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 2012年 6月 トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズ ライブ観戦 & ロンドン ツアーレポート
 

Part 4 普通の観光と、あまり普通ではない観光



 London Eye
 ミレニアムを記念して建設された、テムズ川河畔の巨大観覧車。インターネットで予約して、やや高いが「どの時間に行ってもFast Pass」のチケットを購入した。
 お天気が悪くてはどうにもならないので、晴れのチャンスを活かすことに。この作戦は見事成功して、良い眺めを堪能できた。大きなカプセルに、せいぜい12人くらいで乗り込み、ゆっくりロンドン見物。国会議事堂や、ビッグ・ベン、バッキンガム宮殿、セント・ポール、シティ、そして遠くにロイヤル・アルバート・ホールも見渡せる。
 こういう所で雨にたたられるのもつまらないので、時間に自由の利くファスト・パスがだんぜんお勧めだ。

 
最高点付近からの眺め 左下の赤煉瓦の建物が旧スコットランドヤード  巨大カプセル


 Westminster Abbey
 歴史ファン的にははずせないスポット。入場料は教会にしては意外と高い。日本語の音声ガイドを借りたのだが、これが懇切丁寧で良い。歴代の国王の墓や、チャペルなど、歴史ファンにはたまらない。
 興味深いのは、「詩人のコーナー」。シェイクスピアの記念碑の側に、ローレンス・オリヴィエの墓がある。さらに、チョーサーや、バイロン、ヘンデルなど、かなりテンションの上がる場所だが、写真撮影禁止なのが残念。

 
西側の正面                        北側翼廊 入場口になっている


 City of London
 いわゆる金融街としての「シティ」。もともとは城壁に囲まれた街で、ロンドンという大都市はここから発している。
 ギリシャ建築風のRoyal Exchange(王立取引所)の向こう側に、超近代的なガーキンなどの高層ビルがあるかと思えば、中世の昔からここにある、St. Mary-le-Bow Charch(本当のコックニーとは、この教会の鐘の音が聞こえるところで生まれ育った人のことを言うらしい)や、ローマ時代の城壁跡など、ロンドンの今と昔が同居している。

 
格好良いシティ・オブ・ロンドンの紋章           王立取引所の向こうにガーキンの頭が見える


 Charterhouse Square
 これはちょっとマニアな場所。80年代から長期にわたって制作・放映されている、「名探偵ポワロ Agatha Christie's Poirot」(デイヴィッド・スーシェ主演)において、ポワロが住んでいる「ホワイト・ヘイヴンズ・マンション」として使われているのだ。
 Barbican駅の北側 Charterhouse Sq.の東側に位置している。


ドラマでお馴染みの風景


 McLaren
 ナイツブリッジのケンジントン・ロード沿いにある、マクラーレンのショールーム。観光客は立ち入れず、お得意様のみが入場可能。とは言っても、外からガラス越しにスポーツカーや、F1マシンを撮影することは可能。私はF1ファンなので、燃える。

 正面玄関の上部、垂直に展示されているのは、2008年 マクラーレン・メルセデス MP4-23 カーナンバー 22 ルイス・ハミルトンのマシン。前年のスパイ事件の後をうけて、カーナンバーが大きくなった、いわくつきのマシンであるとともに、ハミルトンが当時の最年少ワールドチャンピオン記録を作ったマシンでもある。
 ショールーム内に展示されていたのは、日本人にとってはとても思い入れの強い車 ― 1988年 マクラーレン・ホンダ MP4/4 カーナンバー12 アイルトン・セナのマシン。セナが最初のワールド・チャンピオンになった年で、チームメイトのアラン・プロストとともに、マクラーレン・ホンダの全盛期を告げることとなった。

 


 Notting Hill
 蚤の市や、雑貨屋,もしくは映画の舞台として有名なところ。一応出かけてみたが、私にはいまいち。平日だったからだろうか。


 Oxford
 一日くらいは遠出ということで出かけた、有名な大学街。目玉であるSt. Mary教会が工事中でしまっていたためか、私にはやや物足りなかった。ただ、ボドリアン図書館ツアーは面白かった。
 どこかのカレッジでドレスコードのある昼食会があったらしく、揃いのガウンをまとった学生たちが印象的だった。

 
「主任警部モース」がルイスと一緒にでてきそうなカレッジの中庭   ラドクリフ・カメラ 図書館の一部


 Henley on Thames
 オックスフォードからロンドンに戻る途中に立ち寄った、テムズ川沿いの町。ロイヤル・レガッタを間近に控えて準備が整いつつあり、前回来たとき(真冬)よりも華やかな雰囲気だった。レガッタの練習をしている風景なども見られるし、まさに「ボートの三人男」の世界。新しい地図が欲しくてインフォメーション・センターを訪ねたのだが、4時には閉まっており、これには閉口した。

 
レガッタの練習が始まっていた                       まさに「ボートの三人男」の世界

 レガッタもさることながら、この町で重要なのは、ジョージ・ハリスンの邸宅,Friar Park があること。町の中心地マーケットプレイスから、さらに高台に上ったところに、有名な門がある。左脇にあるのは、昔門番が詰めていたゲストハウスで、母屋は見えない。
 車はあるが、ひとけがなくて静かな雰囲気だった。オリヴィア・ハリスンが翌日のロイヤル・アルバート・ホールに来ていたので、おそらく在宅だったのではないだろうか。

 
ジョージの生前と変わらない風景                    "Friar" とは、托鉢修道士のこと


 行き損ねたところ
 本当はとても行きたかった「ロンドン交通博物館」(コヴェント・ガーデン)へは、時間切れで行けなかった。残念。
 シティのギルドホールや、博物館も見たかったが、これも時間切れ。
 ロックファンにあるまじきことに、Abbey Roadも割愛。それだけではなく、今回はロック関連地にあまり行かなかったような気がする。


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