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アヤシゲ翻訳 テレビシリーズ2 エクストラ / スウィート Sweet


ピート:やぁ、元気?俺はピート。ピート・スウィート。こいつは俺の物語だ。
    でもまず最初に、俺についてちょっと説明するよ。
    ここが俺の部屋。
    それから、こいつが俺の髪!
    こいつが俺の子犬ちゃんたち!
    それからこいつが…俺のダンス!

ピート:
(スクーターに乗って)こいつが、俺のスクーター!
    
(中古レコード屋の店頭で)こいつが、俺の仕事!
    
(パブの前で)こいつが、俺の行きつけの店!
    
(パブの中)で、こっちが俺の相棒のスティッチ。(スティッチに触る)
スティッチ:触るな。
ピート:いっつもジョークばっか。
スティッチ:ジョークじゃないぞ。触るんじゃない。
ピート&スティッチ:ははぁ〜ん?
(またピートに触ると…)
スティッチ:まじで、触るな。それ、よこせ。
(ピートのグラスを取り上げる)

ピート:人生ってのは最高さ。ポピーに会うまではね。
    想像上の彼女だよ。別に俺が最初に彼女を想像したってわけじゃないぜ。

字幕:6ヶ月前

ピート:そりゃちょっとヘンだと思うけどさ、ポピーに関しては何もかもが想像の産物。
    とにかく、ポピーは友達のデイヴの妹だったんだ。
    おふくろさんには5人の子供がいたんだけど、そいつが全員男。
    おふくろさんはずっと女の子が欲しかったんだ。それで娘を想像して仕立てたわけ。ほんと、イカレてるよな。

デイヴ:よう、元気か?
ピート:やぁ、デイヴ。
デイヴ:いかすじゃん。これは妹のポピー。ポピー、スティッチにピートだ。
ピート:やぁ。可愛いね。一緒にどっか行かない?

ピート:妙な事もあるもんさ。だって、ポピーは全然俺のタイプじゃなかったんだ。俺は背が高くて痩せ型のブルネットが好み。
    ポピーは背が低くてぽっちゃり型の赤毛だ。それでも、スティッチでさえジェラシー。俺らもう、ばっちりさ。

(屋上で記念撮影)
ピート:もう少し下がって。いいね、セクシー・スマイル!わぁ、ゴージャズ!

ピート:すっかり恋に落ちたね。
(レストランで)
ピート:お会計にする?
(ベッドでひとしきり、お楽しみの後で一服)
ピート:ばっちりだね。

ピート:ロマンスの嵐ってうやつだ。蜜月はすぐに過ぎちまう。彼女、やかまし屋という正体を現したんだなぁ。

(リビングで)
ピート:何か文句ある?言ったろ、やるって!今はテレビ見てんの!
(テラスで)
ピート:はぁ?
(ベンチで)
ピート:わかったよ、家に戻ったらやるってば。わかったよ、今すぐだな?!30分で戻ってくるからな!
    
(一旦帰宅してやるべきことをやり、戻ってきて…)満足?!

ピート:それはそれとして。セックスのほうは絶好調。彼女、冒険好きときてる。

(パブで)
スティッチ:それで…ポピーとはどうなわけ?
ピート:ばっちりだよ。
スティッチ:ふぅん。

ピート:ばっちりだったのは、彼女があの話を始めるまでで…

(食堂で)
ピート:妊娠?!まじかよ…本当に?テストしてみた?確かに?子供だなんて、早すぎるよ。そんなん無理だよ。
    ポピー、なぁ泣くなよ。ポピー、ポピー、どこ行くんだよ?ポピー、ちょっと待った、なんだよ、どうすんだよ?!

ピート:そんなんですっかりおかしくなって…。彼女をその気にさせようとしたんだけど。
(ソファで)
ピート:お茶飲む?いらない?
(ベンチで)
ピート:お菓子は?
(パブで)
ピート:ポテチは?

ピート:彼女、すっかりむくれちゃって。セックスは完全にお預け。
(ベッドで必死)
ピート:許してよ、悪かったってばポピー。本当にごめん。勘弁してよ。

ピート:こうなったったらヤケクソ。手段なんて選んでらんない。しばらく試してみたけど。想像するにも限界がる。
    テレフォン・セックスも試したけど。お話中でやんの。

(レコード屋で)
ピート:なぁ、ポピーったらもう拷問だぜ。口もきいてくれないし、俺なんてどうでも良いんだ。
    どうすりゃ良いんだよ、スティッチ。スティッチ!
スティッチ:なに?
ピート:どうすりゃ良いんだ?
スティッチ:心配すんなって。どうにかなるよ。

ピート:出来る事は何でもしたさ。なんでもだよ。
(ゾウさん作戦)
ピート:…だめ?

ピート:事態は悪くなる一方。ポピーはまだ赤ちゃんをどうするのか決めていなかった。
    でも、ラッキーな事に、そうこうしているうちに俺はデイジーと出くわしたんだ。

(レコード店で)
スティッチ:あの子、だれだ?
ピート:うーわ、反則じゃん!
スティッチ:こっち来るぜ。
ピート:よっしゃ、よっしゃ、よっしゃ、よっしゃ…!
スティッチ:普通にしろってば、こっち来るぜ。…ハイ!
デイジー:
(ピートに)ハァイ。
ピート:ハイ!それ、いいよね。最高。
デイジー:そう?
ピート:一緒にどっか行かない?
デイジー:いいわよ。

(パブで)
ピート:じゃぁね…好きな動物は?
デイジー:ゾウさんが大好き。
ピート:まじで?
デイジー:え、なんで?
ピート:いや、最高!ね、目をつぶって。目をつぶるの。
デイジー:どうして?
ピート:いいから、とにかく閉じて。いいね?
(ゾウの鳴きまねをして、デイジー大喜び。彼女の犬の鳴きまねを入れて…)
ピート:行こっか!

(ディスコでお楽しみ)
ピート:もうアンダーウェアよろしく、べったりさ。
(ベッドでもお楽しみ)
ピート:何せお預けが長かったからな。
デイジー:そろそろ終りに出来ない?
ピート:はぁ?!

(パブで)
スティッチ:それで…あのデイジーって子はどうなわけ?
ピート:まぁまぁ。
スティッチ:ふぅん。

ピート:まさに、事態は好転!その上ポピーは、妊娠なんてしていなかったんだ。俺の反応が見たかったって言うんだぜ。
    想像の産物ってやつかな。参るよな…どっちにちてもすぐに許してあげたけどね。
    そりゃ、デイジーと会うのはやめた方が良いだろうけど。そうは行かない。
    美味しいケーキがあれば、いただくまでさ。だから、両方とお楽しみ。

(レストレンでポピーと)
ピート:これ、美味しいよ。食べてみな。
(今度はデイジーと)
ピート&デイジー:乾杯。

ピート:行ったり来たりで大忙し。もう、ばっちり!…だったのは、やられるまで。
(駆けずり回るピートを、スティッチが見ている)
ピート:スティッチだ。俺の相棒も、ずっとポピーの事が気に入ってたからな、あいつはチャンスを狙っていたんだ。

(パブに居たスティッチのところに、デイジーがやってくる)
デイジー:ハァイ!元気?
スティッチ:やぁ。

ピート:あの野郎、デイジーに喋りやがった!

スティッチ:ピートが誰かと一緒にいたよ。…そんじゃ。行かなきゃ。じゃあね。

(デイジーがポピーとセックス中のピートの部屋に乗り込んでくる)
ピート:やぁ。

ピート:この大ピンチに、なす術なしかと思ったよ。
(でも、三人で寝たらしい)
    どうも女ってやつを理解するのは、どんでもない事だな。
(仲良く三人で公園をお散歩)
ピート:すっかり丸く収まったって事。ところが、ポピーとデイジーがちょっと仲良くなりすぎ始めた。
(パブでもポピーとデイジーが仲良すぎ)
ピート:まぁいっか。三ってのは不思議な人数だな。

(ピートの部屋に書き置きあり)
ピート:『ピート。色々ありがとう。またね!』
    俺は振られちまったわけ。散々駆けずり回って、結局なにもなし。
    ピンと来た。全部スティッチの仕業だ。

(ピート、パブでスティッチを殴り倒す)
ピート:もうウンザリ。ところがさ。スティッチが狙っていたのはポピーじゃない。この俺だったんだ!

ピート:誰も考えもしなかっただろう?でも今や俺たち、恋人同士だ。
(ピートとスティッチ、ベッドに収まっている)
ピート:オーライ?
スティッチ:オーライ。
(スティッチ、ジャック・ダニエルを一口飲んで一息。そしてエンディングへ)


(終)
 
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