スキーが大好き〜



 ああ、スキー、スキー。俺はスキーが大好きだ。さあ、きらめく白銀の世界へと共に旅立とう!
 ほら、ごらんよ、この真っ白な雪。まるで君の汚れない心のようじゃないか。それにしても、スキーウェアの君も、奇麗だぜ。惚れ直したよ。
 さあ、滑ろう、心おきなく。そして、疲れたらレストランで休憩さ。カレー、ラーメン、スパゲティー。どうして、ゲレンデの食事ってこんなに高いんだろうね。一休みをしたら、またゲレンデへ出よう。
 それにしても、さっそうと滑る君、他の誰よりも輝いているよ。ああ、そのウェーデルンの腰つきがたまらない...。「捕まえてご覧なさい。」って言われても、ボーゲンの俺、追いつけないよ。そして、どんどん遠ざかって行く君。この距離が、今の俺と君との心の距離なんだね...。もう、君は俺の手の届かない所に行ってしまったんだ...。
 そんな時も大丈夫。ゲレンデは新しい出会いの場さ。やあ、彼女、一人?え、友達と?友達は?そう、君を置いて上級者コースに行っちゃったの。よし、俺がスキーを教えてあげようか?ボーゲンなら世界一だぜ。あ、笑ってくれたね。ところで、どこに泊ってるの?どお、今晩星の見えるラウンジでもう一度君と会いたいな...。アフタースキーもスキーの楽しみさ。

 ね、スキーっていいでしょ。だからスキーへ行こう!


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af5k-myzw@asahi-net.or.jp 宮澤 克彦