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  バイオハザード

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 トップページHot SpotMenu最新のアップロード                     担当 :    里中  響子 

       INDEX                   house5.114.2.jpg (1340 バイト)  

No.1  国内9頭目の感染牛は、生後わずか21ヶ月のホルスタイン 2003.11.05
No.2  アメリカで、初めてのBSE感染牛 2003.12.25
No.3  国内10頭目の感染牛/7歳/従来型の異常プリオン 2004. 2.24
関連ページ  BSE は、“全頭検査”を死守 (関連ページ) 2004. 7.28
No.4  異常プリオンを“解きほぐす分子”を発見 2004. 9.22
No.5  日本国内で、変異型ヤコブ病 を確認 2005. 2.13
No.6  国内18頭目の感染牛/5歳/雌/ホルスタイン 005. 5.14
No.7  異常プリオン/“血液”からの検出に成功 2005. 9. 2
No.8  米国産牛肉/1ヶ月で、全面輸入停止に

              パックス・アメリカーナ(米国支配による平和)の終焉か...

2006. 1.22
No.9  アメリカで、へたり牛20頭を、食肉処理 2006. 2.12

     

                                                            <1>  (2003.11.05)

国内9頭目の感染牛は、        wpe75.jpg (13885 バイト)

        生後わずか21ヶ月のホルスタイン

 

「広島県の食肉処理場で処理されたホルスタインが、牛海綿状脳症(BSE/狂牛

病)の疑いがあった問題で、厚生労働省は、11月4日夜、専門家会議を開き、“従来

型の感染牛”と判定しました。感染牛の肉や内臓等は、規定どうり、焼却処分されま

す。

  この“国内9頭目の感染牛”は、生後わずか21ヶ月(1歳9ヶ月)で、世界的に見て

も異例の若さといわれます。10月に茨城県で見つかった“8頭目の感染牛”は、生後

23ヶ月であり、これよりもさらに若いことになります。また、西日本におけるBSE感染

牛の確認は、これが初めてになります。

  ちなみに、この“8頭目の感染牛”は、“異常プリオンのタンパク質の構造パターン”

が、従来のものとは違う“新型”だったといわれます。今回の“9頭目の感染牛”も、

非常に若いことから、2例目の“新型”の可能性が指摘されていました。しかし、専門

家会議が画像分析の結果、異常プリオンのパターンは、“従来型”と診断しました」

 

「“異常プリオン”については、“狂牛病・変異プリオンの考察”でかなり詳しく考察し

ています。どうぞ、参考にしてください」

                     参考文献: 東京新聞/2003.11.05/“BSE・最年少21ヶ月牛が感染” house5.114.2.jpg (1340 バイト)

 

                                                    <2>  (2003.12.25)

   アメリカで、初めてのBSE感染牛     

                                       <12月24日(日本時間)

「世界最大の牛肉生産国のアメリカで、初めてのBSE感染牛が確認されました。これ

を受け、日本政府は24日、アメリカからの牛肉輸入を、“一時停止する”と発表しまし

た。

  また、すでに8万トンある在庫牛肉については、肉の部分から人に感染した例がな

いことから、厚生労働省は安全に問題はないと判断し、“回収はしない方針”と言わ

れます。一方、“脳”“脊髄”などの危険部位については、回収するといいます。

  いずれにしても、まだ事態は流動的です。詳しい情報については、厚生労働省等

の公式ホームページで、逐次確認してください。

 

  ええ...1つ、コメントを入れておきます...

  アメリカのBSE検査体制の甘さが、以前から指摘されていました。アメリカ農務省

は、1990年からBSE検査を始めていますが、今年検査した牛は約2万500と言

われます。年間約3500万頭という、アメリカの巨大な消費規模からすれば、非常に

少ない数字です...ちなみに日本は、100%の“全頭検査”を実施しています。ヨー

ロッパも、これに近いものを実施しています。

  アメリカが、今後、どのように体制を整備していくのか、注目したいと思います。イラ

ク戦争で、国際世論から離反し始めた世界のスーパーパワーが、この問題でどのよ

うな手を打つか...第2歩目の、“次のステップ”が、非常に重い意味をもってくると、

津田・編集長も言っていました。これで、アメリカの進む道が見えてくるからです。いず

れにしても、今後の推移を、しっかりと注視したいと思います...」

            参考文献: 東京新聞/2003.12.25/“米BSE/牛肉在庫8万トン「安全」”...他... house5.114.2.jpg (1340 バイト)

 

                                                           <3>  (2003.11.05)

国内10頭目の感染牛        

           7歳/従来型の異常プリオン

「国内で10頭目のBSE感染牛が、確定診断されました。

  この10頭目の牛は、神奈川県平塚市の酪農家の牛で、起立困難などの症状が

見られました。そこで、検査したところ、“ウエスタンブロット法”でも、陽性と出ました。

さらに、その後の脳の病理組織検査でも、BSEに特徴的な空胞が多数見つかりまし

た。

  なお、異常プリオンは、8頭目のような“新型”ではなく、従来のものと同じ型のもの

でした...ええ、感染ルートの解明などは、これから始まるものと思います」

                             参考文献: 東京新聞/2004.2.23/10頭目のbse確定 house5.114.2.jpg (1340 バイト)

 

                                                           <4>  (2004. 9.22)

異常プリオンを           index292.jpg (1590 バイト)

               解きほぐす分子 を発見!

 

BSEなどの原因となる、異常プリオン・タンパク質の立体構造を解きほぐす分子

が、発見された模様です。これは、国立精神・神経センター神経研究所(東京都小平市)

八谷如美研究員らが発見したもので、“素早く解きほぐす”もののようです。

 

  BSEやヤコブ病などの“プリオン病”というのは...折れ曲がったり巻いたりした

“正常・プリオン”が、さらに複雑な構造の“異常・プリオン”に変形することに原因があ

ります。そしてこれらの“異常プリオン”は、本来の細胞活動では浄化しきれず、しだい

脳の中に蓄積し、ついに発症するわけです

  ええ...今回発見された分子で、異常プリオンの立体構造を解きほぐすことがで

きるということで...これは“プリオン病”の治療法の開発に、大いに役立つと期待さ

れています」

 

「ええ、詳しい状況は分りませんが...

  同研究所の八谷研究員等は、酵母の細胞質の中に、細胞分裂の際に細胞の骨格

をほぐす、鋏(はさみ)のような形の分子を発見したそうです。この分子は、“アンフォルジ

ン”と命名されました。

  この“アンフォルジン”について、試験管内で機能を調べたところ、アルツハイマー

パーキンソン病などを引き起こす“複雑な立体構造のタンパク質”など...十数

種類のタンパク質をほぐして、一本の紐(ひも)のような形に変形させる、強力な作用が

あることが分かったという事です...

  このように、あらゆる種類のタンパク質の立体構造を解消する物質が発見されたの

は、今回が初めてだということです。それから、この新発見の“アンフォルジン”です

が...酵母では細胞分裂の時以外は、細胞の周囲に分散して休み、分裂の時のみ、

集結して機能しているらしい...とのことです。

 

  ええ、ともかく、“プリオン病”など、いわゆるタンパク質が蓄積して起こる難病に関

して、本格的な治療法の開発が期待されます...」

      参考文献: 東京新聞/2004.9.21/異常プリオン解消分子発見...BSEの治療に道...house5.114.2.jpg (1340 バイト)  

 

                                                         <5>  (2005. 2.13 )

日本国内で、変異型ヤコブ病 を確認   

    wpe67.jpg (8822 バイト)wpe7D.jpg (18556 バイト)         

 

「ええ、危機管理センターの里中響子です!

  日本国内で、“初の”“変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(vCJD)の患者が確認

されました。日本人男性/発症時40代で、昨年12月に死亡...厚生科学審議会

の、疾病対策部会CJD等委員会が、確定診断したものです。

  この患者は、1989年頃、英国に1ヶ月間滞在しました。その際、BSEに汚染され

た牛肉を食べて感染した可能性が高いようです。この時期、英国内では、多数のBS

Eが発生していましたが、危険部位切除などの対策は、本格化していなかったようで

す。

 

  ええ...英国保健省によると...BSEが原因とされる変異型クロイツフェルト・ヤ

コブ病(vCJD)は、世界で167人が確認されています。このうち、英国での発症が、

153人...その他、欧州で確認されていますね...また、英国滞在後、香港、カナ

ダ、米国での発症例があるようです。今回の確定診断で、日本での1例が加わった

わけです。

 

  厚生労働省によると、この男性は、2001年12月、“焦燥感”が起きるなど精神状

態が不安定になり、“認知症(/痴呆症)が進行したようです。なお、2004年12の

死亡前半年間は、寝たきりの状態だったようです...

  厚生労働省のサーベイランス委員会は、2004年9月の時点で、この男性は、原

因不明の“孤発型クロイツフェルト・ヤコブ病CJD)と判断しました。しかし、発症後

病状の進行が遅い事過去の診断データから、変異型クロイツフェルト・ヤコブ病

の可能性もあると示唆していました。

  死亡後...今年の2月の3日、家族の承認を得て、脳に蓄積した異常プリオン

調べるウエスタンブロット法の検査と、病理検査を実施しました。そして、変異型ヤコ

ブ病の特徴と一致しているのを確認しました...」

わずか1ヶ月で感染か ...!?   

「ええ、響子です...   

   日本で“初の”、“変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(vCJD)の患者が確認された

ことで、各方面に影響が続々と出ています。まず、日本国内での警戒心が高まり、

“全頭検査”を経ない米国産牛肉の輸入が、非常に難しくなった事です。今の所、致

死率100%疾病であり、納得のいく検査体制を国に求めるのは当然だと思います」

「さて...

  厚生科学審議会/疾病対策部会/CJD等委員会の北本哲之・委員長(東北大学医

学部教授)は、こう言っています。“1ヶ月間の短い滞在で茂感染したとしたら、不安にな

るデータだと思う。これが、非典型的な例であることを願いたい”と...」

               参考文献: 東京新聞/2005.2.5/変異型ヤコブ病を確認  

                                                         <6>  (2005. 5.14 )     

     国内で、18等目の感染牛

     wpe67.jpg (8822 バイト)      wpe7D.jpg (18556 バイト)      

「響子です。国内で、18頭目のBSE感染牛が確認されました...

  厚生労働省のBSEの専門家会議は、2005年5月12日、5歳/雌のホルスタイ

をBSEと確定診断しました。北海道砂川市の乳牛ということです。この牛は、肉骨

粉の使用が禁止された2001年以前の1999年8月に生まれています。

  うーん...ということは、汚染された肉骨粉を食べている可能性があるわけです。

これから、感染ルートの解明が行われますが、BSEそのものが、まだ未解明の謎の

多い感染症です。これからも、十分な警戒が必要です...」

 

         参考文献: 東京新聞/2005.5.13/国内で18頭目のBSE確定診断 wpe7.jpg (10890 バイト) 

 

                            

                                                         <7>  (2005. 9. 2 )     

     異常プリオン/血液からの検出に成功

     wpe67.jpg (8822 バイト)house5.114.2.jpg (1340 バイト)          

「響子です。9月に入っても、暑い日が続いていますね...

 

  さて、“CJD(クロイツフェルト・ヤコブ病)“BSE(牛海綿状脳症)などを引き起こす“異常プリ

オン”が、スポンジ状になった脳細胞だけでなく、“血液からも検出に成功”しました。

この方面の研究が進んでいることは、私たちもBSEのページで紹介して来ましたが、

ついに開発に成功したようです...ええと、アメリカのテキサス大学のチームです。

  

  これは、異常プリオンを、試験管内で1000万倍以上に増やし、血液中からの検出

も可能にする新技術です。異常プリオンは、“輸血”“臓器移植”でも感染が拡大す

ると考えられていますが、もともと血液中の量は極めて少ないのです。したがって、こ

れまでの医療現場での検査は、事実上不可能でした。

  しかし、“血液の検査方法”が実用化されれば、“CJDの感染拡大の防止に、大

きな前進となります。また、“BSE”の感染牛についても、屠殺して脳組織を調べる以

前に、血液検査で分る可能性が出てきます。

  こうした新技術が進歩すれば、全頭検査も、簡単で費用のかからないものになるは

ずです。そうなれば、米国産牛肉の日本への輸入問題でも、安全性の高い良い解決

になります。実は、私たちは、この新技術の開発を待っていました」

 

                                  house5.114.2.jpg (1340 バイト) 

「技術開発ですが...

  これは、タンパク質の立体構造の異なる“異常プリオン”“正常プリオン”を加え

て、検出可能な量まで培養するものです。これが、スムーズに行けば問題はないわけ

です。でも、なかなか、スムーズに行かないわけですね...

  いずれにしろ、“プリオン病”は、遺伝子によって増殖する病原体ではありません。タ

ンパク質の立体構造の変化が、“異常プリオン”を生み出すという...これまで見た

事もないシステムによって、いわゆる“病原体のフリ”をしている“ニセ者”です。しか

し、確実に感染拡大し、生物体の機能を破壊して行くわけです。

 

  ええ、ともかく...“異常プリオン”に“正常プリオン”を加えて培養するわけです。そ

して、一部が“異常プリオン”に変った所で、“音波”を当てて培養を続行させます。この

技術によって、変化を加速し、大量に増やすことに成功したようです。

  この手法の原型は、すでに4年前に開発されています。今回は、主要作業の自動化

も合わせて、開発に成功したようです。

  ええと...今回は、“異常プリオン”を感染・発病させた、18匹のハムスターの血

で調べたようですね...このうち、16匹(89%)で検出できました。また、感染して

いない12匹のハムスターからの検出はゼロでした。つまり、“偽陽性”の出ない、“信

頼性の高い検査法”ということが分りました...」

                                  wpe67.jpg (8822 バイト)house5.114.2.jpg (1340 バイト)     

“異常プリオン”は...

  人あるいは牛や羊などの動物で、主に“脳に蓄積”します。そのために、生存中の

検出はきわめて困難です。また、病気の確定も難しかったわけです。しかし、血液中

の“異常プリオン”を、検出可能な量まで培養し検査するという、比較的容易な手段

開発されました。今後、医療面と、食の安全性の面で、大いに期待が膨らみます。 

 

  なお、現在、発病前の動物でも検出できるかどうか、研究が進められています。こ

れらによって、国や地域のBSEの感染実態も、調査が進むことになりそうです。医療

面では、“プリオン病”の解明・治療とは別に、献血臓器提供の面でも、チェックがで

きるようになりそうです。さらに、今後の研究に期待します...」

         参考文献: 東京新聞/2005.8.29/血液から検出成功/  

                                食と医療の安全性向上へ期待膨らむ/ 

 

                                                    <8>  (2006. 1.22 )     

    米国産牛肉/1ヶ月で、全面輸入停止に

      パックス・アメリカーナ(米国支配による平和)の終焉か...

         house5.114.2.jpg (1340 バイト)     

「響子です...

  BSEの病原体(/異常プリオン)が溜まりやすい危険部位が除去されないままの、米国

産牛肉が、2006年1月20日、成田空港で見つかりました。この特定危険部位は、

目視検査で発見されました。具体的には“背骨の混入”で、写真も公開されています。

こんなものが、何故、検査で見逃されたのでしょうか...

  これにより、2年ぶりに輸入再開となった米国産牛肉が、わずか1ヶ月あまりで再び

面停止となる、異例の事態となりました。アメリカにおけるBSEの検疫体制が、きわ

めてズサンな実態が明らかになったわけです。

  これを機に、アメリカ国内の視体制も、本来のアメリカの姿を取り戻すことを期待

します...アメリカのBSE監視体制は、いったいどうなってしまっているのでしょう

か...」

 

「さて...

  2006年に入り、1月もまだ下旬だというのに、日本を震撼させるようなニュースが

相次いでいます。“ライブドア・ショック”/東証の取引停止に続き、こんどは“米国産

牛肉の全面輸入停止”...また、昨年末からは、“ホテル・マンションの構造計算の

偽装”で、まさに大激震の真最中です...いずれも国家の基本政策に関わる問題で

あり、政権与党が深く関与していることが、問題をさらに深刻にしています...

  これらの、“国家的な危機”は、当“危機管理センター”でも、ゆゆしき事態だと見て

います。津田・編集長は米国産牛肉の信用失墜は、“パックス・アメリカーナ(米国支配に

よる平和)の終焉の序曲”ではないかと言っていました...そうなのでしょうか...人類

文明は、まさに、“ターニング・ポイント/折返し点”へ突入して行くようです...

 

  “危機管理”を担当する者としても、これは“文明史的な大転換点”の、“小さなきっ

かけ”のような気がします...文明のターニングポイントへ突入して行く予兆を感じま

す...かすかな、しかし明確な、ポイントの切換えです...スキーのエッジを、わず

かに効かせている状態から、徐々に大カーブを切っていく序曲なのでしょう...

  津田・編集長の言うように、今後、アメリカのイメージそのものが変わって行くのでは

ないでしょうか。イラク戦争ではフランスドイツをはじめ、大多数の国々が、アメリカの

一方的な戦争突入に、反対を表明しました。日本の小泉・政権は、逆に、初めて自衛

隊を外の紛争地へ派遣しました。

  しかし、BSEに関連した米国産牛肉の輸入問題では、はっきりと“NO”と言ったわ

けです。これは、国民的圧力が功を奏したものでしょう。“在日米軍基地の問題”でも、

まさに“NO”の大合唱になりつつあります。

  “覇権国家・アメリカ = パックス・アメリカーナ(米国支配による平和)が、一段と色あせ

たものになるのは必至です。パックス・アメリカーナの終焉が、“反グローバル化”につ

ながり、正しく“文明に折返し点”へ向かうことを、切に願っています。“覇権主義”を超

えて、時代が大きく動いているのを、肌で感じています...

  一方、“新型インフルエンザ”に関しては、私もバイオハザード担当の夏川も、まさに

息を止めて見守っています...」

 

           参考文献: 東京新聞/2006.1.21/米産牛肉輸入を全面停止/  

 

                                                    <9>  (2006. 2.12 )     

   アメリカで、へたり牛(歩行困難牛)20頭を、食肉処理

                   

「響子です!

  たてつづけに、アメリカからニュースが入ってきました。アメリカで、へたり牛(歩行困難

牛)20頭が、原因不明のまま食肉処理されていたことが、2月8日分りました。これは

米農務省の監察官事務所による、食肉処理施設へのBSE対策監査で分ったもので

す。

  へたり牛は、アメリカでも食肉処理が禁止されています。それにもかかわらず、こう

したことが漫然と為されていたわけです。アメリカのずさんなBSE対策の実態が、さ

らに明らかになったわけです。

  私は、1月20日の事件(成田空港で特定危険部位が見つかった事件)パックス・アメリカーナ(米

国支配による平和)の終焉を予感しました。そして今回の件で、いよいよ“アメリカの世界標

準”が、色あせてきたのを実感しています...

  壮大な1つの時代が終わり、新しい時代が始まって行くのでしょうか...むろん、

日本のモラルハザード社会は、さらに激しい激震の中であえいでいるわけです...

 

  ええ、レポートによれば、2004年6月〜2005年4月までの期間...監査対象に

なった12ヵ所の食肉処理施設のうち、2ヵ所で...29頭の歩行困難牛を食肉処理し

ました。このうち、ケガなどの原因が確認されたものが10頭、それ以外の20頭

因が記録されておらず、いわゆるへたり牛だったということです。

  もちろん、へたり牛BSEの可能性が高いというだけで、BSEと決まったわけでは

ありません。ちなみに、この歩行困難牛の目視検査は、日本でも同じようにやっている

ようですが、日本は全頭検査です。ところがアメリカでは、ごく一部を抽出した目視検査

で、それも、かなり大雑把な検査のようです...

  さて、この食肉処理された20頭のへたり牛ですが、その牛肉が日本向け輸出に混

ざった可能性も、全くゼロではないということです。つまり、これが、アメリカのBSE対

策の現状ということです...

 

  うーん...まさに日本は、企業のコンプライアンス(法令遵守)が叫ばれて久しいわけ

です。しかし、アメリカも、あの“9.11同時テロ”以降でしょうか...何かが、ガラリと

変わってしまったような気がします...

  ともかく、今回の件では、日本への影響よりも、むしろアメリカの消費者の方が心配

になります。今後、アメリカの消費者は、どのように動くのでしょうか...注目です!」

                     wpe67.jpg (8822 バイト)

「この問題で、農林水産省は、米政府の認識や、改善状況について、説明を求める方

針を明らかにしています...

  また、石原・事務次官は、このことで、米国産牛肉の輸入再開時期が、さらに遅れ

る可能性が出てきたと表明しています...」

 

      参考文献: 東京新聞/2006.2.10/歩行困難牛問題、米に説明を要求/他  

 

 

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