11月28日(土)〜29日の2日間、東京・池之端の水月ホテルで開かれ た「1992秋ビデオカメラマン全国研修交流会」は、北海道から、九州 から、全国各地から駆けつけた100名の仲間で熱気につつまれ、大き な成功をおさめました。 ※今回の交流会開催にあたって、エプソンから大型プロジェクターの 利用、TDKから各種テープの展示、日本ビクターから新型カメラ の展示デモ等の協力がありました。懇親会での景品提供については 下記に。 第1部「ビデオ作品研究会(1)」は、千葉操さん(長野県)の司 会で始まりました。町田宏VC交流会実行委員長の決意表明に続いて、 NHK映像取材部の浅井裕チーフカメラマン、学研「ビデオキャパ」 編集部の中塚美喜さん、日本商業TV(Mチャンネル)の枚田繁さん のご挨拶がありました。つづく「私のビデオ作品」コーナーでは、山 田順一さん(茨城県)、河野昌子さん(千葉県)、阿部昭三郎さん( 岩手県)、後賀田伸一さん(神奈川県)らの作品を鑑賞、それぞれの 作品にm浅井チーフカメラマンから講評を受けました。特別講座「92 年秋・新AV機器を見て」では、学研「ビデオキャパ」編集部デスク の石田立雄さん、「ビデオと音響効果」では、プロダクションNICEの 小畑芳樹さんの具体的な講義がありましたが、関心の高い機材選び、 そして日頃苦労している音響効果の話だけに、いろんな質疑もかわさ れました。 つづいてJVA事務局から、基調報告「いま“ビデオ文化”の創造 を」と点検報告「テレビ局が求めているビデオ」が提起され、この後、 TVKテレビ神奈川の宮澤麻理子さんからビデオ番組についての呼び かけ、NHKVIDEO制作者の会を代表して寺西定雄さん(長野県) から協力へのお礼と現状報告が、また映像制作会社TOMORROW (千葉県市原市)からは、中村ひろ美さんが仲間をネパールに派遣し ている活動報告がありました。 第2部「交流懇親会」は、高橋昭和さん(神奈川県)と吉村市子さ ん(群馬県)の司会により百市睦男さん(宮崎県)の開会宣言でオー プン。田辺浩子さん(Mチャンネル)、安部昭三郎さん(岩手県)ら の挨拶に続いて、余川泰夫さん(滋賀県)の音頭で乾杯、懇親の宴に 移りました。この中で会場をわかせたのが「大抽選会」。豪華な(?) 景品や大きな景品もあり、大喜びの表情も見られました。 ※景品の提供は、TDK、日本VMR、学研ビデオキャパ、テレビ 朝日、スガヤ電気、NHKVIDEO制作者の会など 2日目の「ビデオ作品研究会(2)」は、堀切澄江さん(千葉県) の司会で開始。ワンポイント講座では、技術と作品制作の両面からア ドバイスがありました。 「私の、私たちのビデオ活動」では、 柳沢忠さん(長野県)が「山村留学の子供たち」木村忠郎さん(京都 府)が「京都における作品作り」、見城秀明さん(静岡県)が「子供 たちと作るビデオドラマ」について、それぞれ報告。なかでも子供た ちと和気あいあいのうちにドラマを作っていく見城さんの新鮮な報告 が印象的でした。 最後の「再会を誓う解散集会」では、JVA会長「2人制」に就任 した太田光男さん(茨城県)と木村忠郎さん(京都府)がこれからの 抱負を語り、松下弘雄さん(北海道)の閉会の挨拶で全日程を終えま した。 今回の全国交流会は、大きな成果をあげたといえる一方で、実行委 員会の在り方、交流会の運営、予算の確立など多くの課題を抱えたの も事実です。とりわけ、無断欠席あるいは中途変更(特別コースのみ の参加に変更)、直前取消、連絡遅延(郵便による欠席通知が当日到 着)等などあって、ホテルのキャンセルができなかったケースが6件 もありました。金額にすれば、結構大きなものになりました。今後の ために、やむを得ず不参加になる場合の在り方で課題を残したことを 残念ながら報告とさせていただきます。 |