2.それぞれの旅路(キャラの近況、その他)

み:うふっ、うふふふふっ...。
レ:・・・おい。
み:きょ、きょおつう...えへへへへっ...。
レ:おい?
み:へへへ...きょおつう...ついに...。
レ:だめだ。なんかしらねーけど、イッちゃってる
    よ、コイツ。しかたないねぇ、もぅ。かってに
    近況報告はじめちゃおっと。え〜とね、あたい、
    総督の奴のこと、気に入ったんだ。人間的にど
    うってことまではわかんねーけどさ、少なくと
    も公人としては、あたい達チェンジリング妖魔
    も、他の奴らと同じに扱ってくれるってわかっ
    たし。そうでない領主様も多いこのご時勢で、
    これだけでも良しとしなくちゃね。
み:ふぅん?
レ:っ...!ビックリしたぁ。いきなり復活すん
    なよ。
み:いやぁ。初めての共通リア採用でつい浮かれち
    ゃって、自分の世界に入ってしまいました。
レ:話の腰、折んなよな。
み:ごめん。それで?
レ:あ?ああ。でね、あたいこう思ったんだ。わざ
    わざあたいみたいなチェンジリング妖魔もみん
    なと平等に扱おうっていうくらいの総督だもん。
    きっと、今回の一件も、いろいろ自分一人で背
    負いこんだり、胸の中にしまいこんで、時には
    みんなにとっては納得のいかないような命令も
    理由は告げずに指示するんじゃないかってね。
    そんなときでも、あたいとりあえず総督として
    のジャノビーの言葉は信じようって決めたんだ。
み:で?
レ:何か総督から指示があったら、それがどんなに
    理不尽な汚れ仕事でも、喜んでこなそうって思
    ってたんだ...けど、総督はあたいにはなに
    も指示をくれなかったから...陰から護衛を
    してたんだ。あいつばかだな。総督なんだから、
    安全なところでふんぞりかえってればいいのに。
み:...。
レ:・・・なんだよ。あたいは、襲ってきた奴の反
    応を見たくてやってたんだよ。小火弾だと思っ
    たら火連弾だった時の敵のあの驚いた顔、それ
    に、魔法使いなら接近戦なんかできないだろう
    となめてかかってきて、反撃されて、結局総督
    の命を取るのを諦めなければならなくなった時
    のあのくやしそうな顔。これだから人の邪魔は
    やめられないのよね。
み:...素直じゃないな〜。
レ:う、うるさいっ。でも...正直言うとさ、こ
    の総督がずっとドゥーラザムでがんばっててく
    れれば、この街、もっと住みよくなるんじゃな
    いかって思うんだ。あたいみたいなひねくれ者
    が育たないような街にね。だから、さ、体張っ
    てまでこんなことやってんのさ。
み:そうだ。身体、だいじょぶか?豪華な個室にで
    も泊まってゆっくり休みな。
レ:え...あたいみたいなのがそんなとこ泊まっ
    ても...いいのかなぁ。
み:なに言ってんだ。総督様を守った功労者だろ。
    堂々と泊まりな。報奨金も出た事だしな。
レ:...うん。
み:ところで、レイラの元の勤め先の元店長さん(個
    人ペーパー8号参照)も、今回の共通に出てたみ
    たいだな。捜してたんじゃなかったのか?
レ:もう、いいんだ。...元気だってわかれば、
    それだけで。
み:元気、かなぁ。なんか、ニンジャにおもいっき
    りやられてたようだが?
レ:ううん。彼ならきっと、やられっぱなしなんて
    ことはないって思うんだ。そのうち必ず雪辱を
    はたすって、あたい信じてる。
み:そうかい。それにしても、なんで私のかかわり
    合いのある方のキャラって反体制側が多いんだ
    ろう?それはさておき、これからどうするんだ?
レ:へへっ。あたいもね、仲間を見つけたんだ。
み:ふ〜ん。レイラって1匹狼だと思ってたんだけ
    どな。それで?
レ:「水無月」ってグループなんだ。メンバーは、
    エルピス族の狩人、リーン・ウィンザルフと...
    チェンジリング妖魔の魔法使い、グレイス・ク
    ロス。
み:...。
レ:こっこいつらとは、当面の行動が同じだから、
    いいいいっしょに行動してるだ、だけだっ。
み:なんにも聞いてないのに、なにあわててるんだ?
レ:あっあわててなんかいないっ。
み:そうか?顔赤いぞ?
レ:なっ何でもないって言ってんだろ!
み:はいはい、そういうことにしときましょ。とい
    うわけでプラリア  パートに続く。



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