点を変更しています。
- Fontサイズの再自動調整機能をツールメニューに追加。
- パラメータ行に、ラベルのスタイル(capfont),行内ラベルのスタイル(strfont)を追加しました。
Rev.0.4.0では、次の点を変更しています。
- Fontサイズの自動調整機能を強化。
- パラメータ行に、単位時間の長さ比(step),信号の高さ比(lineheight)を追加しました。
- 波形の描画ロジックに大幅に手を入れました。
- 暫定仕様として、波形内でのテキスト表示機能を追加しました。
Rev.0.3.0では、次の点を変更しています。
- レベル記号に「~」「_」「-」を追加しました。
- TCMLのパラメータ行の仕組みを導入しました。信号線(signalline)、外枠線(borderline)、区切り線(dividingline)、ラベル幅(capwidth)、角度(slant)がパラメータとして設定できます。
- インピーダンスの描画ロジックに大幅に手を入れました。
Rev.0.2.2では、次の点を変更しています。
- 空行およびコメント行に対応しました。
- 波形の振れ幅の割合を設定できるようにしました。
- 設定ファイルでフォントサイズを自動設定にした場合に画面で自動設定を外すとラベルが表示されなくなるバグがあったので、自動設定時には画面で操作できないようにしています。
Rev.0.2.1では、次の点を変更しています。
- 描画中は作成ボタンを押せなくしました。
- 設定ファイルをメニューからメモ帳で表示できるようにしました。
- 0.2.0公開時に設定ファイルを入れ忘れてました。初めてダウンロードした人には申し訳ない。
Rev.0.2.0では、次の点を変更しています。
- 方形波に対応
- 信号の記述に[=]と[x]を追加しました。
- 部分的な選択禁止->オプションで選択可
- アイコン作ってみました(才能な〜い)。
- ラベルのフォントサイズを固定で指定できるようにしました。
- データの読込・保存ができるようにしました。
▲TOPへ
ダウンロード&インストール
タイミング・チャートメ〜カ〜のダウンロードは,ここ(TimeChart042.lzh : 33.8KB)から行って下さい。
動作確認環境
適当なディレクトリに解凍して使って下さい。動作条件
- Windows2000 Pro SP3
- Microsoft Visal Basic 6.0 SP4
- Microsoft VISIO 2000
必要なコンポーネント/ライブラリ
- VISIOを起動し、新規ページをアクティブにしておいてください。
- Visio 2000 Type Library(VISLIB32.dll)
- Microsoft Common Dialog Control 6.0 SP3(comdlg32.ocx)
- Microsoft Rich Textbox Control 6.0 SP4(RICHTX32.OCX)
尚、本プログラムを利用するためには,VB6のランタイムモジュールが必要です。
ランタイムモジュール等は特に用意してませんので,必要な方は別途入手して下さい(あるいは,インストーラ作ってね,というメールを送って下さっても結構です)。
「プロファイルの設定方法が面倒」とお嘆きの方のために、プロファイル設定ツールを作ってみました。ハッキリ言って、相当手抜きしてます。
Excel2000とそのマクロで作られていますので、好き嫌いがでると思います。
独立させたのはVISIO独自の色使いをダイアログでちゃんと設定できるようにするのが面倒で、Excelのセルにすると楽かな、と思った訳ですが、実はExcelのセルで表現できるパターンが限られているので色の割り付けが不正確でイマイチだったなぁ。
これはVISIOが変な色使い(色コードを使っている)をしているせいだ、ということでご容赦を。Excelに拒否感のない方は、ここ(iniMaker_TimeChart.xls)からダウンロードしてください。
タイミング・チャートメ〜カ〜と同じディレクトリに置いて使ってください。[追加:2004/03/16]
▲TOPへ
VISIOに関するリソースへのリンク
- Visio2000ソリューション開発ガイド(Microsoft MSDN Online Librart(Japan))
- Microsoft Visio サポート情報
- VISIO SQUARE : VB/VBA(株式会社マイスター)
- Visio and You
▲TOPへ