CoffeeBreak(10)
作成日:1997/03/09

モデム共有(その2)

Telnet Modem Server(TMS)というモデム共有ソフトを使ってLAN上でモデムを共有することを始めて数日たちました(立ち上げの詳細はここを参照のこと)。
今のところ,目立つ被害は発生していません(快調!快調!)。
一度だけ,モデムを新しくした(オムロンME3314Aに変更)時に,TMSで使用するモデムの設定をするのを忘れて繋がらなかったという時だけです。

運用開始した当初は,マシンに対する負荷が大きいのではないか,と心配してたんです(何せ私が通常使っているマシン上で起動してますから)が,Wordとかを使っている途中で誰かが通信を始めても,あまりストレスを感じることはありません。
ただ,足下にモデムを置いているせいで,誰かが接続する度に,急にダイアル音が聞こえてくるので,一瞬ドキッとするくらいでしょうか。
ホントに軽くて,良いソフトですね。
何より,設定が簡単って言うのが一番の良さです。
1つのモデムを複数で共有して使うわけですから,当然のことながら同時接続は行えないのですが,そこまで利用頻度の高くない場合や,ビジネスホンのユーザで,簡単にはモデムを接続できない部門には最適です。

さて,Telnetでモデムが共有できるとなると,要望は際限なく出てきます。
何せ会社のインターネットへの出口は1つで,そこにたどり着くまでにルータ5個と3つの専用線を越えて,やっとプロバイダに行き着くので,11時くらいから18時くらいまでのゴールデンタイムには,ブラウザのタイムアウトに関する特性を実際に調べることができます。
(どちらかというと,IEの方が低速回線での動作が不安定だと思います (^o^;)

ということで,次はWebのブラウザからもモデム共有したいなんて言われてしまいました。
本来なら,プロバイダと専用線などでつないでしまえばいいんでしょうが,既に低速でもインターネットは利用できているので,なかなかOKはでないでしょう。
LAN型の接続は,それなりに手間とコストがかかりますから。
それでも,少しでも速く,少しでも安くつなぎたい!というのも人情でしょう。

こんな要望に応えるために,WinGateというソフトが出ています。
こちらのソフトだと,Telnet以外にもWWWプロキシ(ブラウザからの共有),SOCKS V4サーバ(WinSockアプリケーションからの共有),POP3プロキシ(POPサーバの共有)等も可能になるようです。
とりあえず,1クライアントは無料ですのでテストはできます。

そのうち,このWinGateの方も試してみるかもしれません。
なにせ,社内の回線トラフィックはどんどん増えていってるものでして。
Windowsのワークグループが社内でどんどん増えてくると,どこもこういった事態になりがちでしょう。
WANが混んでいる時間帯になると,まるで2400bpsのモデムで接続したようで...
個別の部門が,それぞれで外部に口を持ち始めるのも時間の問題のような気がします。

モデムの共有については,今後も何かあったら随時レポートしていきます。
(トラブルばかりのレポートはイヤですが (^o^; )

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