My Weekly Journal第1編集室編集長の一言/ 2004年 

     編集長の一言 <2004年>  

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 トップページHot SpotMenu最新のアップロード                                    編集長 :   津田  真

 wpe89.jpg (15483 バイト)INDEX                                 wpe18.jpg (12931 バイト)             

No.1  参議院選挙の争点は、“維新 2004. 4.21
No.2  “悪事”をして、“処罰”されない人たちが居る 2004. 4.25
No.3  参議院選挙は、脱・政党”で・・・ 2004. 5. 4
No.4  憲法改正の前に、“キッチリとやるべき事 がある・・・ 2004. 5. 4
No.5

 “立法府・行政府”全体として、

              国民に対し、どのように“オトシマエ”をつけるのか 

2004. 5. 7
No.6  私たちは、 何に向かって、努力したらいいのか? 2004. 5.22
No.7

 この“日本”において、大事なのは企業活動なのか、国民生活なのか         

2004. 5.31
No.8  政治の死 / 無気力・人材不足 2004. 7.25
No.9  BSEは、“全頭検査”を死守! 2004. 7.28
No.10  “少子化対策” で欠けている視点 2004. 8.15
No.11  その、理由が知りたい! 2004. 9.29
No.12  小泉内閣の限界  次は ... 2004.10.24
No.13  国民が、決起すべき時! 2004.12. 1
No.14  “負け組”の反撃開始! 2004.12.19

  

 index.1019.1.jpg (2310 バイト)    <1>                                         (2004. 4.21)

参議院選挙の争点は、“ 維新

 

「今、全国民の最大の関心事は、この閉塞的な日本の社会を、“一新”

る事ではないでしょうか。官僚は年金税金を食いかじり、政治家は

を止めず、マスコミは言論の自由を言いながら、そのことに責任を持ち

ません。まさに、モラルが地に落ちています」

 

「さて...この混乱した日本の社会をどう建て直すかが、この夏の“参

選挙の真の争点”ではないでしょうか。このまま、“モラルハザード社

会”を続けていくのか...実際に、あの明治維新のような、“維新”を断

行するのか...そして、現在の日本国民に、その気概があるのかどうか

です...

  したがって、国民もまた、この国の将来を考えた、“1つの重大な決断を

下す選挙”になります。その結果、この国は“国家主義”的な方向へ流れ

て行くのか、透明な“新・民主主義”的な方向へ流れて行くのか...ある

いは、もっと別の流れが出来てくるのでしょうか...

  ともかく、夏の参議院選挙は、その“分水嶺”になると思います...」

                             

 

 index.1019.1.jpg (2310 バイト)    <2>                                       (2004. 4.25)

   “悪事”をして、“処罰”されない人達が居る

     このことが、日本社会をダメにしています

 

「今の日本には、悪事を平気でやり、しかも処罰されない人達が大勢いま

す。このことが、日本社会をダメにしている、最大の原因ではないでしょう

か。処罰されないがゆえに、それが繰り返され、社会や国家の上層部が

“インチキ構造”になってしまっています。

 

  “悪事”をしていたら、即、それを止めさせ、キッチリと“謝罪”させ、“処

罰”しなければ、社会全体が“モラルハザード”で染まってしまいます。

 

  私たちは、まず、“目に見えている悪事”から、徹底的に追求し、それに

1つづ決着をつけていく事が、非常に大事だと思います。特に、社会の上

層部で、おおっぴに“悪事”がまかり通っているというのは、まさに異常事

態です。

  また、日本は“ムラ社会”“グループ社会”と言われます。そうした中

では、“変な意見”“イジメ”“犯罪的な行為”がまかり通っています。

こうした所に新鮮な風を送り、“常識が通用する透明な環境”を作ること

が大事です。これが、“新・民主主義社会”につながっていきます。現在

の日本社会は、“悪事を許している社会的土壌”が存在しています...」

 

「さて...

  みんな、それぞれ、一生一度の大事な人生を生きているのですから、

総理大臣をはじめ行政機関や、権力を付与されている代議員は、国民に

優しく、万人にとって“正しく平等な政治”をして欲しいと思います...」

                                         

 

   index.1019.1.jpg (2310 バイト)    <3>                                        (2004. 5. 4)  

  参議院選挙は、“脱・政党” で・・・     

      “維新”へ向かう、“国民主権発動のステージ”に

 

「   “政治家が、国のことを考えていない...”

        “政治が、国民から乖離している...”

             “世襲に、歯止がかからない...”

  

  等々...政治に対する国民の目は、日を追うごとに非常に厳しくなっ

てきています。まさに、そんな時節に、国会議員の国民年金未納問題

発覚し、国民の怒りは頂点に達しています...

  いったいこれに対し、政治家は何と返答しているのでしょうか?こんな

状況が、何時までも許されるはずもありません...」

 

「今、国民は、社会保険庁厚生省、それから国会に対し、“集会”“デ

モ行進”などの直接行動を発動するべき時だと思います。“国民の怒り”

を伝えるには、もはやこれしか選択肢がないように思います。

  また、物理的に直接行動のとれない場合には、“メール”“FAX”

“掲示板”などのメディアで、地吹雪のような批判を開始するべきです。そ

うする事で、必ず、何かが動き出してくると思います」

 

「さて、それとは別に...参議院選挙が近づいています...

  各政党は、これまでどおりのスタイルで、“政治主導・政党主導”で、相

変わらずの選挙レールを敷こうとしています...しかし、国民にとって見

れば、現在のままの与野党の対立軸の中で、どっちが勝っても“維新”

動き出すという気配ではありません。

  小泉政権は、“掛け声”ばかりで一向に成果が上がりません。一方、民

主党の菅・代表は、完全に“ズッコケ”てしまっています...これでは、国

民は選びようもないわけです。したがって、選挙の投票率が下がってしま

うのも当然のことです...」

 

「さて、そこで、どうするかということです...

  まずやるべき事は、“選挙”全体を、この国の主権者である国民のもの

に取り戻す事ではないでしょうか。“国民が選挙のルールと枠組みを創

出”し、それを“投票”にかけるという、“国民主権の本来の権能”を取り

戻すことです。

  選挙における“ルール作り”“投票”は、国民主権の車の両輪です。

また、議員の“歳費・叙勲・査問・懲罰”も、“主権者”のもとに取り戻す事

で、議会を本来の仕事に専念してもらう事ができます。私は、こうした強

力な“国民主権の執行機関”を、3権分立の司法の元で設立し、育ててい

ってはどうかと考えています...」

 

「さて、間近に迫った参議院選挙ですが、具体的にどのような動きになっ

て行くでしょうか...ともかく、立法府全体が、大きく国民全体の信頼を失

いつつあります。それが、具体的に、どのような動きになっていくのかは

分りません。

 

  私が望むのは、“脱・政党選挙”になってほしいということです。そして、

“維新”が旗印になって欲しいと期待しています...

 

  もう、時間がないなどということは、決してありません。むしろ困るのは、

このまま何もなく推移し、日本が閉塞状態を脱出できない事が、それこそ

一大事です。

  くり返しますが、この情報化社会では、事態は非常にダイナミックに動

いて行きます。また、国民の側も、この“日本の現状を変えたい!”という

ことでは、“腹は固まっている”わけです。あとは、決断だけです...」

 

                                    

 

    index.1019.1.jpg (2310 バイト)    <4>                                        (2004. 5. 4)  

  憲法改正の前に、     

     “キッチリとやるべき事 がある ・・・ 

 

「ええ...

  “年金問題”が、参議員選挙の焦点になると言われますが、本当なの

でしょうか。そんなものは、時間をかけ、いずれ国民の合意する所へ持っ

て行けばいいわけです。選挙で、早急に答えを出す必要があるとは思え

ません。

 

  それから、これほど政治が国民の信頼を失っている時に、“憲法改正”

を推し進める動きがあります。これは、国家の進路を誤らせるかも知れな

い、非常に危険な潮流だと考えています。確かに、憲法について、議論を

始める事はいいことだと思います。しかし、結論を急ぐべきではないと思

います...

  そもそも、GHQに押し付けられたと揶揄される日本国憲法を、何故半

世紀以上も放っておいたのか。そして、この未曾有の国家大混乱の真只

中で改正を推し進めるなどは、まさに本末転倒です。しかも、それを声高

に言っているのは、まさに日本を現在の大混乱に陥れた張本人たちで

す。非常に危険な兆候です...

  いずれにしても、憲法改正は、“維新”を断行し、日本再生が達成され

た後にするべきです。大日本帝国憲法(明治憲法)が発布されたのは、明治

22年2月11日のことです。現在のように、立法府の不信がこれほど深刻

な中で行われたわけではありません。

 

  今、一番大事なことは、国民の側が、しっかりと覚醒し、正しく判断し、

広い視野の中で慎重に行動することです。

 

  そもそも、日本社会にモラルハザードを引き起こした主因は、“この国

の政治”だったといって過言ではないでしょう。政治家は悪い事をしても、

一向に責任を取ろうとしません。もっとも、文化を破壊したのはマスコミ

のですが、いずれもその“オトシマエ”もまだついていません...そして、

全てが、いまだに、混乱した状態が続いているのです...」

 

「さて...

  国家をこれだけ大混乱させ、国民をこれだけ苦しめておいて、誰も責任

をとらないというような状況下で...果たして憲法改正などという“玩具”

を与えてもいいものかどうか...

  そして、私は、その前に“政治”も“マスメディア”も、“キッチリとやるべ

きコト”があると考えています!それは、国家や社会をキッチリと建て直

し、社会正義常識が通用する社会にし、かつての豊な日本文化を再生

させる事です。

  こうしたしっかりとした“社会基盤”“文化的土台”がなければ、憲

法改正は“砂上の楼閣”に終ってしまいます。そんなものが、一体何にな

るというのでしょうか。ともかく、憲法改正では、その土台作りが最優先さ

れなければなりません...」

 

   ******************************************* 

 

「ええ、まとめになります...

  “年金問題”でも、“憲法改正問題”でも、今は何もかもがせっかちに流

れ過ぎています。その上、政治と国民が、かつてなかったほど乖離してし

まっています。いったい政治は、本当に、何をやっているのでしょうか?国

民から浮き上がって、いったい何処へ歩いていこうというのでしょうか?

 

  参議院選挙の戦略でも、特に野党第1党の民主党は、政党の都合や

議員の都合ではなく、“国民のニーズ”に焦点を合わせ、選挙の選択肢を

提示するという、本来の義務があるはずです。

  それ無くして、何のための政党なのでしょうか?ここは、百歩譲っても、

石に噛り付いてでも、国民に対するその義務は果たすべきです。

 

  ともかく、今、私たち国民全体でやらなければならないのは、今夏の参

議院選挙において、“維新”を動かし、日本を再生していく事です。まず、

それが、第1にやるべき、国家の大事ではないでしょうか...」

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    index.1019.1.jpg (2310 バイト)    <5>                                       (2004. 5. 7)

 “立法府・行政府”全体として、       

   国民に対し、どのように“オトシマエ”をつけるのか 

 

My weekly Journal の、津田真です...

  ええ...国会議員の、“国民年金未納問題”ですが、“政治不信”

“行政不信”の、“マンガ”を見ているような観がありますねえ...不謹慎

な事ですが、面白くもない芸能ニュースや、海の向こうの野球の話よりも、

よほど笑えますし...(^;^)...

  ナントカ・3兄弟もいましたし、それを言っていた人も、実はしっかり兄

弟だったして...それから続々...面白いですねえ...みんな真面目

に、その役を演じているから面白いのでしょうか...

  しかし、これを実際のマンガや小説に描いたら...こんな事を誰が信

じるでしょうか。うーむ...まさに、事実の方が、小説よりも“奇”な時代

なのでしょうか...」

 

「さて、その大騒動の挙句、“政治”は何も責任を取らないような雲行きで

す。政治家は、不祥事を起こしても、悪事をしても、一向にその責任を取ろ

うとしません。善悪まで、政治で決着をつけるのが、昨今の“永田町の原

なのでしょうか。平気で不条理が横行し、モラルハザードの震源地

なっています。

...もともと、“恥(はじ)“正義”いう概念が失われ、すでに久しく時が

流れている様子だったわけですが...しかし、国民としては、今度ばか

りは、堪忍袋の緒が切れたという事を、しっかりと示す時だと思います」

 

「公明党の神埼・党首は、第一声で、“与野党で合意するなら、未納議員

調査し、全員を公表してもいい”という意のことを言っていました。そして、

小泉・首相は、“与野党で、よく話し合って、”と言っていました...

  私はまず、この2人の発言には、非常に違和感を感じました。いずれも、

国民に対する姿勢というものが、全く感じられなかったからです。国民は

二の次ということなのでしょうか...まさに、それが、“永田町の原理”な

のでしょうか...

  行政は、国民に対しては強制徴収にまで踏み切り、国会では未納の

女優を吊るし上げ、その一方で7人もの閣僚が、“うっかり”していたという

わけです...これは笑える話ですが、到底、ただで済まされる話ではあ

りません...

  ここで、考えるべき事は...まず、“与野党の話し合い”ではなく、“国

に対する謝罪”が、まずあるべきだということです。それから、今後、ど

のように政治の舵を切っていくかということです。

  いずれにしても、この年金問題では、社会保険庁や厚生省にも、非常

に多くの不祥事がくすぶっているわけです。当然これらも、見過ごしてしま

うには、あまりにもコトが大き過ぎます...」

 

「さて、参議院選挙を控え...政党をこえた政治全体の責任...行政

上の、年金の使込みの“オトシマエ”を、どう描いて行くのか...このま

までは、国民の怒りが、選挙を“時限爆弾”に変えて行く可能性がありま

す。つまり、予測のつかないものになるということです...

 

  国民を、ここまで追い詰めたのは、一体何だったのか。与野党を超えた

政治全体の枠組みで、ここの所をしっかりと考える時期に来ています。政

治・行政・経済面での、国民への皺寄せ、文化の空洞化、上から落ちてく

るモラルハザード...

  これを、この国の政治全体で、一体どうするのかということです...

 

  この状態を、これ以上放置しておけば、まさに“時限爆弾”になります。

しかし、このエネルギーを、“維新のエネルギー”に変えていくのが、それ

こそ政治の仕事なのではないでしょうか。今こそ、参議院選挙を前にし

て、それを真剣に考える時が来ています...」

 

「誰が政権をとるか、などということは、本来どうでもいいことです。問題は、

如何にこの日本の国を再生していくかにあります。それには、今、誰が政

権の座にふさわしいか、誰がその能力を持ち、すでに準備ができている

か...

  私たち国民の側も、ここはしっかりと見極めていくことが大事になりま

す。もはや、ここは背水の陣であり、妥協や小細工は通用しません。もっ

ともふさわしい人を選び、国民も“丸投げ”するのではなく、しっかりと汗を

流していく事が、新しい社会を切り開いていきます。

  むろん、“維新”が始まれば、既得権勢力との攻防になり、大きな痛み

も伴います。しかし、ここはやはり日本の社会として、超えて行かなけれ

ばならない峠道なのです...」

                                 index.1019.1.jpg (2310 バイト) <津田 真> house5.114.2.jpg (1340 バイト)

 

     index.1019.1.jpg (2310 バイト)    <6>                                      (2004. 5.22)   

  私たちは、       

     何に向かって、努力したらいいのか?

 

「ええ、津田真です...

  このところ、連続して政治的なテーマを取り上げてきました。そこで、今

回は、文化について一言、発言したいと思います...

  文化は、その国や社会の“花”であり、“果実”であり、“心や精神”が結

晶化したものです。また、これらは、私たちがここに存在したという、“文

明の証(あかし)でもあるわけです...」

 

「さて...そうですねえ...また、少々政治を混ぜた話になります

が...“政治・行政”というのは、私たちにとっては、“国の形”“国家と

いう器”、あるいは“社会の骨格”に相当するものです。そして、経済とは

“肉や骨格筋”...金融が“血液”といった所でしょうか...

  では、“文化”とは、何に相当するかというと、先ほども言ったように、そ

れはそこに住む人々の、“心や精神性の結晶化したもの”ということに

るのでしょうか...

  あるいは、日本という国家を、パソコンに例えれば、面白いかも知れま

せん...政治や行政という基本ソフトの上で動く、1億3000万人の膨

大なソフトウエアー...そのソフトウエアーの上で繰り広げられる、“上

質な精神的エキスの伝承...”それが、“日本文化の大河”と言ってもい

いのかも知れません...

  まあ、その他、それぞれ、自由に考えてみてください...」

 

「さて...

  ともかく、現在、日本の国は、モラルハザードの真只中にあります。そ

して、我も彼も、その事自体の“参与者”となり、身動きが取れず、呆(あき)

れ、かつ恐れおののいています...

  格好よく“ワル”をやってきたのはいいが、政治も行政もマスメディア

も、あるいは社会運動や企業文化も、全体がそれに染まってしまい、収

拾がつかなくなっています。やはり、そこに奉っておくべきものは、“ワル”

ではなく、歴史の荒波や風雪に耐えてきた“慣習法”であるべきなので

す。つまり、“努力・勤勉・勇気・優しさ”などです。

  これらは、全歴史を通じ、あらゆる社会に共通する“法律以前の規範”

です。しかし、現在の日本では、こうした“慣習法”さえもどこかへ押しやら

れ、“ワル”がまかり通っているというわけです...この“ワル”/“社会

に蔓延したモラルハザード”をどう取り除くかが、現在、この国の最大の課

題なのではないでしょうか...

  いったい、この“ワル”は誰が画策したのか...どのあたりが欲望の

ままに社会を捻じ曲げてきたのか...私は、それをやってきたのは、こ

の国を長期支配してきた、“いわゆる自民党的政治”そのものだったと考

えています。その証拠に、小泉首相でさえ、そこから脱出する事ができず、

益々混乱を加速させてしまったわけです。そして今では、それは政治や

行政面ばかりでなく、文化全体にまで波及してしまっています...

 

  “公正な評価”が失われ、“質”が落ち、“差別化”が進み、“世襲等によ

る囲い込み”が進行し、国民は夢の持って行き場所を失っています。現象

としては、“既得権を持つ人たちによる単純な横車”なのですが、しかし一

般国民にとっては、あらゆるものに夢の持てない社会になりつつありま

す。

  繰り返しますが、努力しても夢の持てない社会が、現実のものになっ

て来ているわけです。特に、若者たちは、何に向かって努力したらいいの

か。その努力や勤勉が、どこまで報われるのか...まさにこれは、私た

ち大人の責任になるわけです...

  “子供たちの世代に、より良い社会を残してやりたい”

というのが、何度も言う事ですが、まさに私の願いです...」

 ≪私たちは、どんなルールの元で、   

      どんな将来に向かって、努力をしたらいいのか?≫

 

「うーむ...

  日本の文化は、全域で水が淀み、腐り、大きく衰退し始めています。こ

の日本の文化を、元の清流に戻し、清流が集まって大河をなし、それが大

海へ押し出すように変えて行かなければなりません。

  それにしても、何故こんな事になってしまったのか。いや、その前に、

 

  これまで、日本の豊な伝統文化は、何故、歴史的時間の中で、営々と

気高く築き上げられてきたのか...そして今、何故、その清流の流れが

大きく淀み、日本の文化を育む“心”が枯れ始めているのか...

 

  まあ、しかし、それは非常に明白な風景なのかも知れません。芸術家

や創作家は、今でも確かに大勢いるのです。それは、間違いありません。

ところが、それを“評価し、育んでいくシステム”が、現代において急速に

変質してしまったということでしょうか...

  それは、言い換えれば、文化の担い手として新たに登場して来た、

スメディアの堕落に、その原因があるということなのでしょうか。マスメデ

ィアは、技術革新の波の中で、非常に大きな力を持ってきました。ところ

が、日本においては、それに伴う“精神的な気高さ”を失って来たというい

うのが実態だったということなのでしょうか...

 

  さて、“一言”が、ずいぶん長くなってしまいました。ともかく、“ワル”/

“モラルハザード”社会を克服していく事が、今の日本の最大の課題で

す。ところが、この国にモラルハザードを引き起こした元凶である政治が、

モラルハザードのことをほとんど口にしていないのが現状です...

 

  参議院選挙を直前に控え、私たち国民の怒りが、時限爆弾になりつつ

あるのを感じます。この怒りを、“維新”のエネルギーに変えていければ

いいのですが...」

 

    index.1019.1.jpg (2310 バイト)    <7>                                        (2004. 5.31)  

  この“日本”において、

      大事なのは企業活動なのか、国民生活なのか   

             

 

「津田真です...

  最近、企業の雇用形態が、急速に変貌して来ています...派遣社員

やパート労働者が主流になり、“大資本”“極端な低賃金労働者”とい

う構図が、明確に表れ始めています。さらに、こうした構図から、国民の

“貧富の差”が、一挙に拡大していると言われます。

  日本は、これまでのような中産階級意識の国民を消滅させ、アメリカ型

の途方もない大金持ちと、極端な低賃金労働者の構造に、大転換して

行くのでしょうか。私は、この方面の研究者ではないので、詳しい分析はし

た事がありません。しかし、1文化人として、時代が非常に悪い方向へ舵

が切られていくのを、まさに肌身で感じています...」

 

(経済の空洞化、失業率などは、様々な要素で、世界規模で移動しています。しかし、

民を忘れて“経済原理”だけでコトが動いて行くなどは、まさに本末転倒です。また、

日本はすでに“物の時代”から“心の時代”にシフトしつつあるとも言われます。

  計測は難しいですが、これも1つの側面として、事実なのだと思います。それなら

ば、そうした方向で、国家を建て直していくということも、検討してみるべきです...こ

れは、このホームページでも、別途考察して行きます...)

 

「うーむ...どうなのでしょうか...本格的にこうした異常な流れに入っ

たのは、小泉内閣になって以降の事だと思うのですが...

  革新的かつ頑固ではあっても、“軽い政権”であるために、小泉政権下

では様々な問題が噴出して来ています。そして、何よりも、“合法的”

“巨大なワル”が横行しているのが、大問題なのです。

  ここは、国民としても、しっかりと考える時期に来ていると思います。と

もかく、“ワル”を黙認したのでは、いずれ“モラルハザード社会”に行き着

くことは、十分に分っていた事です...」

 

「それに加え...大企業がピンチになれば、銀行が“借金の棒引き”

し、銀行には“税金が注入”されるという仕組みになっています。

  さて、一方、国民に対しては、“ゼロ金利・低金利”で、預貯金の膨大な

金利を吸上げています。また、貸し出しに関しては、“貸し渋り・貸し剥が

し”をやり、そのあげく、“サラ金的な高利貸し”を拡大しています...

  これは、金融行政が行っている、“合法的なワル”そのものではないで

しょうか。それにしても、普通の世界でも、“これほどの大ぴらな悪事”

は、暴力団かヤクザ以外はやっていないのではないでしょうか。それを

先進国の内閣が主導しているというのは...

  うーむ...仮にどんな理由があるにせよ...まともではないですね

え...これでは、国がもたないでしょうねえ...まあ、事実、建国以来の

未曾有の大混乱にあるわけですが...

  ともかく、何故、“泥棒に追い銭”のような金融政策が行われているの

か。また、今何故、“大資本対、極端な低賃金労働者”という国家構造の

大転換が推進されているのか。また、何故、“官僚の天下り”が、何時ま

でたっても終らないのか...まさに、国家そのものが、パンク寸前の所

まで来ています...」

 

「それにしても、私たちは、近視眼的な視点だけではなく、一歩退いて、

“大所高所”から、この日本の“未曾有の大混乱の時代”を、見つめ直し

てみる必要があります。

  そして、本当に、小泉政権よりましな内閣の選択肢は無いのか、改め

て検討してみるべきです。ともかく、単なる目先の感情や、好き嫌いでは

なく、次の世代の将来まで見つめて、真剣に考える時が来ていると思い

ます...」

 

「さて...

  まさに、誰が見ても、“国民を弾圧”して金利を絞り、大企業を“国民

金”で支えている構図が、時代に大写しになっています。これでは、一

体、何のための国家なのか、何のための社会なのかということです。こ

の国の“主権者”は、国民であるということを忘れてもらっては困ります。

金融や経済は、主権者に奉仕するものであり、政治や官僚組織も、また

しかりです...

  それにしても、こうした全体構造のゆがみや暴走は、何を意味している

のでしょうか。まさに、日本における“正しい社会の器”が、壊してしまっ

ているということではないでしょうか。すでに片肺飛行になっている小泉

内閣が、このまま継続すれば、傷口はさらに拡大していくことになるわけ

です...」

 

「“モラルハザード”、“文化の空洞化”も含め、これほどの国家大改造を

断行して行くには、もはや“維新体制”へ持っていくしかないのだと思いま

す。そしてまた、私たち“国民全体が1丸”となって、それを望めば、議会

制民主主義の中で、それは粛々と実現されて行くことも、しっかりと保証

されているわけです...」

                            index.1019.1.jpg (2310 バイト) <津田 真> 

 

 

index.1019.1.jpg (2310 バイト)

   <8>                                         (2004. 5.25)

 

  政治の死 / 無気力・人材不足  

 

政治全体が、国民から見放されています!

  政治は、“世襲禁止”の一言さえ、なぜ宣言できないのか!国民の信

頼を回復するには、この明確な一言、国民の納得する実行が、第1歩

す!」

 

 

   index.1019.1.jpg (2310 バイト)                                                                                         <9>  (2004. 5.28)

   BSE は、“全頭検査”を死守! house5.114.2.jpg (1340 バイト) 

   日本の進むべき道は、“独自の世界平和戦略” 

     <BSEの詳細は、こちらで> 

 

「BSE(牛海綿状脳症/狂牛病)に対しては、全頭検査を堅持すべきです!

  このRNAやDNAを持たない、“タンパク質だけの病原体”は、まだ未

解明・未知の領域が非常に多く残っています。したがって、今後も、万全

の体制を堅持すべきです。これは、混乱の後、日本がようやく構築した、

“世界で最も厳しいBSE・検査体制”です。ここは、絶対に、死守すべき

です!

  スモン(胃腸薬のキノホルム投薬による中毒)サリドマイド(妊娠初期の女性が服用した、睡

眠薬のサリドマイド剤により、先天的障害をもった子供が生まれた事件)薬害エイズ、と問題の

多かった日本の薬事行政ですが、BSEでようやく“世界一の検査体制”

を誇る所まで漕ぎ付けました。この橋頭堡(きょうとうほ/渡河・上陸作戦の際の足場)

は絶対に死守し、今後の薬事行政、感染症対策、医療福祉、農政全般、

に生かして行って欲しいと思います!」

                                     house5.114.2.jpg (1340 バイト)

「また、日本社会が未曾有の大混乱の現在、このような問題で、アメリカ

の言いなりになるべきではありません。ここで、日本が1歩でも退けば、

日本は“アメリカの子分”になってしまいます。そうなれば、日本は今後、

世界中から“甘く見られる”ことになります...

 

  ここは...まさに冷静な“歴史的・視野”、“世界戦略的・視野”が必

須要件になります...日本が、“世界の先進国”に留まれるか、“アメリ

カの子分”として生きて行くのか...この“BSEに関する小さな決断”

が、その“大きな分岐点”になり得るからです...ここは、非常に重要で、

危険な局面です。アメリカは、冷静に、笑って見つめています...

 

  **************************

  この、“小さな譲歩”が、アメリカの世界戦略に、強引に組み込ま

て行く、“試金石”となっています。日本は、何としても“全頭検査”

を死守すべきですここは、日本の断固たる意思を示すべきです

                                          **************************

 

  さて、一方、隣の韓国では、“米軍の規模縮小”が実現しています。日

本は、このままでいいのでしょうか...このことも合わせ、“日本のアジア

戦略”“世界平和戦略”を、国民全体で、しっかりと議論を重ねて行く時

だと思います。

  ...それにしても、アメリカと“肩を並べて歩く!”のならともかく、“子分

になる!”というのは、どうなのでしょうか。こんなことで、いいのでしょう

か...

  繰り返しますが、今、BSE問題で、アメリカに譲歩するというのは、タイ

ミングから言って、“アメリカの子分になる儀式、に相当するので

す。そして、“子分の証!”が立てば、日本国内での米軍の再編成は一

気に加速し、強化されて行きます。

  そうなれば、自衛隊も、実質的にアメリカの世界戦略の中に組み込ま

れて行くことになります。すでに、その兆候は見え始めていて、アメリカは

そのタイミングを計っています。“日本の国益が見えないままの、在日米

軍の再編成”のニュースや、“アーミテージ国務次官の、日本に対する内

政干渉的な発言”などは、日本国民の意識を計るための、観測気球で

す。“BSE問題でアメリカがゴリ押しして来る”のも、そうした日本攻略と

いうアメリカの戦略があることを、日本国民はしっかりと見抜くべきです。

 

  私たち日本国民全体は、その流れが“巨大な激流”となる前に、“日

本の独立独歩の足元は断乎死守”するという、“強固な意思”を示さな

ければなりません。そのためには、状況次第では、“小泉政権の打倒”

も、しっかりと準備して置く必要があります! 

  むろん、私は、これが杞憂(きゆう/取り越し苦労)であることを願っています。

しかし、そのことに備え、 万全の準備はしておくということです...」

                house5.114.2.jpg (1340 バイト)     

 

「日本が無気力に陥っている現在、金融で世界中から買い叩かれ、世界

戦略でアメリカの軍門に下ろうとしています。しかし、日本の進むべき道

は、“独自の世界平和戦略”を持つことではないでしょうか。そのために、

“憲法9条の精神(戦争放棄・平和主義)を旗印に掲げるというのなら、それも、

良い事だと思います...」

 

「さて... 

  私は、アメリカという国は好きです。特に“9.11/同時多発テロ”以前

の、健全なアメリカが好きです。また、“同時多発テロ”以降、アメリカは悪

くなったと、よく聞きます。しかし、このことについては、今回はここではコ

メントを差し控える事にします。一口で、簡単に言える問題ではないから

です。

  一方、現在、“日本がアメリカの世界戦略の中に組み込まれつつある”

ということについては...これは、今の所、私は日本の側に責任がある

と考えています。ここは、日本が、“アメリカの子分”になるような事態を招

くことなく、キチッ、と対応すればいいことです」

 

“BSE問題”だけでなく、“日本国内のアメリカ軍”が、勝手なことを

することを、日本の国民は、断乎座視するべきではありません

 

「日本は、“独自の世界平和戦略”を持ち、“世界の中の日本”を、そ

して“平和国家・日本”を、世界に強く主張して行くべきです

 

                                    index.1019.1.jpg (2310 バイト) house5.114.2.jpg (1340 バイト)

                             <My weekly Journal 編集長/津田 真>

 

   index.1019.1.jpg (2310 バイト)                                                                                         <10>  (2004. 8.15)

  少子化対策 で欠けている視点!   

    <私たちは、その子供たちに、

            幸せな一生 を、保証してやることができるか?>

 

「厚生労働省が主導している“少子化対策”は、言葉そのものが、すでに

“方向を決定付けている”ものがあります。

  しかし、地球全体での≪人口発/長期的気候変動/食糧危機・世

界的飢餓≫を、考えた場合...また、地球生態系における、≪人類文

明の過重な負荷≫を考えた場合...地球生態系は、いずれ恒常性(ホ

メオスタシス)の限界を超えます。

  つまり、大自然は、自然治癒力の限界を超え、一気に大崩落して行く

時が来るということです。それは、人体がケガや病気で、本来持っている

治癒力の限界を超えた時、死に至るのと同じ風景です...

  現在、人口爆発と文明の全生態系への負荷は、復元力を回復できる

ギリギリの所にあると考えられています。しかも、さらに熱帯雨林は急速

に減少し、世界中で海洋汚染が進み、乱獲によって海洋・漁業資源も激

しています...

  そして、人類だけが、科学技術文明によって、この生態系の中で、歪

(いびつ)な形で増え続けています。しかし、この人類の巨大な“大繁栄の

積み木”は、“極端なほど脆い”ことを知るべきです。たかが数年の世界

的異常気象...たかが新型インフルエンザ...こんなものでも、想像を

絶するような犠牲者を出す可能性を、常にはらんでいるのです...」

 

「こうした地球生態系の風景の中で、日本では政治・行政(/厚生労働省)・マ

スメディアを上げて、社会保障制度を維持するために、また国力を維持す

るために、“少子化対策”で人口を増やせと旗を振っています。これは果

たして、妥当な話なのでしょうか?また、国民全体が、真に納得している

話なのでしょうか?

  そう言えば...政治・行政・マスメディア...いずれも、“日本を未曾

の大混乱に陥れた”として、批判が集中している所です...また、な

ぜか、“国民から乖離している”、ということでも共通しています。しかし、

まさにここが、この国の頭脳であり、心臓であり、血管なのです...

  さて、そこで、どうなのでしょうか...この“少子化対策”でも、国民的

な議論も無く、理論的な深い裏付けも無く、先進国としての地球戦略も無

く、ただガキ大将が旗を振り回しているだけなのでしょうか...

  日本の食糧自給率は40%程度と言われます。少子化問題で、食糧

自給率が十分な欧米諸国と横一線で論じるのには、そもそも無理があ

ります。こんなことで、一朝、異変が起こった時、この国は1億3000万人

の国民を守れるのでしょうか...私は、社会保障制度の心配よりも、国

力の維持よりも、まず、このことの方が気になります...」

 

                                  

 

「さて...もう一度、別の角度から考えてみましょう...

  こうした、非常に不安定な“21世紀初頭/地球社会”の中で...未

曾有の大混乱を露呈する“モラルハザード/日本社会”の中で、将来の

社会保障制度を安定させるために、私たちは人口減少にブレーキをか

けようとしています...

  しかし、それでは逆に...私たちは、その生まれてくる子供たちに、

“幸せな一生”を保証してやることが出来るのでしょうか?ここが、私たち

個人にとっては、一番肝心な所かも知れません。そして、それが保証で

きないのであれば、子供たちには、“さらに厳しい未来”が待ち受けてい

るということです。

  “社会の器”が、しっかりとした正しいものなら、私たちは我慢もする

し、工夫もするし、助け合うこともします。それこそ、政治、行政、マスメディ

アがしっかりとしていれば、“楽しい心豊な文化社会”を建設するのは、そ

れほど難しいことではなはずです」

                                         wpeC.jpg (50407 バイト)

 

「それにしても、50年前には、考えもしなかったことです...しかし、こ

のままでは“この地質年代の地球生命圏”そのものが、確実に沈没し

て行きます。

  過去の“種の大量絶滅”のように、小惑星の衝突によるものではあり

ません。46億年の生命進化の頂点で、初めて文明の暁を見た種族によ

る、“文明的な破壊”が進行しているのです...しかし、それではまさに、

文明を発祥させた意味が無いのです...」

                                

「私は、日本の人口は、緩やかに、自然な形で、減少していくのがいいと

思っています...ともかく、現在の延長線上には、豊で安定した日本の

社会というものは、無いということを知るべきです...

  私たちは、“少子化対策”以前の問題として、“この国の形”“正しい社

会の器”について、真剣に議論するべきです。ここが解決してくれば、将

来の社会保障制度などは、それほど難しい問題ではないはずで

す...」

                                          

                             <My weekly Journal 編集長/津田 真>

                                                                                       <11>  (2004. 9.29)

   その、理由が知りたい      

      マスメディアは何故、“国民生活の苦しさ”を伝えないのか

   この国家大混乱の折、何故、“国民的な大討論の場”を提供しないのか

     それは、この社会・国家の、“マスメディアの責務”のはずです

              

「マスメディアの中心である“テレビ”“新聞”で、現在の国民生活の苦

しさが、ほとんど見えてこないのは、何故でしょうか?

“暗いニュースはイヤ!”

“元気になる明るい話題がいい!”

 

  などと、いったい誰が決めたのでしょうか...また、これとは逆に、マ

スメディアは、今こそ、国民の側に立って、“国家大改造”に踏み切るべき

だと、何故、決断できないのでしょうか...その理由が、国民には分りま

せん...

  日本の国は今、重大な岐路に立たされています。日本の現状は、“戦

術的な努力”では、事態は一向に変って来ません。まさに、国民とマスメ

ディアが共に立ち上がる、“コペルニクス的転回”“戦略的な民主主義

社会の再編成”が渇望されています...」

 

「私は戦後生れの人間であり、戦争当時の事は、直接的には何も知りま

せん。しかし...当時のマスメディアは、軍政の支配下にあり、“大政翼

賛的な報道”に徹していたことは...しばしば聞いています。

 

  さて...最近の、マスメディアと国民との乖離に...

この大政翼賛的な報道の臭いを感じているのは、私だけな

のでしょうか...“真実を覆い隠す報道をしている”、と感じて

いるのは、私だけなのでしょうか...

 

  “マスコミ人”が最も嫌っている、“真実を覆い隠す報道”を、マスメディ

アは、この国家大混乱の今、何故、あえて行っているのでしょうか。むろ

ん、全てとは言いません。マスメディアは玉石混合ですから、色々あると

思います。

  しかし、では何故、“国民的な大討論の場”を、マスメディアの中で設

定して行かないのか。また、何故、“国民生活の苦しさ”を、そして“社会

全体を覆う不条理”を、マスメディアの場で真摯に討論して行かないの

か...

  マスメディアが、“国民から託されたその本来の責務”を、あえて実

行しないという重大な理由が、いったい何処にあるというのでしょうか?

国民主権の国家で、シビリアンコントロールがきかないということは、マス

メディアが、いつの間にか“この国の主権者”にでもなったと言うので

しょうか...」

 

“モラルハザードからの脱出国家体制の一新が渇望されて

いる現在...新聞も、NHKも、民放も、何故か“国民的な大討論”の場

を、進んで提供していません...かってはあったような、テレビでの大

討論も、最近はサッパリ見ることがありません...

  したがって、あえてそれを避けている観があります。それは、何故なの

か?今こそ、“マスメディアの真の責務”が問われています。

  国民生活も、時間と共に苦しくなり...忍耐も、もはや“限界”に達し

つつあります...その先には、何があるのでしょうか...私は、まさに

今こそ、立ち上がるべき時だと考えています...」

 

                             <My weekly Journal 編集長/津田 真>

 

index.1019.1.jpg (2310 バイト)                                                                                        <12>  (2004.10.24)

   小泉内閣の限界  次は ...

                                         

「国会議事堂に落雷したのが、2003年9月5日...国会議事堂に天

の雷”として、ここで取り上げました。その去年の秋から、今年の秋へ、

まさに天変地異が立て続けに襲い、私達に警告し続けているのではな

いでしょうか...

  10個という記録的な台風の上陸と、水害と土砂崩れの被害...そし

て休む間もなく、昨夜の新潟県中越地震...これもまた大災害であり、

何れも多数の死者を出しています。

                      (犠牲となられた方々、ご冥福をお祈りします)

  国会が機能不全に陥り...マスコミの国民との乖離と暴走...モラ

ルハザード...そして、社会システムの崩壊、...日本の国が未曾有

の大混乱のさなかに、これらの天変地異の連続です...

 

  天地有情...さすがに、この状況に、先祖の霊が、日本の大地の精

たちが、激しく警告しているのを感じます。この状況で、何も感じない

のであれば、よほどの鈍感ということでしょう。

  また、霊というような存在を信じないという人であっても、何か異常な事

態がこの国に起こっていることは、容易に感じ取れるのではないでしょう

か。日本は、非常事態に突入しています...」

           

「さて、こうした中で、小泉内閣では事態が悪くなる一方です。もはや、限

界を超えていて、これ以上は任せて置けない状況になっています...

  さて、それで、次の内閣ですが...本格的な政権交代や、政界再編

には、まだ時間がかかるようです...

 

  では、どうするか...うーむ...自民党の中から選ぶとすれば、誰が

適任か...1つ教訓があります。かって、ロッキード事件で政界が金まみ

れになり、田中・内閣が退陣した時です。

  その時は、自民党・副総裁の椎名悦三郎による“椎名裁定”により、三

鬼・内閣が誕生しました。田中角栄の対極にあった、クリーン・イメージ

の三鬼武夫が、日本の切札になりました。

  しかし、現在の混乱は、その当時の比ではありません。日本の国家形

成以来、未曾有の大混乱といわれます。まさに、社会がメチャメチャの状

態てす。さて、この混乱を乗り切る、端緒を切り開ける人はいるのでしょ

うか...

 

  うーむ...亀井静香...で、どうでしょうか...“警察官僚”上がりの

様で、“正義感”も強く、“油絵”をたしなみ、“情”もあるようです...まず

は、小泉さんの対極にある人ではないかと思います。

  いわゆる、中二階で、棚からぼた餅が落ちてくるのを待っている人たち

は、この乱の時代は、乗り切れないのではないでしょうかともかく、亀井

静香のような、やる気のある人が、ドンと船首に座っているべきでしょう。

ともかく、にらみを利かすだけで、世の中が静まるような人でなければなり

ません。

 

  私は、亀井さんの政策方針など、詳しいことは知りません。永田町の

ことも、全く分りません。ただ、人物を、直感で選択しました。

  今は、ともかく、国内体制をしっかりと固めることが、何よりも大事です。

憲法改正も、急ぐ必要は全くありません。地に足が着き、国が治まってく

れば、国際的地位などは、おのずとついてくるのです。空威張りは、戦前

への回帰でしかありません!」

                                           

                             <My weekly Journal 編集長/津田 真>

 

    index.1019.1.jpg (2310 バイト)                                                  <13>  (2004.  )

  国民が、決起すべき時!

      ウクライナのように!

               

「日本社会の混迷は益々深まり、解決の道筋さえ明確に示されていま

せん。いったい、どうするつもりなのか。これは、まず“政治の責任”であ

り、次に“マスコミの責任”です。そして最終的には、“国民自身の責任”

です...

 

  “政治”“マスコミ”が、腐敗の根源である以上、私たち“国民”が立

ち上がらなくては、まさにラチが開きません...

 

  あの“大統領選挙で不正”のあったウクライナのように、“巨大な不正

やインチキ”に対しては、国民全員が立ち上がらなければ、民主主義社

会は立ち行きません。日本は今、まさにその状況に来ています。

 

  12月14日、自衛隊の“イラク派遣の期限”がやって来ます。この時ま

でに、国民が立ち上がり、ウクライナのように、“国会”“マスコミ”に押し

寄せるべきです。

 

  最初は、1人1人が、ブラリと“国会”や“NHK”へ行き、“眺めているだ

け”でいいと思います。“赤か緑”“手袋”、あるいは“マフラー”なりを、

身に付けているといいと思います。100円ショップで売ってます。また、街

でも、強烈な抗議の意味で、“赤い手袋”をはめていると言うのは、どうで

しょうか。

  次に、野党などの先導で、大規模に集まり、大集会や、デモ行進をし、

自衛隊のイラク派遣を中止させるべきです。そして“小泉政権に、終止

符!”を打つべきです...社会民主党の福島瑞穂・党首が言っていまし

たが、もう国民に信用されていない小泉・政権は、“一刻も早く”退陣させ

るべきです。

 

  さて、次は、“日本一新”であり、“平成の維新”であり、“新・民主主義

社会の建設”です。“情報公開”“国民参加型・評価システム”“正しい

公平な富の再配分”が行われる、“21世紀型の新日本社会”の建設で

す。

 

  “明治維新”は、100年後まで、この国に繁栄をもたらしました。そして

今、“平成の維新”で、さらに100年先を見通した大改革をする時です。

 

  国民自身が、“燎原の火のごとく”立ち上がれば、“理想の新国家建

設”は、必ずできます。この国は、“国民主権”の、民主主義国家なのです

から...憲法改正も、この改革の中でやればいいのです。ドサクサの中

で、できるものではありません...

 

  それに、“若者の世代”に立ち上がって欲しいと思います。若いエネ

ルギーを、社会を変えるために燃やして欲しいと思います。この国は、い

ずれそっくり、“若者の世代”に受け継がれて行くわけですから...

 

      とにかく、“即・今”、行動を起す時です!

                                      ...」

     index.1019.1.jpg (2310 バイト)           house5.114.2.jpg (1340 バイト)

                                    <My weekly Journal 編集長/津田 真>

                 <14>  (2004.12.19)

“負け組”の 反撃開始!    

              ビール値上げ!   index.1019.1.jpg (2310 バイト)       

 

ビールが、実質に値上げになります。公正取引委員会が、独禁法によ

り、“リベート(割り戻し/販売促進などのために支払った代金の一部を、報奨として与えること)

禁止したということです...

  どういうことかと言うと、小売店の安売りに対し、ビール会社が卸値も

安くしていたということでしょうか。それを、公正取引委員会が、この国民

生活の苦しい折に、あえて禁止に踏み切ったと言うわけです...

  これでビール会社は、実質値上げをするわけです。しかし、その必要が

あるのでしょうか。また、厳格に法律を適用すると言うのなら、ビール会社

は、こうした折でもあり、定価を下げるべきです。それにしても、公正取引

委員会は、庶民の味方だと思っていたのですがねえ...」

 

「金持ちや企業に甘く、国民に対して大増税が始まろうとしている時に、こ

こでもまた、庶民の楽しみのビールの実質値上げです。これは、公正取引

委員会の名を借りた、小泉・政権の、“国民への弾圧”と私には映ります。

  発泡酒に対する課税強化とか、酒税全般の見直しとか、色々あったよ

うですが、ここでもまず最初に、国民に負担がかかってきました。そして、

同時にこれは、“更なる、国民への弾圧の始まり!”を意味します。小泉・

内閣は、国民生活の苦しさは理解しようとせず、モラルハザードは正そう

ともせず、物価の値上げに踏み切ってきたからです...」

 

「さて、この実質値上げで儲かるのは、もちろんビール会社です。ここでも

また、日本社会での“勝ち組”に“富が移動”し、“負け組”の生活は、また

1歩苦しいものになります。今、日本の社会で、基本的にこの流れが進行

しています...

  “富の寡占化”が進んでいるのです。そしてそれは、“新しい身分差別”

の社会を作り出します...いや、すでに出来つつあると言っていいでしょ

う...」

反 撃 開 始!       

             ビール会社を、1社、ぶっ潰す!     

 

「この小泉・政権の、国民に対する“弾圧の流れ”に対し...8割、9割の

国民...いわゆる“負け組”は、どう対処するか...ここは、企業業界

が結束して、組織的に動いているように、国民もまとまって動く必要があ

ります。

  私たち国民...一般庶民は...1人1人の力は微々たるものです。し

かし、それは“重力”のようなもので、まとまると宇宙をも支配する膨大な

になります。また、国民1人1人は、弱い光に例えることもできます。しか

し、弱い光も、波長をそろえ、集束すれば、強力な“レーザー光線”になる

のです...

  この、“重力”“レーザー光線”をアナロジー(類比)とし、この民主主義

国家における、“理想的な主権の行使”というものを、改めて考えてみる

べきです...国民に対する、“権力の側”の弾圧に対し、国民もまた戦略

的に対応する必要に迫られた、という事です...

  そこで...“国民主権”の小さな力を、“重力”のように集め、“レーザ

ー光線”のように集束して使うという事です。この民主主義の総意による

は、国民が覚醒している限り、もっとも確かな方策ような気がします。情

報公開と国民参加型の、“新・民主主義の力”です...」

 

                                  house5.114.2.jpg (1340 バイト)      

「  ...さて、この力を、どう使うか...“NHKの受信料の不払い運動”

は、NHKに地殻変動をもたらし、公共放送のあり方を問い直しています。

そこで、今回のビールの値上げに対しては、1社に的を絞り、買い控える

というのはどうでしょうか...

  キリン、アサヒ、サッポロ、サントリー...大手4社の内どれでもいいの

ですが...まあ、キリンでもいいでしょうか...“キリン・ビールを買い控

ことにより、ビール値上げの対抗手段とする”...ということです。私

たちは、ほとんど打撃を受けることなく、“強力な切札”になります。これ

が、“新・民主主義の力”です。

                         

  特に、キリン・ビールに“恨みつらみ”があるわけではありません。しか

し、これが、“国民の側の団体交渉戦略”です。しかし、場合によっては、

“会社を潰したってかまわない”と思います。ビール会社が、1会社なくなっ

ても、国民はそれほど困らないという事です。

  つまり、国民は、それだけの“力”と、そして“権利”を持っているという

ことです。これに対して、企業が国民に、常識と礼節を求めるなら、国民も

また企業に対し、社会的貢献を求めます。企業もまた、この国の社会的

存在である以上は、そのデザインはこの国の“主権者の総意”が影響す

るという事です」

 

                               

「さて...

  ビールを買う時に、一呼吸おいて、この“国民・消費者の戦略”を考える

かどうか...その小さな決定が、ビールの値上げを左右します。また、今

後の“国の形”も、左右します...

  本当に、キリン1社を潰されるというのであれば...ビールの大手4社

は、“リベート”分は価格に吸収できるはずです。

 

  次に“負け組”の戦略ですが...

  極端な話...国民が、“ホンダの車”を買い控えれば、巨大企業であ

るホンダでさえ、ぶっ潰すことが可能という事です。もちろん、私はホンダ

の車は好きですし、他意はありません。ただ、容易にそれを左右するほど

に、“主権者は、“真の力”を備えているという事です...

  まさに今、国民は従順でおとなしいだけでなく、結束して戦うべき時で

す。国民が結束すれば、“重力”のように、何者にも負けないのです。“レ

ーザー光線”のように、膨大なエネルギーを、1点に集束できるのです。

  逆に、企業は...国民がどうでもいいような、ほんの小さな揺らぎ

も、極めて敏感です。これからは、実質的にも、国民が主権者の国家を作

るべきです...」

       <My weekly Journal 編集長/津田 真>  wpe7.jpg (33769 バイト)