2.それぞれの旅路(キャラの近況、その他)
み:まずは、キャラ紹介だな。
レ:紹介...って?
み:カルディネアの神竜が始まったからな。
ア:と、いうわけで私、アイン・ローフィールドと
申します。以後お見知りおきを。
み:故国再興を志すレグルタ人だね。目的のために
は手段を選ばないわりには努力家なんだよな。
レ:ポリシーは「三食きちんと取る」だし、変な奴
ぅ。
ア:三食きちんと食べなくて、良い仕事ができるわ
けがないと思いませんか?
リ:アイン、こんな所でなにやってんのさ。
レ:アインのパートナー、ライバルのリーナさんね。
み:ぞんざいな女性口調(あねご調)のキャラがまた
一人...。
リ:ふふっ。男は悪い女に引かれるもんさ。
み:そうかなぁ。
ア:...。
リ:そんなことよりアイン、勝負よ。
ア:そういうことで、ちょっと中座します...。
リ:ほら、さっさと来なさいってば!
レ:...いっちゃったな。
み:...うん。じゃ、レイラ。レイラは何をやっ
ていたんだい。
レ:あたい?あたいは、仲間と一緒に行動してた。
力が欲しかったのさ。総督の役に立つための力
が。...なのに、あいつ、あたいがいない間
に勝手に総督の座を降りちまいやがった。そり
ゃあ、なんでジャノビーが総督をやめたかなん
て、あたいだってよくわかってるさ。街を守る
為に決断したんだってことは、さ。でも...
でもあたい、どうしたらいいかわかんなくなっ
ちゃってさ。だから...ただの愚痴、そう、
八つ当たりに過ぎないことはわかってた、けれ
ど、ひとこと総督に言いに行ったのさ。
み:で、ジャノビーはなにか言った?
レ:「人でなければ幸せになってはいけないのかね?」
み:?
レ:...幸せになってもいいんだって。あたい、
幸せになってもいいんだって。あたい、ずっと
思ってた。世界中の幸せって量が決まってて、
あたいが幸せになるには、誰かの幸せを奪うか、
誰かに幸せをわけてもらうしかないんじゃない
かって。だから、あたい心の底では、自分が幸
せになれるとは思ってなかったんだと思う。ま
だ幸せになれる方法はわかんない。サマーウっ
て覚えてるかい。
み:ああ、都市配列を守っていた巫さんだね。
レ:そう。あたいあの女のこと、正直いってうらや
ましかった。そして、嫉妬してた。だって、み
んなから幸せを分け与えてもらってたから。で
も、彼女は、誰かの犠牲の上で幸せになりたく
はなかったらしいんだ。でも、だからどうすれ
ばいいかっていう答えは彼女も持ってないよう
だった。サマーウにも、ジャノビーにも、だせ
ないような答えが、どうしたら幸せになれるか
っていう答えがあたいに出せるかどうかはわか
らない。でもきっと幸せになってやる。だって、
あたい幸せになってもいいんだもん。そして、
またジャノビー総督に会いに行くのさ。「あた
い、幸せになりました。」って報告しにね。
み:ああ、がんばれよ。
レ:でもさ、あたいが幸せになってもいいってこと
はさ、あの、神様だって、幸せになる権利があ
るってことだよね。
み:でもなぁ。
レ:仮にも神様なんだから、みんなが幸せになれる
方法なんてすぐわかると思うんだ。きっと、あ
たいにとってのジャノビーみたいな存在がいな
かっただけなんじゃないかって思うんだ。でも、
神様が、あくまで、みんなの幸せとひきかえに、
破壊という方法でしか幸せを追求出来ないなら
ば...あたい、戦う。あたいが幸せになれる
かもしれない未来のために。そして、ジャノビ
ーが自分の幸せを犠牲にしてまで守ろうとした
多くの人の幸せのために。
み:うん。プレイヤーとして一言。いいマスターさ
んにあたってよかった。キャラの心を大切にし
てくれるマスターさんで本当によかったです。
ところでレイラ。お前が総督を訪ねる数日前に、
店長さんもジャノビーを訪ねたそうだよ?
レ:えぇ〜っ。しまったぁ。またすれちがい〜。
ア:お待たせ致しました。
み:リーナは?
ア:いま帰ったところです。
み:では、こんどはアインの近況を聞こうか。
ア:私ですか?レグルタの王女の軍に加わって、故
国の再興に力を注いでおりますよ。まあ、この
勢いならば、それも近い将来にかなうでしょう。
み:おいおい、「有言不実行」は嫌いなんじゃない
のか?
ア:なにをおっしゃる。レグルタの再興が不可能だ
とでも?私はやり遂げるつもりですよ。必ずね。
af5k-myzw@asahi-net.or.jp 宮澤 克彦