2012年 6月 トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズ ライブ観戦 & ロンドン
ツアーレポート
Part 3. ミュージアムと見学ツアー
The National Gllery
言わずと知れた、トラファルガー広場に面した巨大美術館。コレクションはかなり見応えがある。かなり立派な建物だが、よくよくみてみると、なんだか変なデザイン。
私はルネサンス期の絵が好きなので、主にそこに集中。それから、レンブラント。フェルメールもあるが、彼にしてはあまり良い絵ではない。印象派はあまり興味がないので、ゴッホもモネも割愛した。
日本語の音声ガイドを借りたのだが、このガイドの語りがやたら長く、熱っぽく、かなり偏った情熱がこもっていて、笑ってしまった。写真撮影は禁止。
トラファルガー広場からナショナル・ギャラリーをのぞむ ギャラリー入り口から、遠くにビッグベンが見える
British Museum
季節が良かったせいか、以前に渡英したときよりも、ひどく混んでいるような印象だった。前は、エルギン・マーブルの部屋など、ガランとしていたのに…。
いつからそうなのか、ロゼッタ・ストーンはガラスケースの中。私はあまりミイラに関心がない。エジプトも、メソポタミアもギリシャも、もっとゆっくり堪能したいが、とにかく人の多さに辟易してしまった。
残念なのが、旧大英図書館の閲覧室が見られなかったこと。図書館そのものが移転したため、有名な巨大円形の閲覧室が一般に公開されるようになった聞いていたので楽しみにしていたのだが、実際は非公開とのことだった。
所蔵品のうち公開しているのはごく一部 エルギン・マーブル…「もって来ちゃいました!」…マーブル
Bodleian Library (Oxford University)
オックスフォード大学の図書館。英語ではあるが、1時間ほどの案内ツアーがあるので、これに参加。珍しく日本人の女性二人組と一緒になったが、どうやら「ハリー・ポッター」のファンらしい。この図書館の一部が映画の撮影で使われ、撮影禁止の閲覧室も、映画のシーンでモデルになっているとのこと。
ファンタジーは門外漢な私が、なぜわざわざボドリアン図書館に行ったかというと、ここの基礎となった最初の膨大な書籍の寄付を、グロースター公爵ハンフリー(国王ヘンリー五世の末弟)が行い、「ハリー・ポッター」でもモデルになった閲覧室は、「ハンフリー公爵図書室」となっているからだ。私はグロースター公爵ハンフリーと、その兄王に多少歴史ファン的興味がある。
ガイドさんはベテランの男性で、内容もかなりマニアック。しかし、静かで知のいっぱいに詰まった場所の雰囲気は、かなりおすすめ。
中庭 ここまではツアーに申し込まなくても入れる 神学部の内部 映画で使われているらしい
Royal Albert Hall
RAHのホームページから、ホール内の見学ツアーが申し込めたので、喜び勇んで参加。案内はもちろん英語。当然、Tom
Petty & The Heartbreakersのライブのある、6月20日を選び、さらに16時のツアーに設定する。運が良ければ、リハーサルなど見られるのではないかという期待。
残念ながら、写真撮影は禁止。
さすがにアーチストたちが使う楽屋までは見せてもらえないが、観客が入る前のガランとしたホール内をゆっくり見学できる。ホールの歴史や、著名なコンサート、イベント、そして普段は見られない王族用の控え室や、客席なども丁寧に紹介。
舞台上では、ハートブレイカーズの機材が据え付けられ、盛んにサウンドチェックをしていて、大興奮。どこかのライブで録音したらしい、"Here comes my girl" が鳴っていた。
面白いことに、ツアーに参加した5人全員が、当夜のコンサートを見る予定の、トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズ・ファンだった。互いに大笑いして、楽しもうね!と励まし合った。
ここでのコンサートを見る見ないに関わらず、とにかく興味深いツアーなので、とてもお勧め。
ケンジントン・ロード側からRAHをのぞむ 貫禄 この夏の公演表 TP&HBの翌日はダライ・ラマ
BBC
BBCこと、British Broadcasting Corporation が放映するコメディやドラマが大好きなので、この放送センターの見学ツアーにも申し込んだ。BBCのホームページから予約できる。案内はもちろん、英語。
BBC センターは、ロンドン中心部から西にはずれた、Wood Lane駅の目の前。ただし、この駅は電車の本数の少ない路線なので、Central Lineの White City 駅の方が便利。
レセプションの前に、ツアーへの参加をアピールしたボードが置いてある。そこに、我らが ザ・マイティ・ブーシュの姿も…!
メイン・レセプションに集合して、入館証をもらう。これについていたストラップが嬉しくてたまらない。空港のように、所持品検査をされて、いざセンター内へ。入り口に、観光客向けの「ドクター・フー」の青い電話ボックスが置いてある以外は、ほとんどディスプレイは無い。このあたり、日本のテレビ局よりも素っ気ない。写真撮影は禁止。
ニュースセンターや、お天気ブース、スポーツやバラエティを収録するスタジオなどを見学。一部楽屋なども覗かせてもらえる。
意外とセンター内はガランとしていて、人もまばらだった。それでも、ガイドさんの解説が面白く、とても良かった。残念ながら有名人は目にしなかったが、何かの音楽ショー用の楽器搬入は目にすることが出来た。
有名な眺め これぞ、BBC! これが嬉しくてしょうがない、BBCストラップ
ショーの観客と、見学ツアーの広告ボード Booshのご両人!
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