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アヤシゲ翻訳 テレビシリーズ2 エクストラ / メイキング・オブ・シリーズ2


オープニング

ジュリアン:いよいよ、シリーズ2。ここまでやれるだなんて、思いもしなかった。
(オープニング開始)

ジュリアン:いかにしてブーシュに回帰したか?

ポール:地獄の日々、再び。

デイヴ:ブーシュが帰ってくるなんて、最高だ。

リッチ:帰ってきたブーシュ。まるでよき友人のように。ずっと一緒でなくても、ラブラブでいるみたいにね。

ノエル:すげぇ楽しかったよ。マジで、戻ってこれてよかった。

デイヴ:ファンのシリーズ1への反応は…

ノエル:俺の目めがけて、ゲロってきた。
ジュリアン:拒否反応一直線。

リッチ:シリーズ1の後、すっかり愛で満たされたね。

ジュリアン:俺、サインズベリー(スーパー)で狼に噛みつかれたぞ。

リッチ:女性が私に飛び掛ってくるんだから。

ジュリアン:容赦なく無視無視。
ノエル:キンタマに鉛筆突っ込まれたり。

マイケル:ファンってのも、実のところヘンなものだよね。

ジュリアン:頭の中を一陣の風が吹き抜けると、会う人会う人、みんな「さぁ、仕事に戻れよ」と言うんだ。

マイケル:吐き出した唾でロッキング・チェアーなんて作って、僕に送ってきたんだ。
      一体どうっやて作ったんだんか、見当もつかないよ。

ジュリアン:質問に対する答えになった?


 ブーシュが帰ってきた!

ポール:戻ってきたよ。ちょっとはマシになってね。
(字幕:ポール・キング,中世の貧乏農民)
ポール:ビックリした事に、予算が削られた。それでも、やるしか無い。

(「聖者と野獣」のワンシーンから)
スタッフ:小屋シーン、テイク・ワン。

ポール:シリーズ2を見て最初に気づくのは、もう動物園は無しって事。

リッチ:動物園はどうした?知りたいね。

デイヴ:動物園はどうしたんだろうね?

リッチ:ピクルス漬けのなぞなぞだね。


マイケル:動物園は、ジョーっていうオッサンに駄目にされたんだよ。
(字幕:ナブー 南ロンドン・シャーマン)
マイケル:あいつ、まずやってくるなり動物園を小さな鞄に押し込んじゃったんだ。

ノエル:俺たちが大方分析したところ、視聴者の多くは動物園ナシって事に激怒していた。

ポール:ノエルとジュリアンは動物園を舞台に8エピソードを書いて、次に変化が欲しいと感じたんだ。
     シリーズ1をやっている上で感じたのは、いつもより迅速に冒険に飛び込めるようにしたいという事だった。

リッチ:すぐに冒険に飛び込むんだ。さぁ、冒険!
(字幕:リッチ・フルチャー,クスリでハイ状態中)
リッチ:シリーズが始まるだろう?ほら、冒険!それ冒険!「やぁ!ブーシュだよ!」で、冒険。冒険、ほい冒険!

ジュリアン:冒険に飛び込みたいから、もともとの設定から飛び出すのを手っ取り早く行けないかと考えたんだ。
(字幕:トム・セレックとそのインディアン妻)


 スタジオと脚本

(撮影スタジオ)
ノエル:ここが、ブーシュ部屋。ブーシュ基地にして、ブーシュ本部。要はお部屋。
(シリーズ2から、室内シーン)
ノエル:ありきたりの部屋にはしたくなかった。綺麗な感じで、部屋を凄くスタイリッシュにしてほしかった。
    「ザ・モンキーズ(ショー)」と、「バナナ・スプリッツ」と、映画の「パフォーマンス」を掛け合わせたみたいな。
    凄くレトロな感じなんだけど、ちょっとモダンで格好良い。
    つまり、誰でも住んでみたくなるような、そういう所にしたいんだ。

ポール:デザイナーのジェイムズ・ディロンによると、部屋にはそれぞれのエピソードに関係するアイテムが置いてあるんだ。
    例えば、カドにあるバーは、船の形をしている。無人島エピソードで難破するからね。

(スタジオの一角)
ミルマン:ノエルの台詞のテストをしてもいいかな?
ノエル:俺が好きなものって分かってるじゃん。ジャズだよ、ジャズ。台詞の練習てのは気に入らないな。
    自分を混乱させるには、違う台詞を練習する方がいい。新しいものの見方が出来るだろう、な?
    台詞の練習をするとき、時々動物の鳴き声とか聞くんだ。ムード作りさ。俺は決まりごとにははまらないんだ。
    何せブーシュだからな。だろ?規格外なのさ。
ミルマン:心配事と言えば、撮影シーンの90%、殆どの台詞を覚えていないってことだ。
     受け答えときたら、全部「イェー」か、「俺の髪型見てよ」。そんなところかな、未だに全然覚えちゃいないんだから。
(字幕:スペンサー・ミルマン,キンタマ野郎)
ノエル:あのなぁ。俺は反応する時は最高の…
ミルマン:その上、こいつは台詞が少ないって、文句言うんだ。自分で書いたくせに!
ノエル:みんなの台詞書かなきゃいけないんだぞ。俺が居なきゃみんなだんまりになっちゃう。
    だから、時分の台詞を書くのを忘れた。基本的に、俺は形作りのための接着剤なんだ。
ミルマン:プリットのり程度かな。
ノエル:せいぜいブル・タックにしてよ。
ミルマン:ポスト・イット。
ノエル:両方。俺は用途多様な、ブーシュ野郎。

ノエル:脚本書きが大変か?いや、簡単だよ。シリーズ1よりほっぽど簡単だった。
    シリーズ1では随分ライブでやってたから、それをひねったりしてアイディアを使い切っていた。
    それから、シリーズ2となると、ちょっとびびったけど、でも実際は全然自由に出来るようになったよな?
ジュリアン:あれやこれやの重荷から解放されたような気分だった。つまり…
(ジュリアンのコメントが続いているが、声がフェイドアウトし、ノエルの声が被ってくる。)
ノエル:午後に、シルバーのカウボーイ・ハットを買いに行こう。ゴールドのもいいな。いかすじゃん。
(ジュリアンの声が戻ってくる)
ジュリアン:…ライブとか、ギグでね。
ノエル:揺れ動いたり、遠回りしたり。
ジュリアン:うん。

(「イェティ」から、車内のシーン)
ヴィンス:あのスーツ、どうして着なおさないんだよ?
ハワード:ファスナーが壊れた。


 登場人物たち

ノエル:ハワードとヴィンスの関係について、更に深く掘り下げてみたかったんだ。
    それでナブーを…ナブーを、あらすじにおいて大事な存在にした。

マイケル:僕がリーダーにして、僕にゆだねられたんだ。常にお話の中心に居る。なんでもするんだ。
     誰がトラブルに巻き込まれても、僕に助けを求めに来る。だから僕は不可欠だし、ショーにおける中心なんだ。
     そこんとこ、お忘れなく。

ノエル:だから、徒党を組んだ一団って感じになった。「ザ・ヤング・ワンズ」みたいな、一団が、事を起す。
    グーンニーズみたいにね。

デイヴ:ヴィンスとハワードが変わったか?ヴィンスはちっとは成長したかな。その…少しは練れてきたって言うか。
(字幕:おばか)

(「ナナゲドン」のワンシーン)
ヴィンス:こうなると思った。いつもお前が駄目にしちまうのな。やっぱ、俺が行ってゴシック3Pをやれば良かったんだよ。

デイヴ:少し手を貸す程度かな。

ノエル:ヴィンスは少し皮肉屋になってそれから…少々いじわるに。つまり…ヴィンスはなんて言うか…
    最初のシリーズではお子様みたいだったろう。今度のシリーズはまるで問題ありの十代みたいだ。

(「イェティ」のワンシーンから)
コディアック:これを見ろ!
(傷痕を見せる。)1973年にムースにか見つかれた痕だ。心の傷などあるものか。
        こっちを見ろ!ヌーの角に引き裂かれ、ぱっくり開いた痕だ!自分の靴紐で縫い合わせたのだ!
ヴィンス:そう、凄いね!これ見る?
(おなかの火傷の跡を見せる)ヘア・アイロン!ヘア・スタイリスト,ニッキー・クラーク!
     一番熱いのならこれ!酔っ払って、アイロンの上で寝ちまったんだ。

ポール:ぼくらは随分長い間、ハワードというキャラクターと付き合ってきた。
     研究したり、即興をやっていたり、痛めつけてみたり…子供の頃の自室みたいなものを想像し直させたりしてみた。

(メイク中のジュリアン)
ジュリアン:こここそ、演じるキャラクターを見出す所だ。顔つきや髪型が、それらしくなっていき、
      それがキャラクターへ入り込む鍵となり、入り口となる。もう、声がそうなってる。…来たぞ。

ジュリアン:キャラクターを打ち出すんだ。初歩的な人形劇みたいなものさ。
      小屋でのムッチムチ・ストリップへの足がかりとでも言うか。俺にはステージ汁がいっぱいに詰まっているんだ。
ノエル:ステージ汁?
ジュリアン:人生を捧げ…そうだな。神みたいなもんか。

(スタジオの外で)
ジュリアン:穏やかに、ナブー。
マイケル:なんで?
ジュリアン:イマイチだろ。
マイケル:そっちがイマイチだ。
ジュリアン:おいで。私が人生についての歌を歌ってやろう。自然界の輪廻についてだ。
(スタジオ内でも相変わらず)
ジュリアン:ちょっと、外してくれ。
(カメラが遠ざかると…)あー。いや、ジョーク。ばっちり映して。その…
マイケル:髪型と、メイクアップを…


 衣装?

デイヴ:俺はハワードがシリーズ2ではよく脱ぐのがお気に入りだな。

ポール:僕は28分のテレビ放映が、ジュリアン・バラットの背中やら、ナマ脚、胸、ケツとか抜きで流れるなんて、
    まっぴら御免だ。ちょっとイカしたシーンだろう。

デイヴ:ハワードのぴっちりパンツを見るのもいいね。

(「イエティ」のワンシーン)
ハワード:満足か?

ノエル:俺ら、アソコをちっさいパンツに押し込むのが好きなんだ。

(撮影シーン)
ノエル:ジュリアンの小さなツィード・パンツをクローズアップしてくれ。
ジュリアン:よせよ。
ノエル:ファンのご希望に沿ってる。
スタッフ:「キン」がはみ出すぞ。「キン」ツィードか。
ノエル:「キーン!」ツィード!

ジュリアン:こいつが、この番組のあらましってところか。

(「若返りの泉」のワンシーン)
ベールの女:あなたはスリムで素敵な足をした、パワフルな男。

マイケル:そう、ジュリアンは…カラダを見せるのが好きだね。ぞっとするんだけど。

ナブー:見なきゃ良かった…

マイケル:ジュリアンて、ポチポチでしょ。やたら多い。それに僕に膝でタッチしてくるんだ。

ポール:今回は本当にハワードのキャラを弾けさせたと思うな。それからノエルは、美容院に行って、髪を黒くさせたんだ。

マイケル:ノエルのいでたちは、奇天烈そのもの。

(スタジオでのノエル)
ノエル:時間が少ししかないけど、衣装を変えてこないと。
スタッフ:どんな衣装?
ノエル:俺にとってはただの仕事着。これ、見ろよ。このブーツ。いかすだろ。
    見ろよ、このヒール。ミック・ジャガーが見せびらかしてた。

マイケル:誰も実生活ではあんな格好はしない。あの白いスーツなんて、自分でデザインしたんだろうね。

(「若返りの泉」のワンシーン)
ヴィンス:お茶でも飲む?
ハワード:何なんだ、一体。
ヴィンス:まぁまぁ。今日のよりもっとまずいライブだってあったろう。ちょっと柄の悪い客だっただけだよ。

マイケル:それに銀色のミラーボール・スーツ。ありゃ何だろうね。

(「聖者と野獣」のワンシーン)
ヴィンス:いいか、こいつはミシンの一大作戦だったんだ。

ノエル:随分たくさんデザイン画を描いたな。それを衣装デザイナーのジューン・ネヴィンに渡す。
    彼女もいくらか描いくんだけど、俺はそいつはびりびりに破いちゃう。
    ところが彼女の方も俺の絵をクシャクシャにして、ヤギに食べさせちゃうんだ。
    そうやってアイディアを出し合う。あまり評判が良くなければ、彼女はもうそういうのを二度と作らない。
    ちょっと良い程度でもね。アルミ・フォイルとか、フィッシュナゲットみたいのとか、イルカの皮とか、
    そんなのがゴロゴロしている。彼女は凄いよ。

マイケル:僕の気を逸らそうとしているみたいだけど、次のシリーズでは僕、ノエルのコーヒーになにか仕込むことにするよ。


 リッチの大役

(「イエティ」のワンシーンから)
コディアック:へ…ロォ〜ウ…お名前は?かわいこちゃん?

ノエル:リッチはすぐに熱くなるキャラだ。

(スタジオの外で、リッチがコディアックの姿でカメラにからむ)
リッチ:どうでも良いから、失せろ!

ノエル:それで、俺らがリッチにフォッシルは出てこないって言ったら…ふぅ〜…場がさむ〜くなっちゃった。

リッチ:ジュリアンとノエルが私に言うことには、「きみはもうボブ・フォッシルじゃない。あらゆるキャラクターを演じるんだ。」

ポール:ボブ・フォッシルは無しって事になったから、立地は沢山の色んなキャラを演じる事になった。
    そりゃもう、素晴らしかったよ。ベータマックス・モンスターを演じたんだろう。

(「聖者と野獣」のワンシーン)
ベータマックス:覚悟しやがれ、ブタどもめ!

ポール:リッチの演技の中でも最高じゃないかな。何せ、リッチの顔も体もまったく見えないんだから、超お気に入りさ。
    それから、砂漠の民の長。

(スタジオの外で、リッチがメイクのチェック)
リッチ:ブルーだ!
(スタジオ内で、「若返りの泉」の撮影中)
青い小人:私は小さくなど無いぞ!

リッチ:撮影の間中、ずっと膝立ちでいなきゃならなかった。あのキャラをやっている内はね。
    わかってほしいんだけど、まじで痛かった。庭師の気持ちが分かったよ。

(スタジオ内で、「若返りの泉」の撮影中)
青い小人:私は大方の物より大きいぞ。

リッチ:いつでも、こんな風に、表情に変化が出来るようにしておくべきだね。どんな風に見える?これは得意なんだ。

ジュリアン:森での冒険がやってみたかったろう?本当の森無しでさ。
ノエル:うん。
ジュリアン:それで…
ノエル:カナダの森なんてのが欲しかった。イギリスの森とか、ジャングルとかはもうやったからね。
ジュリアン:俺たちが最初にやったライブ公演とかでは、
       リッチはあの森のエピソードに出てくる暴行魔みたいなキャラをやっていたんだ。
ノエル:コディアック・ジャックな。
ジュリアン:そいつだ。
ノエル:あの役は…スティーヴ・クーガンがやりたがっていた役じゃないか?
ジュリアン:それは阻止した。
ノエル:あの役はやれなかったから。
ジュリアン:クーガンが乗り込んできて、ちょっと演じて見せたりするんだ。
ノエル:マジでコディアック・ジャックをやりたがってたからな。でも、リッチのキャラだから、そうは行かない。


 セットと月

(スタジオにて)
ディロン:これが小屋。彼らがやってくるコディアック・ジャックの小屋だ。
(字幕:ジェイムズ・ディロン,ズールー族の戦士)
ディロン:これを見て、「死霊のはらわた」を思い起こす人も居るかもしれないな。凄く良く似ているってね。
    我々もあれの小屋を参考にしているから。

(「イェティ」のワンシーン)
ハワード:見ろよ。どうだ?
ヴィンス:ここ、物置き?

ポール:「死霊のはらわた」は、「ガース・マレンギ」製作の為になるかと思って見ていたんだ。気に入ってね。
    素晴らしいよ。本当は安物なのに、見た目は豪華なんだ。あのスタッフは、色々と凄いテクニックを用いている。
    「死霊のはらわた」では、いつも月は満月だ。だからマイティ・ブーシュのシリーズ2でも、月はいつでも満月と言うわけ。

(「イェティ」のワンシーン)
ムーン:月から詩をお送りします。ニール・アームストロングが僕の顔の上を歩く

ノエル:月って、妙な存在だよな。誰でも知っているポピュラーなん存在だけど…
    どういう訳かな、結局、月っていうのはその存在自体が凄いんだろう。
ジュリアン:月は人気者だろ。
ノエル:ただの物体とも言うだろ、お月様。
ジュリアン:70年代ではビッグな存在だったんだろ。
ノエル:昔はか?
ジュリアン:そう。
ノエル:今はそれほどでもないか。俺、エディンバラでも月をやったんだ。
    「ヴードゥー・ヘッジホッグ」って言うんだけど、それで月のキャラクターを作り出した。
    プロジェクターでスクリーンに映し出して、それで映した月と会話をする。
    俺は月を演じる為にシェーヴィング・クリームを顔に塗りたくった。
    アニメーターのナイジェル・コーンと、イヴァーナ・ゾーンが、俺の顔とシェーヴィング・クリームのボールを合わせて、
    3Dの月みたいにした。月の声は、ナイジェルのガールフレンド、イヴァーナの喋り方をルーズにした感じ。
    彼女は、東欧出身なんだ。「あの、それで…お月様にいらした時は…」…柔らかで、デリケートな喋り方だよ。
    でも、実際には俺が顔を動かせないから、ああいう喋り方になったんだ。あの月、えらいバカっぽいだろ。

ジュリアン:俺たちは色々なテクニックを使ってみようと思ったんだ。例えば…
(またもや、話し続けるジュリアンの声がフェイドアウトし、ノエルの声がかぶる)
ノエル:あのシルバーのカウボーイハットをゲットすれば、あとは紫色のぴったりパンツが要るな。いけてるじゃん。
(ジュリアンの音声が戻ってくる)
ジュリアン:良いコントラストになる。でも、実際は…
ノエル:ナイスなコントラストだな。(…そうでもないか)最初から最後まで摩訶不思議。


 ティム・ホーン参戦

ポール:僕らは、ティム・ホープとか言うにいちゃんと仕事をした。
    こいつはミュージック・ビデオやコマーシャルのディレクターで、アニメーターでもある。
    要は何でもできちゃう、何でも屋さんさ。

ノエル:ティムは「スタイリッシュな恐怖」なんてフレーズを掲げて乗り込んできたもんだ。
ジュリアン:あははは…
ノエル:その上、「スタイリッシュな恐怖感に興味あるんだよね」…だってさ。
    こいつは、ブーシュに御あつらえ向きの男だって、分かったよ。

ティム:必要なのは、常に新しい視点を持つ事だ。よく言ったものさ、
    『なぁ、こいつは新しくて、いかしてて、エキサイティングな見た目にしたいんだろ、
    ミッシェル・ゴンドリー監督みたいな凄いやつにさ』
(字幕:ピーター・フォンダ)
ティム:俺はよく自分の作品をみせるんだけど、これってちょっと偉そうだろ。

ポール:ぼくらは実際的な問題を解決しようとし始めようとしていた。つまり、どうやって撮るかってことだ。
    なにせ僕はスタジオ内だけでやりたかったからね。ロケには出たくなかった。
    でも、脚本にはどうしてもスタジオでは再現できないシーンが出てきてしまう。

ティム:僕らは代わりに、プロジェクターを使うことにしたんだ。基本的には、ビデオ・プロジェクターさ。
    テレビ画面の前に立つようなもので、その前で演技をする。テレビが背景になってるみたいな感じで、うまく行ったよ。

(「イエティ」のワンシーン)
コディアック:綺麗な眺めだろう?

ポール:プロジェクターのバックのお陰で、限られた予算にも余裕ができたと思うよ。
    それに、他にも僕がこの手法を気に入っているのは、ここ40年ほど僕らがやったようなプロジェクターの手法は、
    誰も用いなかったってことかな。それにもちろん、実際に見てみるとバックがプロジェクターの映像だと言う風には、
    全然見えないんだからね。

(「イエティ」撮影中のスタジオ)
スタッフ:860、テイク・ツー。
スタッフ:アクション!
(ジュリアンとデイヴがモニターを見ている。)
ジュリアン:ワオ!こりゃすげぇ。なんだこりゃ?

ティム:本物のブーシュ・モービル(作中に登場するバン)の写真を撮って、それを取り込み、
    コンピューターで3D版を作り上げた。これはうまい手だよ。登場人物をぜんぜん違う場所に放り込めるのだから。
    たとえば、『あいつら、山に逃げちまった』とか、『スコットランドの湖の傍の村にずらかった』とか。
    どこへでも登場人物を飛ばせる。

(スタジオでブーシュ・モービルの準備中)
ジュリアン:古いフォルクス・ワーゲンのキャンピングカーだ。過去に二人が所有していて、最初は聖職者だった。
      そいつがえらく乗り回したんだか、夜に事に使ったんだか、とにかく染みだらけ。
      まぁ、とにかく。ミサのワインとか、聖なる飲み物とか?

ノエル:「スクービー・ドゥー」ぽいだろ?俺たちはモーター・ボートや、バン、ヘリコピターなんかもほしかった。
    つまり、バットマンなら持っていそうな奴。船とかさ。だから…その…
(二人して笑い出す)
ジュリアン:あいつのガラクタ?バットマンはせいぜい公共交通機関しか使わないだろ。
ノエル:そう、そういうこと!


 デイヴ・ブラウンの災厄

(バンの後部座席で、ボロの衣装を着たデイヴに、マイケルが扇風機をサービス中)
デイヴ:いいぞ、マイク。タマに風を送り込め!フー!
マイケル:これがお気に入りでで。
デイヴ:ボロのボールのお気に入り。
マイケル:ボロのボールが風に吹かれて。
デイヴ:キュウリみたいに冷え冷え!

ノエル:シリーズ1でのボロの役者には、1日で2000万ポンドもかかった。
    そいつ、映画の「グレイストーク ターザン伝説」とかやってて、そのノリだった。それで俺たち言ったんだ…
ジュリアン:シリーズ1のは、あれ全部機械仕掛けだろ。
ノエル:そっか。
ジュリアン:そう。自動制御装置で顔の表情を動かしたんだ。こんな風に…
ノエル:もっかいやってみ。
(ジュリアン、ノエルのリクエストに答えて擬音つきで表情を変える)
ノエル:おまえ、あの機械のうるさいお喋りも聞こえるだろ。
ジュリアン:うん。悪夢だな。それで、撮影中はリモート・コントロールする人が4人もいた。
ノエル:眉毛一つ動かすにも、その調子。でも、デイヴ・ブラウンなら、自分の顔の動きでちゃんとできる。

デイヴ:あのメチャ熱くて、着心地の悪い衣装を着なきゃならないのが、ボロって役だ。
    だからそうだな、演じた後は調子が悪い。死にそうさ。6キロは痩せるね。腎臓不全、肝臓もいっぱいいっぱい。

(スタジオ内 「イェティ」のワンシーン撮影中)
ノエル:しっかりついて来いよ、ボロ。
デイヴ:花が落ちた!
スタッフ:カット!
デイヴ:もうだめ!
スタッフ:いいよ大丈夫、大丈夫。すこし休憩しよう。

ポール:デイヴ・ブラウンは、大汗でいつも4キロは痩せるね。デイヴの靴からドボドボ出てくるよ。
    それで夜までにはマルガリータが何杯も作れる。

ジュリアン:デイヴはいきなり…
ノエル:最初はそういうつもりじゃなかったんだけど…
ジュリアン:メイクアップ担当の女性、クリスティーンの怒りに触れて…
ノエル:クリスティーン・キャントな。
ジュリアン:彼女、デイヴの眉毛を剃るって言ったんだ。
ノエル:最初は、マスクを使うつもりはなかったよな?顔に張りぼてをする予定だったんだ。
ジュリアン:張りぼてか。

デイヴ:シュッ、シュッ!!「ええええ〜ッ?!」

ジュリアン:ところが張りぼてじゃなくて、マスクを使うことにしちゃった。
ノエル:アッハッハッハ!!!
ジュリアン:それでカモメみたいな顔で…
ノエル:カモメみたいな顔して、ラップ・パーティにノコノコ出て辺りを見回したりして。
ジュリアン:ゾンビみたいだったよな。
ノエル:激怒してた。
ジュリアン:誰も話しかけることも出来なくて。
ノエル:あいつを怒らすと、話も出来ないぞ。今は大丈夫か?どうかな。知らね。

デイヴ:眉毛を失わなければ、その必要性を考える事も無いだろうね。
    ただし言っておくけど、眉毛がなくなるのは、決して良いもんじゃない。


 ヒッチャー再び

(ヒッチャーに扮したノエルがカメラに絡む)
スタッフ:(ノエル、)どこへ行ってたんだ?
ノエル:あいつ(=ノエル)なら、海外だ。バミューダさ。目に付く物を全部くすねて、だれかれ構わず襲い掛かる。
    俺だって緑悪夢に支配された全世界を制覇したぞ!

ポール:ノエルがまたヒッチャーを演じたがったんだ。何せあれは邪悪な登場人物だからね。
    ノエルは邪悪な人を演じるのが楽しいんだ。

ノエル:何見てんだよ?

ノエル:体全体を緑色に塗らなきゃならなくって。
ジュリアン:自分でやった訳じゃなかったろ。スウェーデン人のお姐さんがお前に塗ってくれてたじゃないか。
ノエル:まぁね。二人だよ。いや、三人か。
ジュリアン:いいね。
ノエル:スポンジで俺の太ももに緑色の顔料を塗っていくんだ。大変だった。役者ってのは、難しいものだよ。

ポール:実は、シリーズ1と2の間に、ノエルはヒッチャーをレイザーライトのライブで演じているんだ。
    ステージに乗ってのバンドの紹介を、ヒッチャーの格好でしたんだ。

ノエル:レイザーライトがアリー・パリーでライブをしたとき、
    「なぁ、あれやってくれよ。いいじゃん、あれで頼むよ」って言われたんだ。
    ミュージシャンっていうのは、コメディと音楽は絶対に一緒にやれないなどとは思わないんだ。
    俺が出て行くと、14歳くらいのレイザーライトを見にきた子たちが秘めウィを上げてて。
    俺はヒッチャーの格好だろう。それで「いよう!」なんてやったら、みんな「なんだこりゃ」状態。
    とにかくハードなライブだったな。それでレイザーライトは俺に借りが出来たわけ。
    だから俺たちのシリーズに出てもらった。


 豪華(?)ゲスト陣

(レイザーライトの三人)
ジョニー:俺ら、俺ら自身を演じたんだ。一、二週間は練習してたな。
      手法的観点からのアプローチと、演技に没入する為にさ。俺たちにとっては大役あ。ちょっと緊張したね。
アンディ:実は上手く出来たかどうか自信がないんだよね。
ジョニー:上出来さ。
アンディ:2時間以上も練習して、あんなもんかなぁ。

(「聖者と野獣」のワンシーン)
おねえさん:あれをごらんよ!レイザーライトだ。

ノエル:俺たちの番組に、ザ・フーのリード・シンガーが出演してくれたんだ。
    今じゃ何が起こっても、ちょっとしたサプライズ出演だけど。

ロジャー・ダルトリー:ちょっと、足どけて、足どけて。

ノエル:家に帰ってフーのレコードを聴いたら、「わぁ、すげぇ!」ロジャーはまじで凄い。本当に素晴らしいよ。
    夢のようだね。12歳の子供みたいに新鮮な気持ちで、とにかく素晴らしい事さ。

(「ナナゲドン」にゴス・ガールズ登場)
ノエル:ロボッツ・イン・ディスガイズ。再登場。シリーズ1にも出てもらった、ゴス・ガールズだ。

(なぜか路上のロボッツ・イン・ディスガイズの二人)
ディー:うちらは、五次元の世界から来た、本物のゴス!
(字幕:ホール&オーツ)
ディー:あたしは、スージー・スーの孫娘よ!
スー:そりゃ失礼だ。

(「ナナゲドン」のワンシーン)
エボラ:あんた、本当に魔術師なんでしょうね?

ノエル:俺らは俳優を使うんじゃなくて、ミュージシャンを使うんだ。

ノエル:お前の親父さんもなかなか良かったよな?
ジュリアン:ナナゲドンに出てくるシャーマンの一人だな。
ノエル:お前の親父さんと、俺のお袋が同じシーンに出演している。
ジュリアン:うん。
ノエル:変なかんじだよな。俺の可愛い従弟なんて、まだたったの5歳だぞ。
ジュリアン:カークな。
ノエル:カーク。「ガース・マレンギ」のリチャード・アヨーデは実際、カークと即興もやったんだ。

(「ナナゲドン」のワンシーン)
サブー:カーク、本当にまだ最高限度級のスケベェ大冒険中なのか?
カーク:たしかに。

ノエル:リチャードがカークに吹っかけて…
ジュリアン:カークはうかく受けただろ?落ち着いたもんだ。
ノエル:そうだな。あいつ、ドラマ・クラブに行っているんだ。
ジュリアン:ドラマ・クラブか。
ノエル:前はサッカーをやっていたけど、今じゃドラマ・クラブだ。俺たちがカークをギョーカイに向けさせたのはまずいよな。
    今じゃ俳優になりたいって言うんだぜ。

ノエル:俺のオヤジさんは番組でクリス・デ・バーを演じている。ジョークだよ。身内でだけ通じるジョークってあるだろ。
    オヤジを困らせようとする時に、、クリス・デ・バーとか呼んでいるんだ。
ジュリアン:クリス・デ・バーによく似ているよ。
ノエル:(メイクアップの)クリスティーンが、ヘンな眉毛なんてくっつけてくれちゃって。


 相変わらず音楽満載

(「聖者と野獣」のワンシーン)
ルディ:♪俺はずっと捜し求めてきた…

ジュリアン:そうだな、どんな音楽を聞き込んだっけ?
ノエル:んーと、サンタナ!
ジュリアン:そうだな。何せ…
ノエル:スパイダーとルディ。サンタナ、入ってるね。 
(ルディとスパイダー熱演挿入)
ジュリアン:俺は音楽と共に育ってきたんだ。俺と俺のオヤジなんか、サンタナとか色々聞いてはぶっ飛んでた。
(ルディのギター一発)
ジュリアン:多分、けっこう簡単に出来たと思うな。シリーズ2の音楽はもう経験があるから、楽に作れるようになっていたんだ。
(「ナナゲドン」のワンシーン)
ジュリアン:ナナゲドンの歌なんて、本当に早く出来上がった。
       お前が来て、すぐに俺がリフを作って、お前が歌詞を乗せて…そうやって一緒に作って行ったら、
       午後にはほとんど出来上がっていた。
ノエル:即興の詞だったけど、それを使う事になって。

(「ナナゲドン」のワンシーン)
ハワード&ヴィンス:♪お前を追い 駆り立て 堕落させる老いたデーモンのように

ノエル:オールド・グレッグは馬鹿ウケだったね。
ジュリアン:オールド・グレッグか。なんだって?

(「オールド・グレッグ」のワンシーン)
ハワード:♪そんなに接近しないで 急ぎすぎだよ レースじゃないんだから♪

ジュリアン:俺たちが脚本を書いている間、すっかりリック・ジェイムズに取りつかれていた。
       それでリック・ジェイムズの写真を壁にはりつけて、それがオールド・グレッグになったと言うわけ。

(「オールド・グレッグ」のワンシーン)
グレッグ:アタシが言ってるのは、今ここにファンクをゲットしてあるってこと。この箱の中。

ジュリアン:俺たちがトップショップで偶然会ったある男が居るんだけど、…トップショップで働いてた男だ。
       彼が言うには、レディング・フェスティバルだかなんだか、とにかくどこかのフェスティバルで、
       真夜中にもなると皆すっかりハイになっちまってた。でまぁ、その男は自分のテントで寝ようとしたわけだ。
ノエル:みんな自分のテントに居たんだろな。
ジュリアン:うん。それで、その男はフェスティバル会場の野原の向こうから、誰かが叫んでいるのを聞いたって言うのさ。
      「あたしはオールド・グレッグ!」

(「オールド・グレッグ」のワンシーン)
グレッグ:♪アタシはオールド・グレッグ♪
ハワード:♪分かってるよ 言うと思った♪
グレッグ:♪ねぇ アタシにおねだりなんてさせないでしょ アタシはあなたにとって ただの男じゃないんだから♪

ノエル:ナブーのラーが・ラップもやるつもりだったよな。ナブーの歌も作っていたんだ。
ジュリアン:いつかやるよ。
ノエル:エピソードにはめこむには、長すぎたんだ。だから出来なかっただろう?
ジュリアン:ナブー向けに長いラーガの曲を、「若返りの泉の」最後にとっておいたんだけど…
ノエル:♪フーリオ、ブーリオ どうしてがっかりさせるのさ?さぁ元気出せよブーリオ!♪
    それから、DJのシャバ・ランクスみたいのもあったよな。
ノエル:ツアーのときにでもやろう。

(「ミルキー・ジョー」のワンシーン)
ハワード:♪出会ったこともない 味わったことも無い…

ジュリアン:「孤独」だな。
ノエル:どうやって書いたんだか、俺知らないんだよね。この曲には全然タッチしてないから。
    (ハワードが)暗い洞窟に行って…
ジュリアン:真っ暗な夜にか。
ノエル:出てきたら出来てた。あれ、凄いよ。キャッチーだけど、ちょっと不気味で。
ジュリアン:うん。
ノエル:♪出会ったこともない 味わったことも無い…

(「ミルキー・ジョー」のワンシーン)
ハワード:♪出会ったこともない 味わったことも無い 俺に残された物といえば この無限の孤独


 使い回しセットのご苦労

(「ミルキー・ジョー」の撮影を控えたスタジオ)
ノエル:ハイ!
ディロン:ヘイ。
ノエル:すごくいいじゃん。
ディロン:お馴染みの手だよ。
ノエル:すごい。

ノエル:シリーズ1と同じクルーが沢山居るよな。
ジュリアン:うん。
ノエル:ジェイムズ・ディロンなんて、最高のデザイナーだ。すごいよ。
ジュリアン:ジェイムズ・ディロンな。
ノエル:いけてるだろ?ディロンてさ。
ジュリアン:うん。
ノエル:ドライで、冷静。クールなジェイムズ・ディロン。

ノエル:みんな、ジェイムズが塗りなおしをしてるなんて、全然知らないよな。
    「若返りの泉」では、砂漠の砂は赤かったけど、今回のは普通の色だ。
    だからジェイムズは全部の砂粒の色をスプレーで塗りなおしたんだ。赤いところ見える?無いだろ。
    でも、あそこの粒にちょっとあるな。
ディロン:あ、しまった!信じられない!
ノエル:カット!ジェイズはクビ!

ノエル:俺もやるぞ。見てろよ。
(ノエル、猫車に膝をぶつけて退散)
ノエル:こいつはジェイムズにとっておいてやろう。
(セットのむこうにスタッフが通ると…)
ノエル:こいつ、移動しておくぞ。よぅ、こいつを移動するところだ。
(でも失敗)オーケー、あのさ…
スタッフ:どうも、ずーいぶん助かったよ!
ノエル:
(スコップを手に取り)なぁ、だれがここに置きっぱなしにしたんだ?こりゃ茶番か?みっともないぞ。
スタッフ:ごめーん。
ノエル:こっちだろ。
(威勢良くスコップを移動するが、バッタリ倒れる)オーケー。
    他は大丈夫だよ、みんな、ちゃんとやれよ!しっかりやってもらないと。俺は4時に戻ってくるよ。


 締めはミルキー・ジョーとボブ・フォッシル

ノエル:俺、見るキージョーがすごく好きなんだ。かなり不吉な感じじゃん。
    ちょっとマイケル・ベンティーンの「ポッティ・タイム」みたいだろ。
ジュリアン:この回では、人形遣いを使ったんだ。

(「ミルキー・ジョー」のココナッツ人形撮影風景)
スタッフ:いくぞ、AB。

(「ミルキー・ジョー」撮影のスタジオ)
ノエル:オーライ。緊張してきた。ラストシーンを撮らなきゃ、エピソードが終わらないからな。
    でもまぁ、大丈夫だろ。だといいね。自信ありそう?

(「ミルキー・ジョー」より、リッチの出番を撮影中)
リッチ:さぁ皆さん!パイ・フェイス・ショーケイスにようこそ!ヘイ!乗ってきたぞ!

リッチ:ボブ・フォッシルに戻るという事は、もっとも感情を爆発させるという事だ。
    何せ、このキャラクターはシリーズ1で私が発明し、愛し、大事にしてきたのだから。
    ノエルとジュリアンが「ちょっとカムバックしてよ」って言うんだ。「カムバック!」「俺たち見てみたいんだよ!」
    だから私は、「どうだったかなぁ」って言った。
    「戻ってこいよ」「思い出せない」「戻って来いったら」「思い出せない」「戻って来いったら!!」…
    こうして、私は戻ってきた。

(スタジオでノエルとリッチがバカ乗り中)
ノエル:俺ってば、フォッシルの奥さん?
リッチ:そ!
ノエル:ボビー!
リッチ:はぁい、奥さん!…おお〜う!誰にもまねできないだろうが、おっぱいが出てきたぞ!

(リッチ、熱演中)
リッチ:ミルキー・ジョー&ココナッツ!
スタッフ:オーケー。ミルキー・ジョー&ココナッツのダンスを撮るぞ。

リッチ:あれが、シリーズ全ての最後のシーン撮影だったんだ。だから…はぁ…

(スタジオでココナッツ人形の撮影が行われ、ジュリアンがそれを見ている)
ポール:カット!
スタッフ:いいの?
ポール:うん。何かある?
ノエル:おわり?
スタッフ:みなさん、本当に、本当にありがとう!おしまい!
(拍手と歓声。ジュリアンがリッチを抱きしめる)
ジュリアン:やったな、ベイビー!
リッチ:よっしゃ、ヤリに行くぞ!
ジュリアン:あっはっは!!

(スタッフ一堂、外で打ち上げ)
女性スタッフ:聞かせてよ
一同:イェー!!
男性スタッフ:はい、おしまい!


 エンディング

マイケル:なんだ?チェルシーまでいってこなきゃ。

(ジュリアンとノエルのお休みから、スタジオ外の打ち上げへ。ジュリアン、ノエル、リッチ、デイヴが乾杯している)
リッチ:Tow down. 
(求助!これ、どういう意味でしょうか!?)
デイヴ:
(カメラに)ランバート、カメラオフにして、こっち来いよ。楽しまなきゃ。


(終)
 
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