DataMailは,「このアイデアいいから,ちょっと会社にメールしとこ」とか,「このURLを自宅のお気に入りに入れたい」,「このファイル向こうで使いたい」などの,自分自身宛にメモ代わりにメールを使う人向けの,ものぐさ(省力化)ツールです。
Rev.0.1.0からは,Visual Basic Ver.6.0で作成しています。
主な機能としては,以下の3点です(実にシンプル)。
- クリップボード上のプレーンテキストを特定のメールアドレスに送信する。
- 指定したファイルを特定のメールアドレスに送信する。
- エクスプローラの送るに登録すると,そのまま添付ファイルで送信する。
簡単なソフトなので,設定や使い方は詳細には説明してません。
最低でも他のメールソフトと併用していて,そのメールソフトの設定を理解している方が対象になります。
まだまだ作ったばかりのソフトなので,感想やアイデアは大歓迎です。また「使ってるよ」と,一声かけていただけると喜んで機能拡張に励むかもしれません(余計な拡張はしないように心がけますが)。
Rev.0.1.2では,次の点を変更しています。
- SMTP-AUTH(SMTP認証)に耐えられるように、暫定的にFROMにTAB記述を許可。
- 送信先を複数指定できるように、また任意のヘッダを追加できるように、TOにTAB記述を許可。
Rev.0.1.1では,次の点を変更しています。
- ステータスバーをクリックすると,メールの送付先を変更できます。
- プロファイルのパターンファイル名に記述を追加すると,送付先・表題を個別に指定 できます。
Rev.0.1.0で,Visual Basic 6.0に開発環境がお引っ越ししました。
機能的なものはまったく変えていません。
Rev.0.0.9で変更したのは,こんなところです。
- メール本分にテンプレートファイル(テキストファイル)を指定することができます。
テンプレートファイルには、<CLIPDATA>というパターンを埋め込むことで、クリップさせているデータを埋め込むことが可能です。- 本バージョンにて,プロファイルのサイズ設定の単位がバイト単位から KB単位に変更されています。従来のプロファイルをそのままお使いになる場合 には,設定に注意して下さい。
- ファイルの大きさに関わらず,圧縮/非圧縮が選択できるようにしました。
Rev.0.0.8で変更したのは,こんなところです。
- 一定以上の大きさのファイルを送信する場合,LHAで圧縮する(unlua32.dllが必要)。
圧縮したくない場合は,プロファイルでLHAFLAGの値を消して下さい。- 送信中のステータス表示を追加。
Rev.0.0.7で変更したのは,こんなところです。
- エクスプローラの送るから送信すると,クリップボードのデータを添付しないようにした。
連続してファイルを送ったりすると,クリップボードのデータを意識しないと,同じデータが送られ続けるのを防ぐため。
DataMailのダウンロードは,ここ(datamail012.lzh:30KB)から行って下さい(VB 5.0版は,まだRev.0.0.9です)。
今のところ特にインストーラは作っていません。もう少し手を入れたり,ご要望があれば作るかもしれません。今のところは,適当なディレクトリに解凍して使って下さい。
初めてEXEを実行する前に,DataMail.iniというファイルをテキストエディタで編集して,メールの設定を行って下さい。
主な設定内容は,以下の項目です。
- SMTP HOST
- 送り先のメールアドレス(いわゆるTo:)
- 自分のメールアドレス(いわゆるFrom:)
- Subject(固定になります)
- パターンファイルの初期設定値(BODYSELECT)
この値が-1の場合には,SendTo等でパターンファイルが使用されません。- パターンファイルの登録(BODYPATTERNn:nは0から始まる連番)
パターンファイルの表示名称とパターンファイル名を記述します。複数のパターンファイルが登録可能です。- メールがある一定以上の大きさ(WARNNINGSIZE)になる場合に警告を出す(KB単位:初期値は700KB)。
- ファイルのLZH圧縮を行う(LHAFLAG=TRUE/FALSE)
- 自動的に添付ファイルの圧縮を行うサイズ(LHASIZE:KB単位,初期値は200KB)
尚,本プログラムを利用するためには,VB6のランタイムモジュールが必要です。ランタイムモジュール等は特に用意してませんので,必要な方は別途入手して下さい(あるいは,インストーラ作ってね,というメールを送って下さっても結構です)。
必要なコンポーネント
- Microsoft Common Dialog Control 6.0(SP3)
- Microsoft Windows Common Controls 5.0(SP2)
使用方法等は,relnotes.txtを見て下さい(といっても,あまり書けてませんが)。
設定後,実際に使用する際には,一度自分自身にメールを送ってみることをお勧めします。
ローカルLANの中でメールを使いたいのですが,ポートの指定は出来ますか?- BASP21の最新版を使えば問題なく指定できます。
DataMail.iniのHOSTという設定の文字列に,LANで使用しているポートを追加すれば, 問題なく使えます。
例えば,ホストのIPアドレス[192.168.0.1]のポート26を使用する場合には, 次のような設定になります。
[SMTP]
HOST=192.168.0.1:26 VB6の環境で使いたいのですが?- 申し訳ありません。今のところは,VB5版のみです...が,実はこれは特に ご要望が無いからなのです。VBの4でも5でも6でも,EXEを作り直せば問題なく動作 させることができると思います。 異なるバージョンのEXEが必要であれば,お問い合わせください。
自分の都合で,VB6版を作成してます(Rev.0.1.0以降)。 機能的な違いは、最近の変更点で確認してください。
[追記:2000/11/16]
[修正:2002/01/16]
『オブジェクトを作成できません。』というメッセージが表示されます。- DataMail起動時に、メッセージボックスで
『初期化異常=ActiveXコンポーネントはオブジェクトを作成できません。
というメッセージが表示される場合、BASP21のインストールが正しく行われていないことが考えられます。
プロファイルを確認して下さい。』コントロールパネルの「アプリケーションの追加と削除」にBASP21が無い場合には、(再)インストールをお願いします。
『バージョンが最新のものではありません。』というメッセージが表示されます。- DataMail起動時に、メッセージボックスで
『comdlg32.ocxからコントロール'CommonDialog'をロードできませんでした。
というメッセージが表示される場合、comdlg32.ocxを最新バージョンに置き換えてください。
comdlg32.ocxのバージョンが最新のものではありません。アプリケーション
から提供された最新のバージョンを使用しているかどうか確認して下さい。』
発生する例としては、VB5用のcomdlg32.ocxがインストールされている環境で、DataMail Ver.0.1.1を実行した場合に発生します。
DataMail Ver.0.0.9以降、VB6の環境に移行していますので、VB6用のOCXが必要になります。
VB5用のDataMail Ver.0.0.9を利用するか、VB6のRuntimeをインストールしてお使いください。VB6のRuntimeは、以下のURLから入手可能です(VB5もあります[2002/01/15現在])。 SMTP認証の設定が分かりません。SMTP認証の設定は、SMTP認証用のパスワードをDataMailのiniファイルに記述する必要があります(最大256バイト、改行不可)。
<AUTH CRAM-MD5の場合>詳細はBASP21のサポートページで、「BASP21のメソッドの説明」のSendMailメソッドでの、mailfrom引数の使い方を参考にしてください。
FROM=hoge@hogehoge[TAB]user1:pass1[TAB]CRAM-MD5
※[TAB]は[Tab]キーに置き換えてください。
お使いのメールサーバが、どんなSMTP認証に対応しているのか(そもそもSMTP認証が使えるのか)は、メールサーバの管理者にご確認ください。
DataMailでのBASP21の設定に関する質問を、BASP21の作者の馬場さんに問合せるのは、絶対にお止めください。
最新版のBASP21で動作しますか?動作環境としては、BASP21 DLL (2000/10/07版)で確認していますが、最新版(2003年2月11日:BASP21-2003-0211.exe)でも特に問題なく動作しています。
[追記:2007/01/16]
ここでは、似た機能を持ったメールソフトをご紹介しています。
本ソフトで、使い勝手や機能面で今一つ気に入らないと思われた方は、一度お試しになってみてください。
クリップ・メール(外人部隊研究所(中央研究所))クリップボードの内容をPDA/携帯にメールで送って簡単に閲覧したい!!
という動機で作成されたそうです。多少動機が異なるものの、結果的にはよく似た機能もあります。
こういう方向の拡張もありかなぁ...と、少しウズウズしてます。
先日買い換えた携帯には、PDF対応Viewerなんてのも付いてるし...
[Ver.0.1.0以降]
[Ver.0.0.9までの環境]
BASP21については,ここから別途ダウンロードして下さい(フリー版でも動作します)。
使い易いオブジェクトを公開して頂いてる馬場さん、ありがとうございます。使わせて頂いています。
今後とも素敵なソフトを作って下さい。
また、UNLHA32.DLLの操作は、へろぱさんのVB De UNLHA32を参考にさせていただきました。ありがとうございます。
もし圧縮に関して不具合がありましたら、それは全て参照時の不具合と思われますので、私の方までご一報下さい。
このプログラムにより何らかの被害に遭われても,製作者は一切責任を負いません。
コメント,苦情,使い方のアイデア等は、ぜひメールして下さい。