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 2013年 11月 ボブ・ディラン ライブ観戦 & リチャード三世, ロンドン ツアーレポート
 

Part 5 食事  Food


 美味しかったもの

フォートゥナム&メイソン アフタヌーンティーのサンドイッチとスコーン
 去年、某所で食べたアフタヌーン・ティーが絶望的にまずかったため(紅茶に問題はなかったが、食べ物に絶望した)、今回はリベンジとばかりにこの有名なティールームを、何ヶ月も前から予約。昼食を兼ねて、13時に意気揚々と乗り込んだ。旅行シーズンでも週末でもなかったせいか、飛び込みでも入店できた模様。
 ともあれ、念願のF&Mでのアフタヌーン・ティー。シャンパンなどは遠慮して、早速紅茶と、三段重ねのフードをいただく。
 サンドイッチが美味しい!なんて美味しいのだ!パンが乾いていない!隅々まで具が入っている!(要するに、UKでお目にかかるまずいサンドイッチの多くは、パンが乾いて、具が縁まで入っていない)サーモンも辛すぎず、とても美味しい。トリ肉にほのかなカレー風味の具も美味しいし、驚いたのはキューカンバーのサンドイッチまでもが美味しかったこと。ケシの実入りのパンも美味しいし、この時点でかなり幸せ。
 スコーンはお上品な大きさで、クロテッドクリームが大量に出てくる。私たちのクリームの付け方はずいぶん控えめで、どうやらもっとてんこ盛りにして良いらしい。
 サンドイッチとスコーンと紅茶。大満足。しかし、落とし穴はこのあとに待っていた…



紅茶
 そもそも、私は体質的にコーヒーが飲めないため、紅茶好き。ロンドンに到着した初日にフォートナム&メイソンに乗り込み、紅茶を大量買い。日本へ発送する。そしてスーパーでは大衆的なPG TIPSを購入し、ホテルで飲んでいた。
 なぜか、どこでどう飲んでも、紅茶は美味しい。まず水が違うのと、グラグラに煮立ったお湯でいれるからだろう。

往路の機内食
 意外だが、食べられる味だった。主にパスタなのだが、普通に食べられるレベル。ケーキはやや機内で食べるにはヘヴィなので遠慮したが。なんでも、往路の機内食は日本の業者が作るため、それなりに美味しいものだと言う。と、言うことはつまり…?

サンドイッチ
 まずEAT. というチェーン店のサンドイッチ。これは値段相応にして、けっこう美味しかった。サンドイッチ以外にもスープやサラダなどもそろっており、ロンドン滞在でレストランに行くのが面倒な人にとっては便利。
 ハロッズの地下食料品売り場で買った、ローストビーフとホースラディッシュのサンドイッチも美味しかった。しかし量が多かった…
 旅行案内に載っていた、ピカディリー・サーカス近くのパン屋さん、ノルディック・ベーカリーのサーモンサンドも美味しかった。ややパンが酸っぱい。ついでにシナモンパンも買ったのだが、こちらはやや甘過ぎ。

マークス&スペンサー・シンプリー・フード
 去年、テスコ・エクスプレスの食材で残念な思いをしたので、少しグレードが上のお店に行ってみる。私が行ったのは、グリーン・パーク店。パンやベーコン、ミルク、サラダ、フルーツなど、普通に美味しい…が、フルーツの甘さはさすがに日本が上か。



ウェイトローズ
 この店はホテルの最寄り駅グロスター・ロードにあるのだが、なぜか去年その存在を知らずにいた。今年は同行のATさんに教えてもらい、早速利用。サラダなども美味しいものがおいてあったし、品揃えも豊富でとても便利。

スピーディーズ・カフェのイングリッシュ・ブレックファースト Speedy’s Cafe
 レスターへ行く日、早朝にホテルを出て、ノース・ゴワー・ストリートにあるスピーディーズ・カフェで朝食を取った。味で評判というわけではなくBBCのドラマ [Sherlock] の撮影場所 - シャーロックとジョンがフラット・シェアしているベーカー・ストリート221Bとして使われているのだ。去年はここで昼食を食べている。
 今回は朝ということで、伝統的なイギリスの朝食をいただく。薄くてバターの塗られたトーストに、両面焼きの目玉焼き、ベーコン、ソーセージ、焼きトマトに、豆。だいたい美味しい。日本人にはあまり馴染みのない焼きトマトもけっこう美味しかった。
 微妙なのは豆。中途半端なトマト味に煮た豆。[Sherlock] でもジョンがシャーロックに豆を買って来てほしいと頼むシーンがあったが…これ、必要だろうか?
 そしてソーセージは去年に引き続き、美味しくない。日本人がシャウエッセンなどと言うものに慣れているのがいけないのだ。
ともあれ、「英国でうまいものが食べたければ、三度朝食を食べるべし」の格言どおり、伝統的な朝食はお茶もプラスして、総合的には美味しかった。
 去年は昼だったので、店内に観光客がたくさんいたが、今回は地元のおじさんばかり。どうやら実際のスピーディーズ・カフェはこんなものらしい。

 


 美味しくなかったもの
 英国に行って、まずいものを食べないのは、英国を満喫したことにならない!

ボズワース・バトルフィールド・ヘリテージ・センター
 併設のレストランでサンドイッチとサラダのセットを昼食として食べたのだが、これがみごとな英国味。乾いたパンに、なぜか「とろけるチーズ」がとろけずに、これでもかと大量に押し込んである。確かに、チーズのサンドイッチは注文したが、チーズ以外は何もはいっていないというのはどうなんだ。
 サラダにかけるソースはそれなりに美味しかったのだが、トマトは飽くまでも固い。レタスもキューカンバーは青臭く、「キュウリとキューカンバーはまったくの別ものです」というATさんの発言は的を射ている。
 それでも紅茶は美味しいので、砂糖とミルクでエネルギーを補給する。



フォートナム&メイソンのアフタヌーン・ティーのケーキ
 美味しい紅茶にサンドイッチ、スコーン…地雷はその先に仕掛けてあった。ケーキが甘い!甘すぎる!砂糖より甘い!たぶん、油分の塊に限界まで砂糖を入れているに違いない。めまいがするほど凄い味。砂糖の固まりでも、和三盆のお菓子は何倍も美味しいぞ。
 たしかに、最初からケーキには期待していなかったが、ここまで凄いとは…。
 ロンドンで美味しいアフタヌーン・ティーをいただく秘訣。
 「ケーキに手をつけるな!」
 美味しいケーキは他の国で食べるべし!サンドイッチとスコーンで幸せになったら、そこにとどまるべきなのだ。

復路の機内食
 往路の機内食が悪くなかっただけに、復路は衝撃的なほど激マズの凄まじい味だった。どうやら白米の上にトリ肉がのっているらしいのだが…あれは米ではない!
 あまりのまずさに殆ど食べられず、パンとサラダだけをかじっていた。成田に着くなり、空腹に耐えかねておにぎりを買う。普段、おにぎりを買うという習慣がないが、さすがに美味しかった…
 教訓。英国からの復路は、売店でマシなサンドイッチでも買って持ち込んだ方が良い。


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